ツールドラグビートップへ

【花園開幕!】

朝の新幹線で大阪へ。

今年も全国高校ラグビーの取材へやってきました!

ワールドカップ仕様に改装なった花園ラグビー場での最初の大会。

芝もフカフカです。

 

開会式が終わると、まずはすっかり恒例となった女子の東西対抗。

15人制になって4年目です。

試合はキックオフから42秒。東軍が自陣でのターンオーバーからFB松田凜日選手がタックルにきた西軍CTB丸山珠季選手に強烈なハンドオフを見舞ってブレイク。

西軍SO西村蒼空選手をギリギリまで引きつけて左WTB増田結選手へ鮮やかなラストパス。そのまま増田選手が走りきって、「新花園」での高校大会第1号トライを決めました!

しかし西軍も負けてはいません。14分、WTB平田愛美選手のビッグゲインで相手ゴール前に攻め込むと、PKからさらに攻めてPR本田実選手がトライ。

5−5で折り返した後半は、13分に東軍がゴール前スクラムから攻めて途中出場のWTB田島玲選手がトライ。東軍が10-5と勝ち越します。

そして残り1分。自陣に攻め込まれた東軍でしたが、ターンオーバー。しかしここで蹴り返したキックがタッチに出ずに西軍がカウンター。ゴール前のPKからさらに攻めてNo8鈴木侑晏選手がトライ。

途中出場の22番新野由里菜選手がコンバージョンを蹴り込み、西軍が12-10で劇的な逆転勝ちを飾りました。

 

西軍は3年ぶりの勝利。花園の女子東西対抗、15人制になってからの対戦成績はこれで2勝2敗となりました。昨年は、東軍にサクラフィフティーンの津久井萌選手、小西想羅選手、加藤幸子選手、サクラセブンズのピート染谷瑛海選手らビッグネームが並んでいましたが、今年は東西の実力が拮抗、互いに引き締まった、連携の取れたディフェンスによって接戦になったという印象を持ちました。両チームの選手、コーチのみなさんに敬意を表します。

 

試合が終わればこんな感じで一緒に記念撮影です!

そして、こちらは東軍の集合!

渡瀬あつ子さんミニライブ「楕円桜」熱唱!これも定着しました!

 

さて、男子は1回戦8試合を消化。初日の結果は以下の通りです。

土佐塾 31−12 青森北

新田 80−19 山形中央

玉島 26−5 旭川龍谷

岡谷工 13−7 和歌山工

札幌山の手 27−19 熊本西

鹿児島実 45−14 魚津工

新潟工 38−7 大津緑洋

京都成章 81−0 仙台育英

 

印象的だったのは、山形中央の戦いぶりです。

山形中央は部員16人(他に女子マネジャーが4人)。リザーブは1人という陣容で花園へやってきました。

実戦形式の練習もままならない中で懸命に強化を図ってきて乗り込んだ花園でしたが、新田に2トライを選考され、0-14となった7分、No8中川選手がトライ!

その後、14-28となった前半26分には、自陣22m付近のスクラムからNo8中川選手が再びボールを持ち、相手陣22m線付近までビッグゲイン。さらにSO松沢選手のキックを追ってCTB堀選手がトライ。みごとなアタックでした!

中川選手は、中学時代は野球をしていたそうですが

「山形中央の野球部はけっこう各地の野球部で活躍していた選手が多くて、違うスポーツをやろうかなと思って、最初はハンドボール部を見学したけどピンとこなくて、そのあとラグビー部を見学したら楽しそうだった」とラグビー部へ。

「高校から始めた僕でも花園でトライを取れたし、楽しく試合ができたし、山形中央でラグビーをやってよかった」

なんか、ジンとくる試合でした。

 

札幌山の手は5年ぶりの花園での勝利。

今年は9月の地震を乗り越えての花園出場でした。

佐藤監督に「地震のときは大変なこともあったでしょうね」と聞くと

「停電になって、寮の冷凍庫の食料が全部溶けちゃって…」

それは大変でしたね、と聞くと……

「知り合いの農家の方のところへ行って、みんなで収穫させてもらって、解凍された肉を使って大BBQ大会をして、それでチームが盛り上がったんです」

地震→停電→冷凍食品の解凍→宴会

というストーリーは、東日本大震災の被災地でもよく聞いたなあ。

もちろん、地震で大変な思いをして、今も苦しんでいる方がたくさんいらっしゃることは肝に銘じておかないといけないけれど(それは今年7月の大阪の地震や、もう7年半も前となった東日本大震災の被災地の方も同じです)、震災をそうやって笑って乗り越えた選手たちが、花園で勝利を掴んだ、という物語は、聞くだけでなんだかハッピーな気分になります!

 

花園大会、あす28日は1回戦残り試合が行われます。

注目チームが続々登場します!

 

【釜石ナイト!ご来場ありがとうございました!】

26日は今年最後の釜石ナイト@高田馬場ノーサイドクラブ。

今回もたくさんの方々にご来場いただきました!

来年も、釜石&東北&ラグビーを愛する方々との」交流基地として、釜石ナイトは続けていこうと思っております。

本年はありがとうございました!&来年もよろしくお願いいたします!

 

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  • プロフィール

    20110608-otomo.jpg

    大友信彦
    (おおとものぶひこ)

    1962年
    宮城県気仙沼市生まれ


    早稲田大学第二文学部卒業。
    1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』で活動。
    '87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

    ラグビー専門ウェブマガジンRugbyJapan365スーパーバイザー。

    『再起へのタックル』(洋泉社)
    『ザ・ワールドラグビー』(新潮社)
    『奇跡のラグビーマン 村田亙』(双葉社)
    『釜石ラグビーの挑戦』(水曜社)

    など著書多数。

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