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【大学選手権決勝】

大学選手権決勝、素晴らしい戦いでした。

帝京大33-26東海大。

帝京大、8連覇おめでとうございます。

立ち上がりに14点をリードされてもまったく動揺せず、みごとな戦いぶりでした。

 

東海大も立派でした。紙一重でした。

無敵の帝京大に挑んだ挑戦者の中で最も食い下がったと思います。

 

悔しさ、納得できない判定……いろいろあったろうけれど、試合後の両チームの姿は爽やかでした。

互いに相手をリスペクトしていたことがよく伝わってきました。

 

試合後、帝京大の胴上げを遠く見つめる東海大の選手たち。

この光景を目にやきつけて、新しい挑戦が始まるのでしょう。

 

 

できれば、もっといい芝の上で、気持ちよくプレーさせてあげたかったな。

 

決勝点となった帝京大・竹山選手のトライの判定は微妙でした。

でもレフェリー個人を責めるのは違うと思います。

今のレフェリーはTMOのある生活が日常です。

微妙な場面は自分で決めずにTMOで決めてもらうのが通常。

TMOなしで試合をさばくのは、喩えるなら、今のドライバーがカーナビなしで運転するようなもの、

というか、靴を履かずに砂利道を歩くようなものかも。

TMOの予算がないなら、せめてセブンズのようなインゴールジャッジを置けば済むのに。

……と思うけれど、TMOに慣れすぎた人には、それも酷かな。

 

だけど、その判定だけで勝負が決まったわけではありません。

帝京大は劣勢な状況を作り変えて勝てるほど強かったし、東海大は自分たちの強みを出す展開に持ち込めなかった。

どちらにも自分たちの時間があり、苦しい時間があり、それを80分戦った結果がこのスコア。

それが分かっているから、試合後の両校の選手たちは爽やかだったのでしょう。

 

全部ひっくるめて、素晴らしい決勝戦でした。

 

帝京大も東海大も立派でした。

素晴らしい80分間をありがとうございます。

 

帝京大が、これからどんな、さらなる高みを目指すのかに期待します。

そして東海大には、不屈の魂を。

そして「できるまでやればできる」の言葉を捧げます。

 

 

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  • プロフィール

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    大友信彦
    (おおとものぶひこ)

    1962年
    宮城県気仙沼市生まれ


    早稲田大学第二文学部卒業。
    1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』で活動。
    '87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

    ラグビー専門ウェブマガジンRugbyJapan365スーパーバイザー。

    『再起へのタックル』(洋泉社)
    『ザ・ワールドラグビー』(新潮社)
    『奇跡のラグビーマン 村田亙』(双葉社)
    『釜石ラグビーの挑戦』(水曜社)

    など著書多数。

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