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【トップリーグカップ】

熱狂の大学選手権決勝から一夜明け、13日はトップリーグカップの順位決定トーナメント。この大会は、ワールドカップ準備のためトップリーグが短縮日程となったことを受け、試合数を補填するために企画されたものです。

リーチ選手や田中選手など、サンウルブズや日本代表、トップリーグと試合数の多い日本代表の主力選手はプロテクトされ、出場しません。一方、日本代表でも試合数のあまり多くない選手は出場します。

日本代表スコッドから外れた選手にとっては、ワールドカップでの日本代表入りへの貴重なアピールチャンスでもあります。

その一方で、外国人枠が撤廃される。いろいろな立場の選手が出場機会を得るわけです。

大会は11月に4チーム×4組のプール戦を行い、各組1位のグループは「1-4位決定トーナメント」に、2位グループは「5-8位決定トーナメント」……に進むというフォーマットです。

13日は各トーナメントの準決勝。

結果は以下の通りです。

■1-4位トーナメント(花園)

トヨタ自動車 22−15 パナソニック

サントリー 39−24 クボタ

■5-8位トーナメント(秩父宮)

東芝 45−22 キヤノン

神戸製鋼 37−35 NTTコム

■9-12位トーナメント(瑞穂)

NEC 20−14 豊田自動織機

リコー 51−19 ヤマハ発動機

■13-16位トーナメント(ミクニ)

コカコーラ 38−7 日野

ホンダ 49−26 サニックス

 

試合の映像は見ていないけれど、試合記録を見るといろいろな思いが伝わってくる気がします。

パナソニックは敗れましたが、藤田慶和選手が2トライを決めています。

サントリーではベテラン畠山健介選手が後半34分に交代でピッチに入ると35分に速攻トライ。

リコーの松橋周平選手、クボタの合谷和弘選手、NECの竹中祥選手がトライを決めていることにも、何か伝わってくるものがあります。

 

僕は秩父宮で東芝vキヤノンと神戸vNTTコムの2試合を取材しました。

東芝ではトップリーグ最年長40歳の大野均選手がラスト2分に途中出場。

僅かなプレー時間でしたが、ボールを持つと低い姿勢でボールキャリー。

現在は日本代表スコッドを外れていますが「現役でいる以上、ワールドカップでの代表入りは諦めていません。いまはまず、東芝で試合に出て勝利に貢献したい」

 

WTB伊藤真選手は膝やアキレス腱のケガが続き、久々の公式戦出場。

「公式戦のピッチに立ったのは3年ぶりです。ラグビーができるシアワセを感じました」

神戸製鋼のWTB今村雄太選手は今季、リーグ戦、順位戦、カップ戦を通じて初先発で、開始3分に先制トライ。

「去年膝を手術して、なかなか痛みが消えなくて、トレーニングを積み重ねていけないのですが、この頃やっと、痛みが出る頻度が減ってきました」と、久々のトライに笑顔をみせていました。

NTTコムのナキことマフィ選手は、日本代表復帰の可否はまだ闇の中ですが、ワールドカップへの思いについて聞くと

「それは目標にしている。行けると思ってトレーニングしている」と答えました。

トップリーグはすでにメインのトップリーグタイトルは神戸製鋼に、以下の順位も決まっています。ということで、カップ戦は一見、モチベーションの維持が難しいようにも見えますが、選手たちの話を聞いていると、選手たちにとっては「目の前の試合」ということで、あまり迷いはないのかな、という気がしました。

 

19日の決勝はサントリーvsトヨタ自動車。3位決定戦はパナソニックvsクボタ(秩父宮)

5位決定戦は神戸製鋼vs東芝、7位決定戦はNTTコムvsキヤノン(瑞穂)、

9位決定戦はリコーvsNEC、11位決定戦はヤマハ発動機vs豊田自動織機

13位決定戦はホンダvsコカコーラ、15位決定戦は日野vsサニックス(ヤンマースタ)

 

楽しみです!

 

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  • 【明大おめでとう!】

    大学選手権決勝、素晴らしい試合でした!

    明大の優勝は22年ぶり。

    福田キャプテンの胴上げです

     

    北島先生が亡くなった1996年度、黒襟のジャージーで戦ったシーズンに優勝して以来のことです。

    今の4年生は、そのトシに生まれた選手たちです。

     

    この間、たくさんの選手たち、監督・コーチ・スタッフの人たちがもがき、試行錯誤しながらも、勝利を目指してきました。

    今年のチームの勝利ではあるけれど、歴代の明大のみなさんみんなの思いを背負っての勝利だったと思います。

     

    それにしても、今年の4年生の結束力は本当に素晴らしかった。

    福田キャプテン、井上バイスキャプテンはじめ、忽那選手と松尾選手の両SO、スクラムを先頭で支えたPR祝原選手……、4年生の努力はもちろん素晴らしかったし、田中監督も素晴らしかった。

    1997年度、田中監督がキャプテンを務めたシーズンに敗れたところから、気がつけば22シーズンもの長き眠り。

    関東学院大との決勝、淵上選手のトライを最後まで追いかけていった田中選手が、国立の芝の上に座り込んでいた場面は忘れられません。

    こちらは田中監督の胴上げ

     

    うーん、いろんなことが巡り巡っているなあ。

     

    明治大学の皆さん、本当におめでとうございます!

     

    そして天理大学のみなさん、素晴らしい試合でした!

    特に島根キャプテンのプレーにはどれだけ賛辞を贈っても足りない。

    自ら挙げた2つのトライだけでなく、3つめのトライも島根選手のビッグゲインからでした。本当に、フルタイムのパフォーマンスでした!

