ツールドラグビートップへ

【日本代表、ロシアに苦戦の末に勝利!】

英国時間の24日は、グロスターにて、日本vsロシアのテストマッチ取材でした。

試合は……やっぱりテストマッチですね。簡単に勝てる試合なんてない。そのシンプルな鉄則を改めて思い知りました。やっぱり、試合前の練習からロシアは気魄がみなぎってたもんなあ。

 

試合はロシアが接点で日本にプレッシャーをかけ、反則を拾ってはPGを重ねてリードする。日本は後半に逆転勝ちしましたが、勝ち越したのは後半32分。ヒヤヒヤの展開でした。

32−27、5点差の勝利でした。

ロシアとは6回目の対戦ですが、これまでは

2002 ○59−19(国立)

2003 ×34−43(秩父宮)※スーパーパワーズカップ

2004 ○29−12(国立)※スーパーパワーズカップ

2010 ○75−3(秩父宮)

2013 ○40−13(コルウィンベイ)

今回の32−27 はカード史上2番目の大量失点、5点差も、勝ち試合の中では最少差です。

 

日本としては、来年のワールドカップに向け「もう日本には絶対かなわないとすり込ませたい」と圧勝を狙った試合でしたが、そうはならなかった。

苦戦の原因はいろいろあると思います

ロシアがプレッシャーをかけてきて、球出しのテンポが遅れた

ロシアのディフェンスが分厚くて重くて、接点で思うように前に出られなかった

もちろんそのくらいのことは想定していたはずですが、そこにつけこむための速攻の精度がちょっと低かった。

試合後のミックスゾーンでのコメントを聞いていて、コーリングの精度が低かったのかな? という印象を持ちました。外からの情報をどう伝えるのか。そのへんが、いつもできていると思ってたことがいつも通りにはできない。ということがよくあるわけですね。かといって、同じメンバーですべての試合を戦いきれるわけでもない。そのへんの手当がこれから間に合うかどうかがカギになるのだと思います。

 

ロシアはやっぱり強敵です。というか、ロシアの唯一の武器が、一番はまりやすい相手が日本なんですね。以前、日本がアメリカを苦手にしていたのと同じ構図です。

日本が強くなったといっても、ちょっとスキがあったり、コンビネーションに未成熟なところがあると、こういう相手にも、たやすく苦戦してしまう。

今回は(今回も)リーチ主将の神がかり的な活躍で救われたけれど、日本は手痛いレッスンを積んだということかな。

 

試合後のジェイミーHC&リーチ主将のコメントはRUGBYJAPAN365にUPされておりますので、そちらへどうぞ。

 

リーチ選手

https://goo.gl/KZQNSz

「新しい課題が出てきたことは大きな収穫」ロシア戦試合後コメント・リーチ マイケル

ジェイミーHC

https://goo.gl/trGcbe「課題は山積み。勝ち切れたことは成熟の証」ジョセフHC・ロシア戦試合後コメント

フォトレポート
ロシア戦フォトレポート・未知の相手を前に後半勝ちきったジャパンの成長

https://goo.gl/xnnHm9

 

 

「この展開でも勝ちきったのは大きい」というジェイミーの言葉はその通りだと思いますが、来年のワールドカップで8強という目標を掲げているのに、そのレベルで喜んではいられませんよね。

日本代表、ここから「8強」を目指すなら、これまで以上のハードワークが必要になりそうです。というか、それがより明確になったのかな。試合のことやツアーのことは、改めて365、トーチュウ、ナンバーなどで書こうと思います。

 

 

ということで、朝グロスターからチェルトナムまで移動して、これからバスでヒースローへ。グロスターへは2013年、2015年に続く3度目の訪問。チェルトナムにはその2度とも来たけれど、町の中までは行っていなかったので、町を見たのは初めてです。チェルトナムは、ジャパンが2015年に合宿したウォリックを大きくしたような、古くからの英国の雰囲気が残る、居心地の良い町でした。

コッツウォルズの丘を縫ってヒースローへ。

結局今回はロンドンの市内に入らずに帰国となります。

普通の観光で訪れるみなさんとは英国の印象が全然ちがいますね…

 

日本代表のみなさん、とりあえずはお疲れ様でした!

 

 

JUGEMテーマ:ラグビー

日本ラグビーの今が読めるラグビー専門ウェブマガジン


  • プロフィール

    20110608-otomo.jpg

    大友信彦
    (おおとものぶひこ)

    1962年
    宮城県気仙沼市生まれ


    早稲田大学第二文学部卒業。
    1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』で活動。
    '87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

    ラグビー専門ウェブマガジンRugbyJapan365スーパーバイザー。

    『再起へのタックル』(洋泉社)
    『ザ・ワールドラグビー』(新潮社)
    『奇跡のラグビーマン 村田亙』(双葉社)
    『釜石ラグビーの挑戦』(水曜社)

    など著書多数。

    月別アーカイブ

    書籍紹介

    バックナンバー

    サイト内検索

    links

    others