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【釜石ナイトスペシャル・ウェールズ戦プレイベント大盛況!】

29日は、月末水曜恒例の釜石ナイト@高田馬場ノーサイドクラブ、

今月は、6月のウェールズ戦必勝祈念企画として、伝説となっている1983年のレジェンドたちによるスペシャルトークショーを開催しました!

 

ゲストは、背番号順に

1 石山次郎(新日鐵釜石)

2 藤田剛(日新製鋼)

4 林敏之(神戸製鋼)

7 千田美智仁(新日鐵釜石)

10 松尾雄治(新日鐵釜石)

14 金谷福身(日新製鋼)

の6人!

今年は、あの伝説のウェールズ戦からちょうど30年。

ノーサイドクラブに詰めかけた満員のお客様と一緒に、当時のビデオを見ながら、聖地カーディフ・アームスパークでレッドドラゴンを追い詰めた戦いを振り返りました。


 

午後7時過ぎから始まったトークショーは、開始から笑いの渦。

とにかく松尾さんがガンガン飛ばすんです!

メンバー決定のプロセス、サインの決まり方、場面場面の振り返り……

 

ともかく場内爆笑の連続だったのですが、何といっても松尾さんです。

 

いきなり「ただいまご焼香いただきました松尾です」

「W大の人たちは『こうやったらうまくいく』とか『レフリーに見えないところで…』とか平気で言うんですよね。でもオレの場合、悪いことやると捕まっちゃう」

自虐ネタで大爆笑を誘います。とにかく自分でボケて突っ込んで、すさまじいワークレート。それでいて周りのメンバーの持ち味もすっと引っ張り出す。本当の天才です。

 

僕が一番笑ったのは、ずっと勢いよくしゃべっていた松尾さんが突然「すいません、今の場面ちょっと戻してもらえますか」と、言い出して、戻したのが、一見なんでもなさそうなラインアウトの場面。

「見てくださいこの藤田くんの『オレ素人だからよ!』というような投げ方を」

ホントなんです。

名フッカーとして活躍した藤田さんですが、実は、ラインアウトのスローイングはこの試合が初めてだったそうです。その頃まで、ラインアウトはフランカーが投入するのが主流だったんですね。ジャパンでは、長いこと、石塚武生さんが投入していました。藤田さんは、この試合で初めてスローイングしたというんです。

 

松尾さんは振り返りました。

「スローイングひとつ、ゴールキックひとつがどうこういうんじゃなく、遠征の最後の一戦を、一番調子がいい、元気な人間で戦いたいと思ったんですよ。だから藤田には『いいから並んでる真ん中に投げろ』と言って(笑)」

牧歌的に聞こえるかもしれませんが、その実、昨シーズン、サントリーの大久保直弥監督が話していたことも同じでした。エディさんのセレクションでも、同じことをよく聞きます。

やっぱり、それがラグビーの本質なんでしょうね。

 

ともかく、この夜はいろいろな秘話が明かされました。

「このツアーは本当に素晴らしかった。遠征中の練習もすごくきつかったけど、松尾さんが腕立て伏せとかどの練習でも先頭に立ってやっていた」と振り返った林さんは、3年後の1986年、スコットランド・イングランド遠征でキャプテンを務めたとき、「ウェールズ遠征を超えたい」と心に決めて臨んだそうです。

千田さんはもともとロックで、この遠征で初めてFLに挑戦。

「千田左」のサインプレーから決めた華麗な独走トライのように俊足のイメージがありますが

「釜石に入ったとき、私より足が遅かったのは洞口さんと瀬川さんだけでした」


(千田さんはウェールズ戦で交換したジャージーを持参、大撮影会になりました!)
 

本職はCTBの13番だった金谷さんは、WTBで起用されたとき、本職がWTBの「戸嶋さんの分までやらないといけない」と記を引き締めて臨んだそうです。

 

2時間の予定が大幅に伸びて、ご持参いただいたプレゼントも大好評。飲み物も食べ物もとらずに楽しいトークをきかせていただいたレジェンドのみなさん、本当にありがとうございました。

この夜のトークは、近日中にRUGBYJapan365のサイトにダイジェストをUPする予定です。

 

会場では、8月に宮城県の陸上自衛隊船岡駐屯地に東北6県の小学生ラグビースクールを招待して開催する「ともだちカップ」に向けた募金も実施。本当にたくさんの寄付をいただきました。ご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました!


オークションとなった6人のサイン入り皮ボールは、熱心な女性ファンが落札しました!
 

スクラム釜石では、6月15日のウェールズ戦をみなさんと一緒に秩父宮で応援しよう!と企画しています。詳しくは、近日中にスクラム釜石HP

http://scrumkamaishi.jp/

にてお知らせします。

 

また、このイベントでも熱い言葉を聞かせてくださった林敏之さんが主宰するNPO法人HEROESも、ウェールズ戦に向けたイベントを大阪で開催。6月8日から14日まで、大阪・北浜のリンクス・ギャラリースペース大阪にて展示、トークライブ、物品販売など盛りだくさんのイベントを行います。近畿方面の方、花園のウェールズ戦に行かれる方、どうぞこちらへも足をお運びいただければ幸いです。

花園でウエールズ戦の行われる6月8日の試合後のトークショーには、大八木淳史さん、東田哲也さん、河瀬泰治さんとともに、スクラム釜石の石山次郎代表も参加します!レジェンドたちの話はやっぱり面白い!お見逃しなく!

詳しくはHEROESのHPへどうぞ!

http://www.npo-heroes.com/

 

というわけで、日本ラグビー、6月の最大のテーマはウエールズ戦!盛り上がっていきましょう!

伝説の試合から30年。新しい伝説の誕生を見届けましょう!


ノーサイドクラブ、マスター&スタッフ&常連のみなさん、今回もありがとうございました。

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  • プロフィール

    20110608-otomo.jpg

    大友信彦
    (おおとものぶひこ)

    1962年
    宮城県気仙沼市生まれ


    早稲田大学第二文学部卒業。
    1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』で活動。
    '87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

    ラグビー専門ウェブマガジンRugbyJapan365スーパーバイザー。

    『再起へのタックル』(洋泉社)
    『ザ・ワールドラグビー』(新潮社)
    『奇跡のラグビーマン 村田亙』(双葉社)
    『釜石ラグビーの挑戦』(水曜社)

    など著書多数。

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