    僕が見てきた大学ラグビー決勝の歴史の中でも、5本の指に入るんじゃないかな(といってから、素晴らしい試合はこれまでいっぱいあったなあと思うのですが…)

    突き放されてからの猛反撃、素晴らしかった。

    (裏返すと、そこまで追い上げられてしまう明治の明治らしさ、愛される明治らしさは健在だった、と言っていいのかどうか……)

     

    明治の復活への物語は、これからいろいろと書く機会があると思います。どうぞお楽しみに!

     

    素晴らしい試合を見せてくれた明治大学&天理大学のみなさん、本当にありがとうございました!

     

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  • 【花園準決勝】

     

    5日は全国高校ラグビー準決勝の取材で花園へ。

     

    1日の3回戦、3日の準々決勝は東京でチェックしていましたが、すごい試合の連続でした(敗れた天理も常翔も報徳も北陽台も素晴らしかった!)

     

    そしてこの準決勝。ここから花園はまた次のステージに入るんですね。いわば優勝をかけたファイナルステージ。

     

    そこで実現した試合のひとつが、宿命のライバル同士と表現していいでしょう、

    桐蔭vヒガシ。

    今回も凄い試合でした!

    序盤は桐蔭学園が17点を先行。

    そこに東福岡は、2年生の豪脚WTB志氣陸王選手の爆走を皮切りに次々とトライを奪い、易々と追いつき、ひっくり返し、後半7分には31-24と逆転します。

     

    対する桐蔭学園もすぐに反撃、後半10分にFL渡邉選手のトライなどで追いつきます。

    スコアは31-31。この数字は?

    2010年度、両校が引き分け両校優勝したときのスコアじゃないですか!

    この数字が並んだ時点で、 僕はちょっとうるうるしてしまいました(^^ )

     

    今季の桐蔭学園の選手たちは、小西主将はじめ、誰もが「桐蔭ファミリー」という言葉を使いますが、僕から見ても、松島選手や竹中選手や小倉選手や堀越選手や横山選手や山本選手や齊藤選手や細木選手や……歴代の桐蔭の選手たちの姿がいまの選手たちの姿に重なってしまいました。

    もちろん、同時に、東福岡のモスグリーンのジャージーにも布巻選手や藤田選手や木村選手や福井選手などOBも重なって見えました。


    試合は結局、桐蔭学園が46−38で勝利しましたが、戦いはともに素晴らしいアタックの応酬。60分が本当にあっという間でした。

    U18同士でここまで成熟したゲームメーク、判断ができるのかと本当に感心しました。両チームの戦った全員、このチームに関わった全員に感謝して、賛辞を贈りたいと思います。

    もう1試合、第1試合の大阪桐蔭v流経柏は、柏がちょっと疲れ気味に見えました。

    準々までの組み合わせも超タフだったし、それも含めて、初めての準決勝、4試合目を戦うのは、チームとして未体験ゾーンだったのでしょう。その中で、パワフルな大阪桐蔭を相手に前半は先制トライを奪い、突き放されても2点差まで迫った戦いぶりは本当に立派でした。

    葛西拓人主将は「日本一だけを目指していたので、チームの誰も満足していません」と話しました。

    「あそこでああしていれば…」という思いはっきっと残るでしょうが、この経験は間違いなくチームの財産になったはずです。本当にお疲れ様でした。

    振り返れば、どのチームもこのカベで苦しんで苦しんで、苦しみ抜いて、そこを突き抜けたチームだけが頂点にたどり着いています。その意味で、どうぞこの苦しみをエンジョイしてください!

    ロッカールームに戻ると、泣きじゃくる選手たちに相亮太監督は

    「ここでは泣くな、胸を張れ。泣くなら一人で泣け。

    ここでは日本一になれなかったけれど、大学、社会人になって、日本一になって、日本一になったら、その景色がどんなだったかを、感想を、オレに教えてくれ」

    と話しかけたそうです。

    そして、自分たちの涙も乾かないまま、シャワーも浴びないままのジャージー姿で、第2試合に臨む桐蔭学園の選手たちを、花道を作って送り出しました。

     

    これは間違いなく、桐蔭学園の選手たちの力になっていたと思います!

     

    花園の高校ラグビーはやっぱり面白い!

     

    さて7日の決勝は桐蔭学園vs大阪桐蔭のトーイン対決。大阪桐蔭は昨年に続く2度目の決勝進出での初優勝というスピード記録を目指します。他チームが何度も何度も跳ね返されてきたカベを、一度だけで飛び越えるという偉業を達成できるでしょうか?

    それとも桐蔭学園が、これまでチームで重ねてきた経験を活かして、初めての単独優勝を勝ち取るでしょうか。

     

    とてもとても楽しみです!

     

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  • 【2019年】

    遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

    いよいよ2019年の始まりです。

    ワールドカップイヤー。ラグビーイヤーの始まりです。

    日本のラグビー党にとって、いままで感じたことのないエキサイティングな1年になります。

    開幕までもう300日を切っているんですよね。

    あれもこれもやらなきゃいけない……そう考えると、やり残し、積み残しがいっぱいあることを突きつけられる。

    準備をしっかりやりつくして、万全の体制で迎える、ということは、僕にはどうやら無理そうだなあ。

    でも、アレが足りないコレができないということばかり言っていたら、何も出来ない。

    目の前のことしか見えていないけれど、「変えられるのは過去でも未来でもない、現在だけだ」という、五郎丸さんが何度もCMで言っていた台詞を思い出して(元はジョン・カーワンさんの台詞です、とゴローさん自身が公言していることですby『不動の魂』)

    コツコツ行きます。

     

