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【サントリーvsヤマハ 名勝負!】

12月はラグビー月間です。

特に今年は、来年のワールドカップに向けてトップリーグが短縮日程となったため、史上最も早い12月15日に決勝が行われる日程となり、まあ慌ただしいことなんの。

8日はトップリーグの順位決定トーナメント準決勝、兼日本選手権準決勝でした。

僕は秩父宮でサントリーvsヤマハ発動機の一戦を取材しましたが……素晴らしい試合でした!

サントリーがルーキーWTB尾崎選手のトライで先制すると、ヤマハはCTBタヒトゥア、WTBラブスカフニ、トゥイプロトゥというBKのパワフルランナーにボールを集めてパワフルにトライを重ね、一時は22-10までリードを広げます。

そこからサントリーが盛り返して25-22と逆転。

しかしヤマハはタイムアップのホーンにあわせて五郎丸選手が同点PGを成功。

サドンデスの延長戦に突入します。

トップリーグでの延長戦は、2015年度の7-8位決定戦(近鉄vNTTコム@瑞穂)で一度あったのですが、優勝を争うメイントーナメントでは初めて。

サントリーのキックオフをヤマハが必死につないで攻め返しますが、反則せずに守り続けるサントリーの堅守に我慢しきれなくなったヤマハSO清原選手がハイパント。このキックがやや深く、チェイスが薄くなったところを、サントリーFB松島選手がみごとなカウンターアタック。パスを受けたHO中村駿太選手がヤマハFLクワッガ・スミス選手のタックルを受けたところでホールディングの反則を誘い、ギタウ選手が正面42mのサヨナラPGを決めました。

ファイナルスコアは28-25でサントリーの勝利で終わりましたが、素晴らしい試合でした。スリリングで、時間を忘れて、寒さを忘れて、16時キックオフで締め切り時間が迫ってくることも忘れてしまいました(笑)。

両チームの選手のみなさん、チームを支えたスタッフや関係者のみなさんに、深く敬意を表したいと思います。

15日の決勝は、トヨタ自動車を破った神戸製鋼との対戦となりました。

サントリーが勝てば、チームにとってトップリーグでも日本選手権でも初の3連覇。

神戸製鋼にとっては、トップリーグ元年の2003年度以来15年ぶり、日本選手権は2000年度にサントリーと引き分け両者優勝して以来18年ぶりの優勝となります。

歴史的な試合になりますね。

見所は、なんたって、ギタウvsカーターのSO対決!

ワラビーズ103キャップvsオールブラックス112キャップ、ブランビーズvsクルセーダーズでも、数え切れないほど対戦してきた世界のスーパースター同士のトイメン対決が、日本で実現します!

楽しみしかありません!

 

トップリーグ 8-9日の結果は次の通りです。

【1−4位決定戦 兼 日本選手権】

サントリー 28−25 ヤマハ発動機

神戸製鋼 31−19 トヨタ自動車

【5−8位決定戦】

NTTコム 36−13 クボタ

パナソニック 35−26 リコー

【9−12位決定戦】

NEC 47−26 東芝

ホンダ 40−14 キヤノン

【13-16位決定戦】

日野 40−36 コカコーラ

サニックス 32−31 豊田自動織機

 

モチベーションの難しい中で試合に臨んだチームもたくさんあったと思います。優勝が消えた時点で、あるいは入れ替え戦を回避した時点で、モチベーションが落ちてしまったチームもあったかも。

最終節、優勝の消えた各チームはどんな戦いを見せてくれるでしょうか。

 

【大学入れ替え戦】

今週末は大学各リーグの入れ替え戦も行われました。

・関東リーグ戦グループ

専大 42−24 東洋大

中大 47−29 関東学院大

・関東対抗戦グループ

日体大 74−7 明学大

成蹊大 19−12 立大

関東の両グループはすべて上位が残留しました。

・関西大学

関西大 29−31 摂南大

大体大 39−10 龍谷大

摂南大が、2季ぶりのAリーグ復帰を決めました!

 

【女子15人制関東大会】

 

女子15人制の関東大会が開幕しました。

第1節は9日、千葉の麗澤高校グラウンドで行われました。

日体大女子 50−5 Sweets(横浜TKM・北海道ディアナ・湘南ベルマーレ)

アルテミ・アルカス・八戸 46−10 フェニペガルーヴ(東京フェニックス・千葉ペガサス・ブレイブルーヴ)

連覇&セブンズとの2冠制覇を目指す日体大、快勝発進です!

 

日体大の山本実キャプテンはこの日が22歳の誕生日。

トライも決め、ゴールキックも8回蹴って7回成功というハイアベレージ!

ダブルでおめでとうございます!

お誕生日おめでとう!ということでニッコリショット!

 

敗れたSweetsで唯一のトライを決めたのは、当ブログではおなじみ、釜石出身の平野恵里子選手!

試合後は、釜石出身の後輩、日体大の柏木那月選手とノーサイド。

「アルテミ・アルカス・八戸」は混成チームながら、スタートの15人はすべて横河武蔵野アルテミスターズのメンバーでした。チーム創設から1年で、この陣容。

「去年の今ごろは3人でしたからね」とPR南早紀キャプテン。

後半には2017年ワールドカップでドリームチーム入りした津久井萌選手も登場。

実は津久井選手、そしてフェニペガルーヴのキャプテン、塩崎優衣選手は、ともにケガからの復帰戦でした。

塩崎選手のキック&チェイス&ピックのトライはみごとでした!

 

2021年ワールドカップを目指す女子15人制メンバーの戦いも目が離せません!

女子15人制関東大会の第2節は12月23日(日)、

第1試合=日体大vsアルテミ・アルカス・八戸(12:00)

第2試合=フェニペガルーヴvs龍ヶ崎グレース(13:45)

 

日本ラグビー、どのカテゴリーも楽しみですね!

 

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  • プロフィール

    20110608-otomo.jpg

    大友信彦
    (おおとものぶひこ)

    1962年
    宮城県気仙沼市生まれ


    早稲田大学第二文学部卒業。
    1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』で活動。
    '87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

    ラグビー専門ウェブマガジンRugbyJapan365スーパーバイザー。

    『再起へのタックル』(洋泉社)
    『ザ・ワールドラグビー』(新潮社)
    『奇跡のラグビーマン 村田亙』(双葉社)
    『釜石ラグビーの挑戦』(水曜社)

    など著書多数。

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