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【スクラム東北ライド&ジャパン勝利@釜石!】

いろいろな報告が遅れてしまいました。

全然レビューする時間を取れない怒濤の時間が続いておりまして。

駆け足で振り返りますと、

 

まずは、ジャパン、今季初戦&釜石初戦でフィジーに勝利!

ゴール裏のスタンドも完成しています!

 

7月27日(土)、真夏の暑さとなった釜石鵜住居復興スタジアムで行われた日本代表の今季初テストマッチは、日本代表が34−21で快勝しました!

日本がフィジーに勝ったのは2011年以来8年ぶり。

福岡選手のダイビングトライあり、松島選手のドリブルトライあり

キックから相手に蹴り返させてのカウンター、ディフェンスでボールを奪ってのカウンターという、チームが目指してきた「アンストラクチャーの状態を作ってアタック」というイメージがみごとに実現した素晴らしいラグビーでした!

特に感動したのは、38歳、最年長キャップ記録を更新したトモさんことトンプソンルーク選手のパフォーマンスです!大野均選手の最年長記録を更新する38歳4ヵ月でのテストマッチ出場、それも先発フルタイム出場、それもタックルして倒れて起きてすぐ次のタックル、オーバー、ブレイクダウン、キャリー……求められる仕事をすべて、休む間もなくやり続けた、素晴らしい働きでした!

初先発で主将を務めたラピースことラブスカフニ選手のワークレートもすごかった!

 

ワールドカップイヤーの日本代表、まずは順調な発進でした!

 

そして、勝利と同じくらいに感動したのは、釜石鵜住居復興スタジアムの姿でした。

 

去年のオープニング試合でももちろん感動したのですが、今回は常設6000席に仮設10000席を増設し、16000人収容にグレードアップしたワールドカップ仕様での初の開催。人口3万人台の釜石に16000人が詰めかけたらいったいどうなるんだろう?楽しみと同時に怖さも覚えていたのですが……やっぱりお客さんがてっぺんまで入ったスタンドは素晴らしい光景でした。

試合前、伊藤剛臣さんと遭遇。剛臣さんは2012年に釜石シーウェイブスに加入。そのとき、剛臣さんが被災地に立つ姿を、ということで撮影した場所が、震災から1年経っても傷の癒えない釜石東中だったのです。

「あの姿を見た者としては感慨深いものがありますね」と剛臣さん。

タケさんと

釜石V7戦士の泉さんがボランティアしていました

世界のお客様を迎える釜石を代表するホストトリオ、宝来館の岩崎女将、洞口留伊ちゃん、桜庭さん

 

発表されたこの日の観客数は13135人。スタンドには空席もありました。また、JRFUメンバーズクラブの優先入場では、メンバーズカードを見せるだけでチケットのバーコード読み取りなしに入場した人もかなりいたと聞きました。実数はもうちょっと多かったはずですが、それにしても、完売のはずのスタンドに空席の塊があったのはやはり問題ですね。

あとは、場内の動線の問題。たくさん出店したお店の配置、行列の管理を考えないと、全然動けませんでした。熱中症の人もかなり出たと思います。僕もフラフラになりました。

それでも、そういう具体的な問題、テクニカルな問題を考えるほどに、この釜石でいよいよアールドカップが開かれるんだな、夢が現実になるんだな、という思いもわき上がってきます。スクラムユニゾンの指導により、釜石東中学校の生徒さんたちが披露した試合前のアンセム、フィジーと日本の国歌斉唱のときは、スタンドでもたくさんの人がフィジー国歌を大声で歌っていました。

スタンドでは、フィジーを熱烈応援しながら日本への拍手も忘れない、優しさとユーモアを兼ね備えたフィジーのサポーターも。

フィジー後のありがとう「ヴィナカ!」に続けて「9月にまた会いましょう!」と言うと、「また会おう!」の返事が速攻で返ってきました。

幸せな1日でした!

 

改めて、釜石の地で、ワールドカップを開催しようという難事業に取り組んできた方々の努力に敬意を表します。

スクラム釜石の石山次郎代表は言いました。

「よくここまでこぎ着けたな……と思いますが、まだ半ば。大切なのは、この先の復興にどうつなげていくかですね」

本当にそう思います。

そのためにも、まずは9月-10月のワールドカップで、日本中に、世界中に、復活した釜石・東北の姿を、復興を成し遂げた釜石・東北の人たちの逞しく優しい姿を、ぜひ見ていただきましょう!そして、来年以降もたくさんの方々が釜石・東北を訪れてくれますよう!

 

【スクラム東北ライド】

あわせてのご報告です。

2015年に釜石でのワールドカップ開催が決まって以来、スクラム釜石として毎年実施してきた、福島−宮城−岩手3県の沿岸を自転車で走る「スクラム東北ライドGO釜石」を、今年も釜石でのテストマッチ開催にあわせて、今年も敢行しました!

7月24日(水)に都内を、三菱自動車さまにご提供いただいたサポートカーのデリカ、毎回サポートいただいているワイズロードさまのトラックで出発。

南相馬で常磐道を降り、南相馬道の駅にてライドをスタート。フォンテラジャパンさま/明治さまにご提供いただいたザバスのリカバリーゼリーをいただきながら釜石へGO。

初日は仙台まで約80キロ、2日目は仙台から気仙沼まで約150キロ、3日目は気仙沼から釜石鵜住居まで約90キロ、合計320キロを走破(一部区間は時間調整のためワープしましたが^_^;)。テストマッチ前日の26日午後、ウノスタに到着、

そして宝来館にゴールしました!