    さて、2日は毎年のことですが仕事始め。

    大学選手権準決勝の取材でした。

    2試合とも凄い試合でした。

    第1試合は明大が31−27で早大を破りました。

    12月2日の早明戦から1ヵ月。奇しくも、全く同じスコアで、明大が早大に雪辱しました。

     

    勝負の分かれ目は後半15分過ぎ。

    早大の35フェイズにも及ぶ猛攻を守り切って攻め込んだ明大が相手ゴール前でPKを獲得。ここで、13−17と4点を追う明大は、ショットではなくスクラムを選択。

    「12月の早明戦では同じようなところのスクラムを押せずにペナルティーを取られて負けていたので、絶対に押して、FWでトライを取ろうと」とHO武井日向選手。

     

    田中澄憲監督は

    「選手に任せていました。セオリーからしたらショットだったかもしれないし、どっちが正しいとかいうことじゃないけれど、スクラムを選択したとき、明治らしいなと思いました。何か、嬉しかったですね」

    敗れた早大の相良南海夫監督は

    「こっちのミスもあったけれど、何よりも明大の気魄を感じました」

    味わい深いコメントはもうひとつ。「苦労して苦労してトライを取ったら、そのあとすぐ取られちゃう場面が2回もありましたね」と福田キャプテンに問うと「はい、それも明治らしいというか…でも決勝でそれをやったら負けてしまう。修正します」と苦笑い。

    もちろん勝負事だし、お互いにゼッタイ勝ちたいと思ってやっているんだけれど、互いに深いところでリスペクトしあっていて、自分たちのことも好きで、勝ち負けを超えているラグビー仲間のつながりを感じました。

     

    第2試合でも同じことを感じました。

    第2試合は天理大が29−7で帝京大を破りました。

    大学選手権9連覇を達成し、10連覇を目指していた絶対王者が敗れました。

    泣き崩れる選手たちに対し、岩出監督は

    「これまでたくさんの相手を泣かせてきたんだから、今日はしっかり泣け。

    そしたら胸を張れ」

    と声をかけたそうです。3日、新年最初のトーチュウ首都スポでお届けします!

     

    https://twitter.com/syutospo

    勝った天理大の小松節夫監督は

    「何年か前までは、関西として、打倒関東ということを意識していましたが、ここ何年かは『関東』とみるのではなく、打倒帝京、あるいは打倒東海と、具体的な相手として考えるようになりました」

    だけど関西のプライドはやはりあって

    「京産のキャプテンからも、立命館のキャプテンからも『がんばれよ』とメッセージをもらって、チーム関西という気持ちで戦いました」

    決勝進出によって、関西勢は来季の大学選手権出場枠が「4」に増えました。

     

    帝京大の竹山選手、菅原選手は、奈良の御所実出身。小中学生時代から対戦してきたライバルが天理大には島根主将はじめたくさんいたということで

    「同じ奈良育ちの良いライバルとして祝福したいし、決勝も勝ってくれと伝えました」

    良い言葉をたくさん聞けました。

     

    新しい1年が始まりました。

    2019年は、いままで以上にエキサイティングな年になるはず。

    今年もよろしくお願いします!

     

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  • 【花園2回戦】

    30日は花園の全国高校大会2回戦の取材でした。

    3つのグラウンドで16試合が行われる、ラグビー関係者にとって一番忙しい1日です。

    どのグラウンドでどんなことが起きているのか、把握できない、慌ただしい1日なのですが、それもまた楽しい1日。結果は以下の通りです。

     

    ●第1グラウンド

     ☆東福岡 69−3 関商工

     八幡工 24−14 徳島城東

     国学院栃木 28−12 日本航空石川★

     ★報徳学園 50−29 大阪朝鮮高

     ★黒沢尻工 17−12 静岡聖光学院

     

    ●第2グラウンド

     ★茗渓学園 27−0 新潟工

     ★長崎北陽台 71−0 鹿児島実

     ★中部大春日丘 53−17 札幌山の手

     岡山玉島 33−14 新田

     ☆大阪桐蔭 86−7 土佐塾

     

    ●第3グラウンド

     ★常翔学園 67−0 桐生第一

     石見智翠館 22−7 尾道

     ☆桐蔭学園 67−7 大分舞鶴

     ★流経大柏 53−0 早実

     京都成章 33−0 佐賀工★

     ★天理 43−5 岡谷工

    (☆=Aシード、★=Bシード)

     

    シード校が敗れる「番狂わせ」は2件発生。

    ノーシードの国学院栃木がBシードの日本航空石川を破り、ノーシードの京都成章がBシードの佐賀工を破りました。

    国学院栃木と日本航空石川は、2年前、逆の立場で対戦し、19−19で引き分け、抽選で日本航空石川が3回戦に進みました。いわば因縁のカード。国学院栃木は、当時の1年生が3年生になり、先輩たちの悔しさを晴らした形ですが、国栃の吉岡監督は「本当にシードのプレッシャーは大変だと思います。一昨年は立場が逆でした。私は今日はラクでした」と、シード校の重圧と戦った相手を気遣いました。

     

    そして京都成章は佐賀工に33−0で完勝。これには、そもそも京都成章がノーシードっておかしくない? という声があがっていました。1回戦の仙台育英戦は81−0でした(そこまでリードしておいて、試合の最後の約3分間は自陣ゴール前でボールキープを続けてタッチへ蹴り出すというトップリーグっぽいプレーをしていたくらいですから)。

     

    元日本代表CTB霜村誠一監督率いる桐生第一は常翔学園に0−67。

    79大会ぶり、82季ぶり出場の早実は流経大柏に0−53。

    1回戦でみごとな勝利を飾り、台風の目になるかと思われた2つの注目チームは、ともに優勝候補に名を連ねるBシードの強豪校に敗れました。

    この2試合で感じたのは、上位チームに油断がないこと。

    相手のことをしっかり研究して、油断せず、きっちり戦う。

    桐蔭学園もそうだったし、僕は直接見られなかったけれど、東福岡も、大阪桐蔭もそんな戦いぶりだったといいます。大アップセットには、上位チームの油断という要素がつきものなのですが……これでは番狂わせは起きないなあ(^^ )

