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【エディ・Japanのキャプテンは廣瀬俊朗!】

19日、午後1時から、日本ラグビー協会で、エディ・ジョーンズ新HCのもとで発進する新年度の日本代表メンバー発表会見が行われました。

これは、4月27日に開幕するアジア5カ国対抗に向けたメンバーです。

 

(選ばれたメンバーは30人。以下の日本協会HPをどうぞ)

http://sakura.rugby-japan.jp/japan/2012/id13531.html

(RUGBYJapan365のサイトでも会見レポート、メンバー表がUPされています)

http://rugbyjapan365.jp/

 

昨年のワールドカップメンバーは、FWが畠山健介、堀江翔太、大野均、マイケル・リーチの4選手、

BKはSH田中史朗、日和佐篤、WTB小野澤宏時、CTB平浩二とこちらも4選手。あわせて8人。

つまり、30人のうち22人が入れ替わったわけです。

 

セレクションポリシーを聞かれたエディさんは、「なし」とジョークをかませてから

「シンプルです。ベストな選手をえらびました。今ベストの選手と、2015年にベストになりうる選手です」

と名言。

 

最年長は33歳の小野澤宏時選手と大野均選手(小野沢選手はあと1週間、29日に34歳になりますが)

そしてキャプテンは、30歳、2007年以来5年ぶりで代表復帰の廣瀬俊朗選手です。


「松田努はもうすぐ42歳になるけどあれだけやっている。まだまだできるでしょ」とエディさん。

会見に登場した廣瀬選手は、マイクを持つと報道陣に向かって

「驚きましたか? 僕自身も驚きました」と笑わせて

「自分自身、まだ30歳なので、まだまだうまくなれると思う」

(前回、代表に定着できなかったことについて)

「自分自身に弱さがあったと思うし、あの経験も自分を成長させてくれた。今回は同じ失敗をしないようにしたい」

エディさんに、廣瀬キャプテンを選んだ理由を聞くと

「彼にはキャプテンの資質がある。ただし、彼のプレーをしてくれなければ、チームから出て行ってもらうことになる」と厳しいことを言った上で

「今日のスピーチを聞いて、皆さんも彼の人格が分かったと思う。廣瀬は、『この人と一緒にラグビーをしたい』と思わせる選手です。日本ラグビーのイメージリーダーになれる資質、彼はそれを持っている。これは重要なことです」

 

会見には、No8で選出されたサントリー佐々木隆道選手、CTBで選出されたNEC田村優選手も出席。代表選出についてはいつ、誰から知らされたかを聞いてみました。


佐々木選手は「昨日の試合のあと、祝勝会も終わって、同期会で飲んでいるところに、チームディレクターの坂田さんから電話をもらいました。まさか自分が選ばれるとは思ってなかったけど、評価していただいたことは嬉しかった」

田村選手は「昨日の夜、部屋でゆっくりしてたら電話が鳴って、知らない番号だったから出るのをやめようかと思ったけど、出たら、Mさん(日本協会の人)が「代表に選ばれたから、この会見に出るように」と言われました(場内笑)。嬉しかったし、これからは責任も出てくる。プライドを持ってプレーして、ひとつでも多く吸収できるようにしたい」

SOで選ばれた小野晃征選手も、廣瀬・佐々木両選手と同じように2007年以来5年ぶりの代表復帰。

 

(アシスタントコーチの薫田さん。廣瀬選手に「お前はFWで練習するか?」と素敵な提案?)

復帰組の多さとともに、目立つのは若手の抜擢。

大学生はSO立川理道選手(天理大4年)、CTB中村亮土選手(帝京大2年)、WTB竹中祥選手(筑波大1年)の3人、そして最年少は、18歳のWTB藤田慶和選手(東福岡高3年)です!

「全国高校大会も見たし、ワールドセブンズのプレーも見た。人を抜く力、スピード、すばらしいポテンシャルを持っている。早くナショナルチームに呼んで育成しないといけない選手です」

藤田選手は、日本協会の広報を通じてコメント。一部を紹介します。

「本当なんかな? とびっくりしました。本当に嬉しいです。セブンズもそうでしたが、こんな歳から日本代表に選んでもらい、トップレベルでプレーできるのは幸せです。感謝しています。セブンズでトップレベルのチーム、選手と身体をぶつけてプレーする機会をもらったので、15人制でも自信を持って世界と戦えると思います」

謙虚でありながら、どこまでもポジティブな、藤田選手らしいコメントですね。

 

(3月14日、香港への出発を控えた7人制日本代表合宿での藤田選手です)

エディさんの明快な説明。廣瀬キャプテンに代表される、トップリーグで存在感をしっかり出している選手たちに与えられた評価。ポテンシャルの高い若手を代表で鍛え、経験値を上げていこうという強い意志。

エディJapanはまだ、入り口に立っただけですが、まずは魅力的なメッセージを発進してくれたと思います。

 

なお、30人の他に、バックアップメンバーとしてPR平島久照選手(神戸製鋼)、FB有賀剛選手(サントリー)ら常連、FL小林訓也選手(NTTコム)やCTB森川海斗選手(ホンダ)、7人制日本代表のWTB彦坂匡克選手(筑波大3年)、羽野一志選手(中大2年)ら10人。負傷のため先行から外れた選手としてNo8ホラニ龍コリニアシ選手(パナソニック)、CTBマレ・サウ選手(ヤマハ発動機)など5選手も発表されました。

 

エディJapanは、4月2日からの静岡合宿で始動。

アジア5カ国対抗の日程は、

4月28日(土) vカザフスタン(アルマティ)

5月5日(土) vUAE(福岡レベスタ)

5月12日(土) v韓国(ソウル)

5月19日(土) v香港(秩父宮)

 

かなり楽しみです!

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    プロフィール

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    大友信彦
    (おおとものぶひこ)

    1962年
    宮城県気仙沼市生まれ


    早稲田大学第二文学部卒業。
    1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』で活動。
    '87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

    ラグビー専門ウェブマガジンRugbyJapan365スーパーバイザー。

    『再起へのタックル』(洋泉社)
    『ザ・ワールドラグビー』(新潮社)
    『奇跡のラグビーマン 村田亙』(双葉社)
    『釜石ラグビーの挑戦』(水曜社)

    など著書多数。

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