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【2019年】

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

いよいよ2019年の始まりです。

ワールドカップイヤー。ラグビーイヤーの始まりです。

日本のラグビー党にとって、いままで感じたことのないエキサイティングな1年になります。

開幕までもう300日を切っているんですよね。

あれもこれもやらなきゃいけない……そう考えると、やり残し、積み残しがいっぱいあることを突きつけられる。

準備をしっかりやりつくして、万全の体制で迎える、ということは、僕にはどうやら無理そうだなあ。

でも、アレが足りないコレができないということばかり言っていたら、何も出来ない。

目の前のことしか見えていないけれど、「変えられるのは過去でも未来でもない、現在だけだ」という、五郎丸さんが何度もCMで言っていた台詞を思い出して(元はジョン・カーワンさんの台詞です、とゴローさん自身が公言していることですby『不動の魂』)

コツコツ行きます。

 

さて、2日は毎年のことですが仕事始め。

大学選手権準決勝の取材でした。

2試合とも凄い試合でした。

第1試合は明大が31−27で早大を破りました。

12月2日の早明戦から1ヵ月。奇しくも、全く同じスコアで、明大が早大に雪辱しました。

 

勝負の分かれ目は後半15分過ぎ。

早大の35フェイズにも及ぶ猛攻を守り切って攻め込んだ明大が相手ゴール前でPKを獲得。ここで、13−17と4点を追う明大は、ショットではなくスクラムを選択。

「12月の早明戦では同じようなところのスクラムを押せずにペナルティーを取られて負けていたので、絶対に押して、FWでトライを取ろうと」とHO武井日向選手。

 

田中澄憲監督は

「選手に任せていました。セオリーからしたらショットだったかもしれないし、どっちが正しいとかいうことじゃないけれど、スクラムを選択したとき、明治らしいなと思いました。何か、嬉しかったですね」

敗れた早大の相良南海夫監督は

「こっちのミスもあったけれど、何よりも明大の気魄を感じました」

味わい深いコメントはもうひとつ。「苦労して苦労してトライを取ったら、そのあとすぐ取られちゃう場面が2回もありましたね」と福田キャプテンに問うと「はい、それも明治らしいというか…でも決勝でそれをやったら負けてしまう。修正します」と苦笑い。

もちろん勝負事だし、お互いにゼッタイ勝ちたいと思ってやっているんだけれど、互いに深いところでリスペクトしあっていて、自分たちのことも好きで、勝ち負けを超えているラグビー仲間のつながりを感じました。

 

第2試合でも同じことを感じました。

第2試合は天理大が29−7で帝京大を破りました。

大学選手権9連覇を達成し、10連覇を目指していた絶対王者が敗れました。

泣き崩れる選手たちに対し、岩出監督は

「これまでたくさんの相手を泣かせてきたんだから、今日はしっかり泣け。

そしたら胸を張れ」

と声をかけたそうです。3日、新年最初のトーチュウ首都スポでお届けします!

 

https://twitter.com/syutospo

勝った天理大の小松節夫監督は

「何年か前までは、関西として、打倒関東ということを意識していましたが、ここ何年かは『関東』とみるのではなく、打倒帝京、あるいは打倒東海と、具体的な相手として考えるようになりました」

だけど関西のプライドはやはりあって

「京産のキャプテンからも、立命館のキャプテンからも『がんばれよ』とメッセージをもらって、チーム関西という気持ちで戦いました」

決勝進出によって、関西勢は来季の大学選手権出場枠が「4」に増えました。

 

帝京大の竹山選手、菅原選手は、奈良の御所実出身。小中学生時代から対戦してきたライバルが天理大には島根主将はじめたくさんいたということで

「同じ奈良育ちの良いライバルとして祝福したいし、決勝も勝ってくれと伝えました」

良い言葉をたくさん聞けました。

 

新しい1年が始まりました。

2019年は、いままで以上にエキサイティングな年になるはず。

今年もよろしくお願いします!

 

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  • プロフィール

    20110608-otomo.jpg

    大友信彦
    (おおとものぶひこ)

    1962年
    宮城県気仙沼市生まれ


    早稲田大学第二文学部卒業。
    1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』で活動。
    '87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

    ラグビー専門ウェブマガジンRugbyJapan365スーパーバイザー。

    『再起へのタックル』(洋泉社)
    『ザ・ワールドラグビー』(新潮社)
    『奇跡のラグビーマン 村田亙』(双葉社)
    『釜石ラグビーの挑戦』(水曜社)

    など著書多数。

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