    だからでしょう。桐生第一の霜村監督も、早実の大谷監督も、

    「ちゃんと準備したし、選手はよくやってくれたけれど、相手は想定以上にしっかり戦ってきた。隙がなかった。本当に強いですね」と口を揃えました。

    2人に共通していたのは、負けたけれど、すがすがしい感じ。

    力を出し切って、相手がもっと強かったのなら、ある意味それは仕方のないこと。

    だって、相手は自分たち以上に努力したから強いのであって、悔しかったらもっと努力してもっと強くなればいい――そんな、戦う者のモラルを感じました。

     

    きょうの花園はとてもとても寒くて、1回戦の時は8個だったカイロを急遽増量、両方の靴底、甲、足首、腿、おなかと背中、胸、両脇、首、そして両手に2個ずつ。合計、全身に18個体制で臨みましたが、それでも寒かった(笑)

     

    その寒さは、もしかしたら味方したのかもしれないな、岩手の黒沢尻工は17−12で静岡聖光学院に勝利。東北勢で唯一、年越しを果たしました。

     

    1月1日に行われる3回戦の組み合わせです。

    第1グラウンド

    10:30 ☆大阪桐蔭 v 岡山玉島

    11:55 ★天理 v 中部大春日丘★

    13:20 ★長崎北陽台 v 茗渓学園★

    14:45 ★流経大柏 v 京都成章

     

    第3グラウンド

    10:30 ☆桐蔭学園 v 石見智翠館

    11:55 ★常翔学園 v 黒沢尻工★

    13:20 ★報徳学園 v 国学院栃木

    14:45 ☆東福岡 v 八幡工

    (☆=Aシード、★=Bシード)

     

    どの試合も面白そうです!

     

    花園で懐かしい人と会いました。

    2人並んで観戦していたのは村田亙さんと竹ノ内弘典さん。

     

    2人は29年前の12月、当時行われていた関東大学交流試合で、リーグ戦優勝の専大のキャプテンvs対抗戦4位の明大のキャプテンとして対戦。試合は引き分けに終わり、抽選の結果、明大が大学選手権に進んだのですが……

     

    「あのときはオレが先に(封筒を)引いた」

    「いや、オレが先だった」

    「違う。オレだ」

    30年近くも経って、何をいまさら言い合いしてるんだか(笑)※2人のポーズにもご注目を(^^ )

     

    ラグビー仲間の友情というか、熱さというか、暑さというか、面白さを感じる年末の一コマでした!

     

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  • 【花園2日目】

    花園2日目は大忙しでした。

    トーチュウにレポートする身としては、関東勢を重点に取材するのですが、今年の1回戦は第1日に関東勢の出場はゼロ。つまり2日目に一斉に出てくるわけです。

    しかも、11時過ぎからの時間帯は、第1グラウンドで早実v名護、第2グラウンドで桐生第一v米子工、第3グラウンドで国学院栃木v若狭東と、関東勢3つが一斉にどん。

    まったく記者泣かせの日程です。

     

    ともあれ、第2日の結果です。

    早実 55−3 名護

    大分舞鶴 26−21 深谷

    石見智翠館 34−7 秋田中央

    尾道 40−12 本郷

    桐生第一 110−0 米子工

    静岡聖光学院 22−16 高鍋

    徳島城東 24−7 福島聖光学院

    大阪朝鮮高 29−14 日川

    国学院栃木 59−7 若狭東

    八幡工 14−12 朝明

    関商工 89−0 高松北

     

    メディア(主に東日本の)の注目を集めたのは早実と桐生第一です。

     

    早実は、No8相良キャプテンとWTB今駒選手が3トライずつ挙げるなど、9トライを奪い名護に大勝。

    スタンドには、今春早実を卒業した日本ハム清宮幸太郎選手の姿も。

    清宮幸太郎選手は、小学生の時はワセダクラブでラグビーをプレーしていました。

    (「2019年のラグビーワールドカップと、2020年のオリンピックの野球と、両方を目指せないかな」という言葉を僕も直接聞いたことがあります)。

    今駒選手は、小学校時代、ワセダクラブで一緒だったそうです

    (でも、清宮選手はでかかったこともあっていつも1個上のチームでプレーしていたので、今駒選手は一緒のチームにはならなかったそうです…)

     

    桐生第一は、初の花園の初戦でいきなり100点ゲームです。

    スコアはともかく、桐生第一のアタックには非凡なものを感じました。すべての局面で、選手が判断しているのがよく分かる。周りを見て、声を掛け合って、スペースを見つけてアタックしているんです。

    その感想を霜村監督に伝えると「僕もそう思いました。へえ、こんなことするんだ、と感心しながら見てました」とのこと。

    桐生のSO齋藤選手

     

    霜村監督の指導法は、選手に考えさせることだといいます。

    考えるように仕向ける練習メニューを作ったら、あとは選手に答えを探させる。

    言うは易し、行うは難しで、けっこう大変なことだと思いますが、それを実戦して、就任4年目で、明和県央、東農大二という先行ライバル2校を破っての花園で、初戦に大勝利。どこまで行ってくれるでしょうか、楽しみです!

