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【東北&クライストチャーチ復興祈念チャリティイベント】

 

9日は東北&クライストチャーチ復興祈念チャリティイベント。

今年も、丸ビルコンファレンススクエアにて、たくさんの方にご来場いただき、盛大に開催することができました。

毎回、アンガスとラグビーレジェンドの方にご来場いただいて開催してきた当イベントですが、震災から8年を迎え、7回目となった今回は、ちょっと雰囲気を変えての開催でした。

ゲストとしてご来場いただいたのは、

大槌町吉里吉里出身、2017年女子ワールドカップにサクラフィフティーンで出場した平野恵里子選手、

釜石市出身、先日の全国選手権で優勝を飾った日体大の2年生FL柏木那月選手、

昨年8月の釜石鵜住居復興スタジアムオープニング試合で「キックオフ宣言」を読み上げた釜石高2年の洞口留伊さん、

釜石(と隣の大槌町)で生まれ、震災を経験し、そこから世界へ羽ばたこうとしている若き釜石のラグビー女子3名。

そして、ワールドカップ組織委員会で、釜石開催を担当、スタジアムオープニングイベントの企画を仕切った福島弦さん、当イベントではレギュラーゲストというか、もはや迎える側に近い存在のアンガス・マコーミックさん。

ワールドカップまであと半年と迫った時期だからこそ、「ワールドカップとその先の釜石、東北、鵜住居復興スタジアム」をテーマに開催しました。

震災当時、平野さんは高校を、柏木さんは小学校を卒業したばかり。洞口さんは小学3年生でした。それからワールドカップ開催が決まり、スタジアムができあがっていく過程を、釜石の現地で体感していたわけです。

どの言葉も重みがあって、力強くて、前向きで、素晴らしかったな。

特に平野さんは、前日までは和歌山で日本代表候補合宿に参加していて、横浜に帰ってきて、当日は関東代表の練習で茨城の龍ヶ崎へ行っていて、さらに翌日は日体大で練習がある……という超ハードスケジュールを縫って参加してくださいました(企画当初は関東代表のスケジュールはわからなかったのです……恐縮です)

 

柏木さんは、前週に行われた全国女子選手権で優勝した日体大の7番FLで出場して大活躍。前日までは平野さんと同じく和歌山での日本代表候補合宿に参加してきました。実はこれが初めての日本代表候補選出でした!

人口3万人台の釜石から(正確に言えば1人は大槌ですが)、2人も日本代表クラスの選手が育っているとは(それも震災を経験した子が)素晴らしいことですね!

第2部の懇親会では、さらに若い力を感じました。

横浜市の中学3年生、永田隆一郎くんは、昨年の夏、お母さんと2人で釜石を訪ねたときのことを書いた作文が、横浜市の作文コンクールで優秀賞に輝きました。その作文を、みんなの前で朗読していただきました。素晴らしい文章、そして素晴らしい朗読でした。

そして、長野県軽井沢にあるインターナショナルスクールUWC ISAK Japan2年生の新田壮吾くんは、洞口留伊さんと同じように小3で震災を経験、その後ブリッジプログラムでNZへ行ったりワールドカップ視察団でイングランドへ行ったり……という経験を積み、いまは釜石への観光プロジェクトを企画中です。

その観光情報として、中学生の時に洞口さんが作った地元・根浜のみどころを紹介した「ぼくらの箱崎散歩道MAP」を、ISAKの生徒たちが13カ国語に翻訳しているとのことです。

17歳のこの企画遂行力、すごいです!

 

懇親会ではさらに、昨秋プライベートで釜石を訪問してくれたトップリーグ・リーダー会議代表の稲橋良太さん、

昨年に続きボランティア参加してくれた横河武蔵野アルテミスターズの青木蘭選手にもスピーチしていただきました!

本当に楽しい、有意義な時間でした!

 

このイベントは、震災から1周年の時にアンガスさんと村田亙さんに来ていただき、高田馬場ノーサイドクラブで第1回を開催したのですが、そのときアンガスが「震災は悲しい出来事だったけれど、悲しいだけじゃない。震災があったから知り合えた新しい友だちもいっぱいいるよ」と言ってくれた言葉が、今日まで繋がっているすべての始まりだった気がします。

今回、震災を経験した若い力が逞しく、魅力的に育っている姿を見ることが出来て、改めてその思いを強くしました。

(新田壮吾くんはアンガスと英語でやりとり、みごと!)

 

懇親会ではサントリーホールディングス様からプレミアムモルツ、ハイボールなどのドリンク類、浜千鳥様から純米酒、NZワインのポニー様からNZベイオブプレンティ産ワイン、NZの乳業企業フォンテラジャパン様からNZ産チーズなどの乳製品、復興支援機構様・八葉水産様から気仙沼の海産物食品、NZ産はちみつのPBees様からオールブラックス公認マヌカハニーを提供いただきました。どれも美味しゅうございました。ご協力に感謝申し上げます。

 

会場の手配でご協力頂きました三菱地所プロパティマネジメント株式会社様、丸ビルホール&コンファレンススクエア様、ゲストの移動と宿泊にご協力頂きましたJR東日本盛岡支社様、イベント開催にご協力いただいた釜石市様、チャリティオークションや来場者の皆様へのプレゼント提供でご協力頂いた一般社団法人ジャパンエスアール様、太陽生命保険株式会社様、大正製薬株式会社様、ニュージーランド大使館様、ゲスト派遣にご協力頂いた横浜TKM様、日本体育大学ラグビー部様に感謝申し上げます。

そして、ゲストのみなさま、ご来場頂いたみなさま、献身的に働いてくれたスタッフのみなさまに深く御礼申し上げます。

ありがとうございました!とても幸せな時間でした

なお、このイベントの収益は「釜石こども未来基金」に寄付いたします(収支が確定したら報告させていただきます)。みなさま、ありがとうございました!

 

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  • プロフィール

    20110608-otomo.jpg

    大友信彦
    (おおとものぶひこ)

    1962年
    宮城県気仙沼市生まれ


    早稲田大学第二文学部卒業。
    1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』で活動。
    '87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

    ラグビー専門ウェブマガジンRugbyJapan365スーパーバイザー。

    『再起へのタックル』(洋泉社)
    『ザ・ワールドラグビー』(新潮社)
    『奇跡のラグビーマン 村田亙』(双葉社)
    『釜石ラグビーの挑戦』(水曜社)

    など著書多数。

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