大友は25日に遅れて合流。南三陸防災庁舎に向かって手をあわせてから気仙沼まで約40キロを走りました。

自転車の良さは、景色を見ながら移動できるところ。そして、良くも悪くも、考える時間がある(メモを取ったり写真を撮ったりスマホをいじったりできず、考えるだけ)ところ。いろいろ考えてしまいます。

道中、復興が進んでいて頼もしいなと思うところもあれば、相変わらず「なんで?」と思うところに無駄なお金と人手を取られている部分も散見しました。

高台移転が済んで誰も住んでないところに巨大な防潮堤を作った上に、「誰も乗ってない」と酷評されるBRT用の橋をわざわざ再建してBRT専用の駅舎まで新設(しかも道路からはるか階段の上、家もないところに……)、そんなところに無駄なお金と資材と貴重な人材を費やすとは…走りながら、本当に暗澹たる気持ちになったりもしました。

いろいろな思いに駆られるライドでしたが…気仙沼では、昨年末に旧エースポートにオープンしたアンカーコーヒー内湾店にて、気仙沼のラグビー仲間のみなさまに素晴らしい歓迎会を開いていただきました。防潮堤の上に乗っかる形で作られた展望抜群の施設。この日も重ーい気持ちにさせられた防潮堤問題ですが、初めて良い防潮堤の活用の仕方を見た思いです。

画像に含まれている可能性があるもの:6人、、スマイル、屋外

防潮堤の上にオシャレなレストランがあります。

「アンカーコーヒー内湾店」

 

気仙沼港にて。水揚げを終え、船の整備を終えて一息に船員さんたちと

 

今回は仙台、気仙沼、釜石で泊まり、たくさんのラグビー、東北を愛する仲間のみなさんと交流する機会を持ちました。

 

気仙沼では、あちこちからやってくる船員さんたちを迎えるためにオープンした鶴亀食堂と鶴亀の湯のオープンの日にちょうどぶつかり、オープン初日の朝食をいただくというメモリアルな体験も。朝から漁師メシをいただけるなんてなんとラッキーな! この日の日替わり定食は「トロトロのめかじきカマ煮」最高でした! 気仙沼港で水揚げしたばかりの新鮮なおさかなをいただける幸せを満喫しました!

画像に含まれている可能性があるもの:1人、スマイル、座ってる、食事、テーブル

画像に含まれている可能性があるもの:食べ物

朝6時から営業している鶴亀食堂、オススメです!気仙沼の「海の市」の斜め向かい。店の開設に尽力した小野寺紀子さんは、小学生時代に鹿折少年ラグビースクールに通っていたという女子ラグビーのパイオニアです!

 

その足で魚市場の水揚げの様子も見学。ご案内いただいたSさんありがとうございました!

 

気仙沼から釜石までは激しいアップダウンの連続。特に陸前高田から大船渡に向かう通岡峠、大船渡から三陸町に抜ける大峠はかなりの急坂ですが、ここで威力を発揮したのがサポートカーのデリカD5。

45度の急傾斜も登るという登坂力で、まったくストレスなく低速でもトルクを発揮。快適なシートでスタッフも「ラクです」と喜んでいました!(ライダー隊は恩恵にあずかる機会はほとんどありませんでしたが…)

三陸道は今年の3月までに、気仙沼市内の2箇所を除き、ほぼ全通。そのおかげで、僕ら自転車が走る一般道からは、大型トラックやダンプをはじめ長距離を走る車両の通行量が激減。快適に走れました。

みなさんにも、東北の美しい景色を見ながらのライド、オススメします。

 

スクラム東北ライドを協賛いただいたフォンテラジャパンさま/明治さま、三菱自動車さま、ワイズロードさまに深く感謝します。また、プレイベントで素敵なお話を聞かせてくださったトークゲストの大野均選手、会場をご提供いただいたワイズロード府中多摩川店さま、ありがとうございました!

ザバスのゼリーにはたいへん助けていただきました。実はフォンテラさまのNZ製乳製品が使われているのです!

 

そして、道中、応援の声をかけてくださったみなさま、交流会にご参加いただいたみなさま、ゴールで盛大にお出迎えいただいた岩崎女将はじめ宝来館のみなさま、ありがとうございました!暑さもあって、みなさまにはご心配をおかけしましたが、何とか走りきることができました。SNSも含め、みなさまからいただいたご声援は大きな力になりました。ありがとうございました!

 

まずは、取り急ぎのご報告と御礼でした!

 

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  • プロフィール

    20110608-otomo.jpg

    大友信彦
    (おおとものぶひこ)

    1962年
    宮城県気仙沼市生まれ


    早稲田大学第二文学部卒業。
    1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』で活動。
    '87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

    ラグビー専門ウェブマガジンRugbyJapan365スーパーバイザー。

    『再起へのタックル』(洋泉社)
    『ザ・ワールドラグビー』(新潮社)
    『奇跡のラグビーマン 村田亙』(双葉社)
    『釜石ラグビーの挑戦』(水曜社)

    など著書多数。

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