     

    これによって、2回戦の組み合わせが決まりました。

    ●第1グラウンド

    9:30 ☆東福岡 v 関商工

    10:45 八幡工 v 徳島城東

    12:00 ★日本航空石川 v 国学院栃木

    13:15 ★報徳学園 v 大阪朝鮮高

    14:30 ★黒沢尻工 v 静岡聖光学院

     

    ●第2グラウンド

    9:30 ★茗渓学園 v 新潟工

    10:45 ★長崎北陽台 v 鹿児島実

    12:00 ★中部大春日丘 v 札幌山の手

    13:15 新田 v 岡山玉島

    14:30 ☆大阪桐蔭 v 土佐塾

     

    ●第3グラウンド

    9:00 ★常翔学園 v 桐生第一

    10:15 石見智翠館 v 尾道

    11:30 ☆桐蔭学園 v 大分舞鶴

    12:45 ★流経大柏 v 早実

    14:00 佐賀工 v 京都成章

    15:15 ★天理 v 岡谷工

    (☆=Aシード、★=Bシード)

    どの試合も楽しみですね!

     

    ちょっと寂しいのは、今大会、東北勢の元気がないことです。

    初日ですが、仙台育英は81−0で京都成章に大敗。

    ほんの10年ちょっと前は、毎年のように4強、8強に進んでいた名門が、そこまで苦しんでいるのは意外であり、切なくもあります。

    もちろん、ぼくなんかより、仙台育英を率いる丹野監督にはその思いが強い。

    「とにかく今の東北の状況を変えないといけない。そのために何ができるかといったら、まず今の自分たちを知ること。だから今日は、真正面から行かせて、チカラの差を実感させるようにしました」

    熱い言葉でした。

    そうきくと、81−0というスコアは、落ちきったどん底というよりも、次への第一歩なのかなと言う気もしてきました。

    「今年の1年生はたくさん入ったし、来年も入ってくれる。入試の推薦枠が変わって、採れるようになったし、留学生も採れそうです」と丹野監督。

    仙台育英はここまでおよそ12年間、推薦枠がほぼない中でも、頑張って連続出場をキープしてきました。

    東北の人は言い訳を嫌うので自分たちからは言いませんが、東北勢の不振と、東日本大震災は、きっと関係があるはずです。

    だけど、その経験はきっと、人を強くしたはず。

    艱難辛苦の時間を経て、再進撃を始める日も近そうです。

    東北勢の復活を心より祈ります!

     

    だから、まずは、30日に登場するシード校、岩手代表・黒沢尻工の進撃を祈ります!

     

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  • 【花園開幕!】

    朝の新幹線で大阪へ。

    今年も全国高校ラグビーの取材へやってきました!

    ワールドカップ仕様に改装なった花園ラグビー場での最初の大会。

    芝もフカフカです。

     

    開会式が終わると、まずはすっかり恒例となった女子の東西対抗。

    15人制になって4年目です。

    試合はキックオフから42秒。東軍が自陣でのターンオーバーからFB松田凜日選手がタックルにきた西軍CTB丸山珠季選手に強烈なハンドオフを見舞ってブレイク。

    西軍SO西村蒼空選手をギリギリまで引きつけて左WTB増田結選手へ鮮やかなラストパス。そのまま増田選手が走りきって、「新花園」での高校大会第1号トライを決めました!

    しかし西軍も負けてはいません。14分、WTB平田愛美選手のビッグゲインで相手ゴール前に攻め込むと、PKからさらに攻めてPR本田実選手がトライ。

    5−5で折り返した後半は、13分に東軍がゴール前スクラムから攻めて途中出場のWTB田島玲選手がトライ。東軍が10-5と勝ち越します。

    そして残り1分。自陣に攻め込まれた東軍でしたが、ターンオーバー。しかしここで蹴り返したキックがタッチに出ずに西軍がカウンター。ゴール前のPKからさらに攻めてNo8鈴木侑晏選手がトライ。

    途中出場の22番新野由里菜選手がコンバージョンを蹴り込み、西軍が12-10で劇的な逆転勝ちを飾りました。

     

    西軍は3年ぶりの勝利。花園の女子東西対抗、15人制になってからの対戦成績はこれで2勝2敗となりました。昨年は、東軍にサクラフィフティーンの津久井萌選手、小西想羅選手、加藤幸子選手、サクラセブンズのピート染谷瑛海選手らビッグネームが並んでいましたが、今年は東西の実力が拮抗、互いに引き締まった、連携の取れたディフェンスによって接戦になったという印象を持ちました。両チームの選手、コーチのみなさんに敬意を表します。

     

    試合が終わればこんな感じで一緒に記念撮影です!

    そして、こちらは東軍の集合!

    渡瀬あつ子さんミニライブ「楕円桜」熱唱!これも定着しました!

     

    さて、男子は1回戦8試合を消化。初日の結果は以下の通りです。

    土佐塾 31−12 青森北

    新田 80−19 山形中央

    玉島 26−5 旭川龍谷

    岡谷工 13−7 和歌山工

    札幌山の手 27−19 熊本西

    鹿児島実 45−14 魚津工

    新潟工 38−7 大津緑洋

    京都成章 81−0 仙台育英

     

    印象的だったのは、山形中央の戦いぶりです。

    山形中央は部員16人(他に女子マネジャーが4人)。リザーブは1人という陣容で花園へやってきました。

    実戦形式の練習もままならない中で懸命に強化を図ってきて乗り込んだ花園でしたが、新田に2トライを選考され、0-14となった7分、No8中川選手がトライ!

    その後、14-28となった前半26分には、自陣22m付近のスクラムからNo8中川選手が再びボールを持ち、相手陣22m線付近までビッグゲイン。さらにSO松沢選手のキックを追ってCTB堀選手がトライ。みごとなアタックでした!

