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【釜石vs神戸、ドリームマッチが実現!】
ビッグニュースです!
釜石vs神戸のOB同士によるチャリティ試合「V7マッチ」の開催が、4日、午後5時30分から日本ラグビー協会会議室で行われた記者会見で発表されました。
(会見にはスクラム釜石の松尾キャプテンと石山代表が出席。テレビカメラも5台集結。さすが注目度高い!TBSのYさん「あす朝の『朝ズバ』で放送する予定」だそうです)
試合は9月23日(日)、トップイースト公式戦の釜石シーウェイブスvs横河武蔵野アトラスターズ(15時キックオフ)の前座として実施。キックオフは午後1時30分、20分ハーフで行われます。
会見に出席したスクラム釜石キャプテンの松尾さんは
「世間では僕と平尾君は仲が悪いと思われているらしいですが」といきなり笑わせて、
「去年の震災の後、神戸のフェスティバルに呼ばれてトークショーをやったり、NHKの番組で一緒に喋ったり、いろいろ話をしてきました。7連覇と、震災の被害を受けた点で、彼らと分かち合うことは本当に多い。大震災からの復興と、2019年のW杯へ向けて、一丸となっていきたい」とあいさつ。
また、平尾さんからはコメントが届きました。
「神戸製鋼が新日鐵釜石と並ぶ7連覇という偉業を達成した軌跡の間には『今の神戸製鋼と7連覇当時の新日鐵釜石とどちらが本当に強いのか?』という言葉を、いろいろなところで耳にしたことを覚えています。あれから長い年月が経ち、今回の『V7戦士チャリティーマッチ』で、日本ラグビーに名を刻んだ“鉄の男たち”が、再び楕円球を追いかけ、あいまみえる姿を、今から楽しみにしております」
ちなみに、松尾さんは
「どっちが強いの?なんて、年代が違うし、神戸の方が強いに決まってるよ」と笑って、
大怪我しないように、あまり真剣になるなよと、特に××な大八木に伝えてください」とジョークを飛ばしていました。
(この赤いジャージー姿が秩父宮に返ってきます!)
なお、出場選手は「原則として、V7時代の選手」ということ。
4日の会見資料で「出場予定」とされた選手は以下の通り(敬称略。カッコ内は現在の年齢です)
釜石からは、SO松尾雄治(58)はじめ、CTB森重隆(60)、FB谷藤尚之(61)、No8小林一郎(61)、ロック瀬川清(58)、PR石山次郎(55)、No8千田美智仁(53)、SH坂下功正(54)、
神戸からは、CTB平尾誠二(49)はじめ、LO林敏之(52)、大八木淳史(50)、SH萩本光威(53)、No8大西一平(48)、SO藪木宏之(47)、CTB元木由記雄(40)
などなど(敬称略)。
神戸のV7がスタートしたのは、釜石のV7スタートからちょうど10年後でした。年齢的に見て、神戸の有利は否めない?
でも、去年の7月、太田で行われた三洋電機vs新日鐵釜石のOB戦では、釜石の谷藤さん、千田さん、桜庭さん(45)などは、現役当時と遜色ないパワフルなプレーをみせていました。60歳谷藤さんの55m独走トライには度肝を抜かれました!
(その日の様子はこちら↓↓↓のブログにて)
http://otomo-rug.jugem.jp/?eid=105
「釜石と神戸、どっちが強い?」は、ラグビー界では「大西ジャパンと宿澤ジャパンではどっちが強い?」以上に、いわば「ウルトラマンと仮面ライダーではどっちが強い?」に近い、比較の難しい、だけどあらゆるファンを虜にしてしまう問いかけでした。
それだけに、多くのファン、のみならず関係者も実現を待望していたドリームマッチです。
実現の契機となったのは、やはり昨年の東日本大震災。
昨年の神戸製鋼のラグビー祭にはトークショーのゲストとして松尾雄治さんが招待され、神戸GMの平尾誠二さんと抱腹絶倒の掛け合いを披露。
(去年のブログ↓↓↓でも紹介しました)
http://otomo-rug.jugem.jp/?eid=114
そして今年の6月2−3日には、神戸製鋼の選手・スタッフあわせて約40人が釜石を訪れ、津波被害を受けた鵜住居地区で瓦礫撤去や清掃のボランティア作業、シーウェイブスとの合同練習、2019年ワールドカップの釜石招致に向けた釜石市民との交流会、そして子どもたちへのラグビー教室と盛りだくさんの支援イベントを実施。
(そのときの様子は以下のブログ↓↓↓、およびただいま発売中のラグビーマガジン8月号にレポートしています)
http://otomo-rug.jugem.jp/?eid=449
そのとき、平尾さんは「こうして瓦礫の山を見ると、心が痛いよね。阪神大震災のときは、神戸のグラウンドも瓦礫置き場になってたからね……」
平尾さんが、石山さんの「V7OBマッチをやりましょう、出てくださいよ」の提案に「やりましょう」と返答したのは、この釜石でのこと。
ここ数年、OB試合の誘いには「やりません」と即答していた平尾さんの心を動かしたのは、釜石の現実の姿だったんだろうな。そう考えると、被災地への支援のために立ち上がった伝説の勇者たちの決意が、とても重く、尊いものだと感じられます。
本当に、夢の試合ですね!
というわけで、V7マッチは、「20分ハーフ」で実施。
あくまでもトップイースト公式戦の前座なので、通常の入場券が必要です。入場料がそのままチャリティー目的で使われるわけではありませんが、サイン会などのチャリティーイベントも計画・検討しているとのこと。また、雨天の場合はグラウンドコンディション優先のため、OB戦は中止となります。
そして、注目のジャージーは……
「前半と後半で着替えます」と石山さん。
どちらも赤いジャージーがシンボルですが、釜石は白、神戸は青(お腹のあたりに黄色い細い線)というセカンドジャージーもおなじみ。両方のジャージーが見られるのもファンにとっては嬉しいですね。
(平尾さんのコメントを届けてくれたのは、現在神戸製鋼東京本社広報の藪木さん、V7時代のSOですが「高校生の時から釜石ファンで、釜石V7のときは、国立で釜石を応援してました」)
いやあ、楽しみは募るばかりです!
9月23日は最優先で空けておかないと!
大友信彦
(おおとものぶひこ)
1962年
宮城県気仙沼市生まれ
一ファンとしてはただただ感謝です。
当日は釜石ならび被災地の復興に多くのファンが秩父宮に来られる事を願っております。