    中川選手は、中学時代は野球をしていたそうですが

    「山形中央の野球部はけっこう各地の野球部で活躍していた選手が多くて、違うスポーツをやろうかなと思って、最初はハンドボール部を見学したけどピンとこなくて、そのあとラグビー部を見学したら楽しそうだった」とラグビー部へ。

    「高校から始めた僕でも花園でトライを取れたし、楽しく試合ができたし、山形中央でラグビーをやってよかった」

    なんか、ジンとくる試合でした。

     

    札幌山の手は5年ぶりの花園での勝利。

    今年は9月の地震を乗り越えての花園出場でした。

    佐藤監督に「地震のときは大変なこともあったでしょうね」と聞くと

    「停電になって、寮の冷凍庫の食料が全部溶けちゃって…」

    それは大変でしたね、と聞くと……

    「知り合いの農家の方のところへ行って、みんなで収穫させてもらって、解凍された肉を使って大BBQ大会をして、それでチームが盛り上がったんです」

    地震→停電→冷凍食品の解凍→宴会

    というストーリーは、東日本大震災の被災地でもよく聞いたなあ。

    もちろん、地震で大変な思いをして、今も苦しんでいる方がたくさんいらっしゃることは肝に銘じておかないといけないけれど(それは今年7月の大阪の地震や、もう7年半も前となった東日本大震災の被災地の方も同じです)、震災をそうやって笑って乗り越えた選手たちが、花園で勝利を掴んだ、という物語は、聞くだけでなんだかハッピーな気分になります!

     

    花園大会、あす28日は1回戦残り試合が行われます。

    注目チームが続々登場します!

     

    【釜石ナイト!ご来場ありがとうございました!】

    26日は今年最後の釜石ナイト@高田馬場ノーサイドクラブ。

    今回もたくさんの方々にご来場いただきました!

    来年も、釜石&東北&ラグビーを愛する方々との」交流基地として、釜石ナイトは続けていこうと思っております。

    本年はありがとうございました!&来年もよろしくお願いいたします!

     

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  • 【トップリーグ入れ替え戦】

    トップリーグ入れ替え戦はサニックスが75−0で栗田工業を、日野が21−11で近鉄を破って残留しましたが、残る2試合は三菱重工が31−7で豊田自動織機を、NTTドコモが33−24でコカコーラを破って昇格を決めました。ドコモは2季ぶり、重工は12季ぶりのTL復帰です。どのチームにも応援している選手がたくさんいるので、入れ替え戦はどんな結果になっても切ないですが、そんな残酷な試合だからこそ、試合後の表情にジンとくることがあります。日野の村田選手、佐々木選手が近鉄のトンプソン選手と健闘をたたえ合う姿に胸が熱くなりました。

     

    レッドハリケーンズそしてダイナボアーズのみなさん、昇格おめでとうございます!

    個人的には、ドコモの秦一平選手、小樋山樹選手、重工の土佐誠選手、小野寺優太選手のプレーをまたトップリーグで見られるのが嬉しいです!

     

     

    もうひとつ、僕が気になっていたのは女子関東大会第2日。

    第1試合は日体大が34−7でアルカス八戸アルテミスターズを破り、

    第2試合は龍ヶ崎グレースが34−0でフェニペガルーヴを破りました。

    アルカス八戸アルテミスターズは、サクラフィフティーンズのFW勢をズラリと並べていて、日体大も苦戦するかなと思ったのですが、日体大は隙のない戦いを見せたようです。グレースの戦いぶりといい、いつも一緒に練習している単独チームの強さを思い知るような結果でした。

     

    RUGBYJAPAN365にて、大学選手権準々決勝、劇的な幕切れとなった早慶対決のフォトレポート&会見レポートをUPしております!

    「残り30秒からの猛攻。早稲田が劇的な逆転劇で慶應に勝利し準決勝進出」

    1

    https://rugbyjapan365.jp/%E5%A4%A7%E5%AD%A6/%E6%AE%8B%E3%82%8A30%E7%A7%92%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E7%8C%9B%E6%94%BB%E3%83%BB%E6%97%A9%E7%A8%B2%E7%94%B0%E3%81%8C%E5%8A%87%E7%9A%84%E3%81%AA%E9%80%86%E8%BB%A2%E5%8A%87%E3%81%A7%E6%85%B6%E6%87%89%E3%81%AB%E5%8B%9D%E5%88%A9%E3%81%97%E6%BA%96%E6%B1%BA%E5%8B%9D%E9%80%B2%E5%87%BA

     

    このところ、ブログを全然更新できずにいたのですが、RUGBYJAPAN365で大好評連載中の「大西将太郎プレゼンツ しょっさんの 大好き海外ラグビー!」第55弾、

    「素晴らしかった神戸製鋼の選手たちのポジショニングの速さ。

    入場時の作業着姿にも感動。下位トーナメントも熱い試合でした。

    入れ替え戦の注目は日野vs近鉄、どっちも勝たせたい…」

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    ちょっとネタが古くなってしまいましたが、よろしければどうぞお読み下さい!

    https://rugbyjapan365.jp/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%A0/%E7%B4%A0%E6%99%B4%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%A5%9E%E6%88%B8%E8%A3%BD%E9%8B%BC%E3%81%AE%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%AE%E9%80%9F%E3%81%95%E3%80%82%20%E5%85%A5%E5%A0%B4%E6%99%82%E3%81%AE%E4%BD%9C%E6%A5%AD%E7%9D%80%E5%A7%BF%E3%81%AB%E3%82%82%E6%84%9F%E5%8B%95%E3%80%82

     

     

     

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  • 【RUGBYJAPAN365更新情報】

    ラグビー専門WEBマガジン、RUGBYJAPAN365より更新情報です。

     

    会員専用プレミアムページにてご好評頂いております、大西将太郎さんプレゼンツ

    「しょっさんの 大好き海外ラグビー!」第54弾

    今回は国内編です。

    トップリーグプレーオフ兼日本選手権の準決勝レビュー&決勝プレビュー。

    関西ラグビーの熱気が蘇った神戸対トヨタの準決勝。 決勝は世界最高の司令塔とそれを支えるSH対決にも注目!

    https://goo.gl/J7voav

    準決勝の勝負を分けたポイントと、決勝の勝負を分けそうなポイントについて、大西さんが解説してくれています。

    それと同時に、日本で最高の試合である決勝と、まったく同じ時間にたくさんの試合が行われるという事実について、これも大西さんならではのラグビー愛に貫かれた疑問の言葉が述べられています。

    ワールドカップを控えているので…という言葉で、あらゆることが不問or先送りにされる現象が近年の日本ラグビー界を覆っているように思えますが、大西しょっさん、しっかり疑問を投げかけています。

     

    実はもうひとつ、理解できない出来事があります。

    先日のことです。

    「ラグビーワールドカップ2019日本大会 公式ボランティア「TEAM NO-SIDE」インタビュー・ロードショー東京会場」

    の取材案内という連絡をいただきました。

     

    2019年ワールドカップのボランティアに応募されたみなさんにインタビューできるのはとても貴重な機会だと思いましたが、この時間設定をみて唖然としました。

    この、日本で最高の試合である、トップリーグファイナルの行われるまったく同じ時間帯なのです。

    残念という域を超えています。

    僕らは取材に行かなければそれまでのことですが、ボランティアに応募して、この時間に面接を指定された人は、この決勝を見に行けないわけですね。

    全員とは限らないにせよ、RWC2019のボランティアに応募する人はラグビー好きな人が多いだろうと思うし、そうでない人が応募してくれたとしても、ボランティア経験を通じてラグビーを好きになってもらいたいと思います。

    どこでどんな人が物事を決めているのか、何が何だか全然分かりません……。

     

    【女子関東大会記事UPしました!】

    気を取り直してと。

    RUGBYJAPAN365にて、先日行われた女子15人制関東大会のフォトレポートをUPしました!

    関東女子ラグビー(15人制)大会が開幕。5チームによる熱き戦い

    https://goo.gl/sTeFZM

    先日のブログでもちょっと触れましたが、今回の関東大会では、負傷から復帰した選手や、海外留学から帰国して久々の国内登場となった選手がたくさんいました。

    平野恵里子選手はオーストラリアから、

    鈴木実沙紀選手はニュージーランドからの留学帰り。

    かわったところでは、江渕まこと選手はタイに留学していました。

     

    ケガから復帰した選手も、僕が聞いただけでも田中彩子選手、塩崎優衣選手、佐藤優奈選手、津久井萌選手……、きっと他にもいたはずです(取材不足で申し訳ありませんが……)。みな、2021年の次回女子15人制ワールドカップを見据えて、留学したり、ケガの根本治療に踏み切ったりしたのでしょう。チームを移った選手もたくさんいます。

     

    いろいろな思いを持って、大会に臨んだ選手たちの姿を、写真から汲み取っていただければ幸いです!

     

    【寺田選手が陸上に復帰!】

    もうひとつニュースが入ってきました。

    元陸上競技100mハードル女王で、東京五輪を目指すべく7人制ラグビーに転向していた寺田明日香選手が、陸上競技への復帰を自信のSNSで発表しました。

    ラグビー党としては、あのスピードを逃すのは残念という思いも少しはありますが、むしろ、祝福したい思いの方が強いです。

    寺田選手には、ラグビーに転向して以降、何度も取材させていただきました。

    五輪に出て活躍したいというとても強いモチベーションと、勝利への強い欲求は、それまでの女子ラグビー選手とはちょっと違うものがありました。

    振り返ると、太陽生命シリーズの2戦目となった2017年東京大会でのケガが大きなターニングポイントになったのかもしれません。そういう意味では不本意なところもあるかもしれませんが、ラグビーへの挑戦で得たフィジカルの強さは、きっと寺田選手を新しいステージに引き上げただろうと思います。

    寺田選手が目指すのは100mハードルと4×100mリレーだそうです。

    東京大会の陸上競技で活躍する寺田選手の姿を楽しみにしております!

     

    また、ラグビー界にとっても、寺田選手が残してくれたこともあると思います。

    僕自身に関して言えば、寺田選手のケガ以降、他競技から転向した選手やその指導者に対しては「トライする練習をしてね」と、余計な口出しかもと思いつつ、伝えるようになりました。

     

    ムダな経験などひとつもない。

    他競技から転向した選手が、過去の経験を活かしているのと同じですよね。

    寺田選手、ラグビーで得た経験を活かして、活躍してください!

    応援しています!

     

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  • 【サントリーvsヤマハ 名勝負!】

    12月はラグビー月間です。

    特に今年は、来年のワールドカップに向けてトップリーグが短縮日程となったため、史上最も早い12月15日に決勝が行われる日程となり、まあ慌ただしいことなんの。

    8日はトップリーグの順位決定トーナメント準決勝、兼日本選手権準決勝でした。

    僕は秩父宮でサントリーvsヤマハ発動機の一戦を取材しましたが……素晴らしい試合でした!

    サントリーがルーキーWTB尾崎選手のトライで先制すると、ヤマハはCTBタヒトゥア、WTBラブスカフニ、トゥイプロトゥというBKのパワフルランナーにボールを集めてパワフルにトライを重ね、一時は22-10までリードを広げます。

    そこからサントリーが盛り返して25-22と逆転。

    しかしヤマハはタイムアップのホーンにあわせて五郎丸選手が同点PGを成功。

    サドンデスの延長戦に突入します。

    トップリーグでの延長戦は、2015年度の7-8位決定戦(近鉄vNTTコム@瑞穂)で一度あったのですが、優勝を争うメイントーナメントでは初めて。

    サントリーのキックオフをヤマハが必死につないで攻め返しますが、反則せずに守り続けるサントリーの堅守に我慢しきれなくなったヤマハSO清原選手がハイパント。このキックがやや深く、チェイスが薄くなったところを、サントリーFB松島選手がみごとなカウンターアタック。パスを受けたHO中村駿太選手がヤマハFLクワッガ・スミス選手のタックルを受けたところでホールディングの反則を誘い、ギタウ選手が正面42mのサヨナラPGを決めました。

    ファイナルスコアは28-25でサントリーの勝利で終わりましたが、素晴らしい試合でした。スリリングで、時間を忘れて、寒さを忘れて、16時キックオフで締め切り時間が迫ってくることも忘れてしまいました(笑)。

    両チームの選手のみなさん、チームを支えたスタッフや関係者のみなさんに、深く敬意を表したいと思います。

    15日の決勝は、トヨタ自動車を破った神戸製鋼との対戦となりました。

    サントリーが勝てば、チームにとってトップリーグでも日本選手権でも初の3連覇。

    神戸製鋼にとっては、トップリーグ元年の2003年度以来15年ぶり、日本選手権は2000年度にサントリーと引き分け両者優勝して以来18年ぶりの優勝となります。

    歴史的な試合になりますね。

    見所は、なんたって、ギタウvsカーターのSO対決!

    ワラビーズ103キャップvsオールブラックス112キャップ、ブランビーズvsクルセーダーズでも、数え切れないほど対戦してきた世界のスーパースター同士のトイメン対決が、日本で実現します!

    楽しみしかありません!

     

    トップリーグ 8-9日の結果は次の通りです。

    【1−4位決定戦 兼 日本選手権】

    サントリー 28−25 ヤマハ発動機

    神戸製鋼 31−19 トヨタ自動車

    【5−8位決定戦】

    NTTコム 36−13 クボタ

    パナソニック 35−26 リコー

    【9−12位決定戦】

    NEC 47−26 東芝

    ホンダ 40−14 キヤノン

    【13-16位決定戦】

    日野 40−36 コカコーラ

    サニックス 32−31 豊田自動織機

     

    モチベーションの難しい中で試合に臨んだチームもたくさんあったと思います。優勝が消えた時点で、あるいは入れ替え戦を回避した時点で、モチベーションが落ちてしまったチームもあったかも。

    最終節、優勝の消えた各チームはどんな戦いを見せてくれるでしょうか。

     

    【大学入れ替え戦】

    今週末は大学各リーグの入れ替え戦も行われました。

    ・関東リーグ戦グループ

    専大 42−24 東洋大

    中大 47−29 関東学院大

    ・関東対抗戦グループ

    日体大 74−7 明学大

    成蹊大 19−12 立大

    関東の両グループはすべて上位が残留しました。

    ・関西大学

    関西大 29−31 摂南大

    大体大 39−10 龍谷大

    摂南大が、2季ぶりのAリーグ復帰を決めました!

     

    【女子15人制関東大会】

     

    女子15人制の関東大会が開幕しました。

    第1節は9日、千葉の麗澤高校グラウンドで行われました。

    日体大女子 50−5 Sweets(横浜TKM・北海道ディアナ・湘南ベルマーレ)

    アルテミ・アルカス・八戸 46−10 フェニペガルーヴ(東京フェニックス・千葉ペガサス・ブレイブルーヴ)

    連覇&セブンズとの2冠制覇を目指す日体大、快勝発進です!

     

    日体大の山本実キャプテンはこの日が22歳の誕生日。

    トライも決め、ゴールキックも8回蹴って7回成功というハイアベレージ!

    ダブルでおめでとうございます!

    お誕生日おめでとう!ということでニッコリショット!

     

    敗れたSweetsで唯一のトライを決めたのは、当ブログではおなじみ、釜石出身の平野恵里子選手!

    試合後は、釜石出身の後輩、日体大の柏木那月選手とノーサイド。

    「アルテミ・アルカス・八戸」は混成チームながら、スタートの15人はすべて横河武蔵野アルテミスターズのメンバーでした。チーム創設から1年で、この陣容。

    「去年の今ごろは3人でしたからね」とPR南早紀キャプテン。

    後半には2017年ワールドカップでドリームチーム入りした津久井萌選手も登場。

    実は津久井選手、そしてフェニペガルーヴのキャプテン、塩崎優衣選手は、ともにケガからの復帰戦でした。

    塩崎選手のキック&チェイス&ピックのトライはみごとでした!

     

    2021年ワールドカップを目指す女子15人制メンバーの戦いも目が離せません!

    女子15人制関東大会の第2節は12月23日(日)、

    第1試合=日体大vsアルテミ・アルカス・八戸(12:00)

    第2試合=フェニペガルーヴvs龍ヶ崎グレース(13:45)

     

    日本ラグビー、どのカテゴリーも楽しみですね!

     

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  • プロフィール

    20110608-otomo.jpg

    大友信彦
    (おおとものぶひこ)

    1962年
    宮城県気仙沼市生まれ


    早稲田大学第二文学部卒業。
    1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』で活動。
    '87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

    ラグビー専門ウェブマガジンRugbyJapan365スーパーバイザー。

    『再起へのタックル』(洋泉社)
    『ザ・ワールドラグビー』(新潮社)
    『奇跡のラグビーマン 村田亙』(双葉社)
    『釜石ラグビーの挑戦』(水曜社)

    など著書多数。

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