ツールドラグビートップへ

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

日本ラグビーの今が読めるラグビー専門ウェブマガジン

  • 【新設女子高生大会は今夏スタート!】

    30日、日本協会で、新たに始まる女子高校生による7人制大会に関する発表会見がありました。

    大会に参加するのは、日本全国の高校ラグビー部で男子とともに練習している女子選手、

    そして、校外の女子チームに参加している高校生選手など、全部で132人(うち60人は、ラグビー未経験の初心者だそうです)。

    選手は、東日本、中日本、西日本の3地区に別れ、各2チームを編成。合計6チームが、第1日の7月27日に3チーム×2組に分かれてリーグ戦を実施、その順位に基づいて、第2日の28日にトーナメントを行い、優勝チームには特別協賛の(株)神戸製鋼所提供のKOBELCOカップが、1回戦及び準決勝敗者によるコンソレーション戦の優勝チームにはプレートが贈呈されます。この大会は同時期、同じ長野県菅平で行われる高校(男子)合同大会とともに、「コベルコカップ2011」の大会名で行われます。

     

     会見に出席してくれたのは、2016年リオ五輪の新星、大東大一校2年の門脇桃子選手。
    2歳半から高崎ラグビースクールに通い、「一番好きなのはコンタクトプレー。特に『当たり』です」とはにかみながら話してくれました。

    ラグビー界の「JK」が「女子高生」になる日も遠くないか?
     

    【日本vsサモア メンバー発表!】

    7月2日に秩父宮ラグビー場で行われるパシフィックネーションズ杯の開幕戦、日本vsサモアのメンバーが発表されました。

    日本の先発メンバーは全員、アジア5カ国対抗からの継続メンバー。

    リザーブには、6月の宮崎合宿から追加招集されたマリー・ウィリアムス選手が入りました。

    現在の代表スコッド最多60キャップ、過去2度のワールドカップ出場経験を持つベテランWTB小野澤宏時選手もリザーブです。

    そしてサモア代表。サントリーのトゥシ・ピシ選手がスタンドオフで出場、サモア代表として初の出場です。

    今季クボタに加入したセイララ・マプスアがCTBキャプテンで、

    レスター・タイガースのアレサナ・トゥイランギがWTBで、

    元ワールドのジョージ・スタワーズがNo8で、それぞれ先発します。

    先発15人中10人はイングランド、アイルランド、フランスのクラブでプレー。

    NZが2人、オーストラリアが1人、日本が2人。

    サモアのクラブ在籍の選手はリザーブに3人いるだけです。

    そして、先日来センセーションを呼んでいたピシ選手の身長ですが、

    今日の日本協会のリリースでは、183センチに戻りました!

    とはいえ身長が縮んだのはピシ選手のみ。

    FW5人、BK2人が190センチを超える超巨漢選手です。

    もっとも、日本も北川俊、トンプソン、リーチ、ニコラスの4人が190センチ超。

    大差ないといえばそうですが、それより興味あるのはサモア選手たちのデータがどこまで合ってるのか……?

    日本ラグビーの今が読めるラグビー専門ウェブマガジン

  • 【新ジャージー効果&日本代表、ゴミを拾う】

    29日は秩父宮ラグビー場でジャパンの練習を取材。

    今季の春シーズン、ジャパンが東京で練習するのは貴重です、といってる間にもうすっかり夏ですが。

    今日も、スコアボードの大型ビジョンにサモアのアタックを上映し、フォーメーションを確認しながら練習。

    その自分たちの動きを再び確認して練習。

    テクノロジーの進歩を感じます。

    進歩といえば、先のトップリーグ選抜戦でお披露目したジャパンの新ジャージー。

    3トライをあげてマン・オブ・ザ・マッチに輝いた菊谷崇キャプテンは

    「この前のトライはこのジャージーのおかげ。特に最後のトライはね」と笑いました。

    ノータッチを捕って35mを独走したトライは、東芝のベイツ、そしてグレーガンのタックルを外した豪快なカウンター。ビデオで見ると、ジャージーの二の腕を掴もうとしたベイツ、腹のあたりを掴もうとしたグレーガンの手が外れているように見えます。

    つるつるジャージー、おそるべし。


    (ベイツの握力はすごいと思うのですが…)

    練習後、日本代表は秩父宮周辺でゴミ拾い活動。

    「秩父宮ではいつもお世話になっているし、何か役に立てることはないかと」

    菊谷キャプテンが、谷口到選手&マイケル・リーチ選手の部屋に寄って喋っているときに持ち上がった話だそうで、最高気温35度を記録した午後1時過ぎ、炎天下でのゴミ拾い。

    最大の獲物は、堀江翔太選手が拾ったビニール傘だったかな?

    ジャパン戦士の社会貢献活動、すっかり板についてきました。



    【ジャパン募金200万円を突破!】

    4月の宮崎合宿からスタートした、日本代表メンバーによる東日本大震災被災地支援の募金が200万円を超えました。

    これは、日本代表の合宿や遠征の際、日本協会から支給される雑費から、毎日1人1000円を積み立てているもの。今日までで224万円に達しているそうです。

    「頑張って、代表に残っていけば、それだけ募金できるんですよね。ワールドカップまで続けられるように頑張ります」と菊谷キャプテンは話していました。

     

    日本ラグビーの今が読めるラグビー専門ウェブマガジン

  •  

    【気仙沼のカツオが水揚げ!】

    大震災から3ヶ月半が経過した6月28日。故郷・気仙沼で、ついにカツオが水揚げされました。

    日本全国に数ある漁港の中で、気仙沼はカツオの水揚げで昨年まで14年連続で日本一。

    やはり気仙沼が代名詞となっているサンマ、フカヒレと並び、魚の町・気仙沼のシンボルです。

    リアス式海岸の気仙沼周辺は海岸線が長く、そのすべてが津波被害を受けました。いまも大型船が乗り上げたままの場所もあるなど、海岸地帯は壊滅的な被害を受けていますが、何よりも魚市場の再建が最優先と、地盤沈下した地面をかさ上げし、再開にこぎ着けました。

    先ほどのTBSのニュース23では、製函業を営む気仙沼高校の同級生・藤田秀一郎がインタビューを受け、鮮魚を詰め込んだ箱を自ら運ぶ姿が映っていました(インタビューも)。自宅、工場、営業車などすべて津波に流されながら、知人宅、親戚宅に身を寄せながら、気仙沼の漁業復興のために事業を再建。頭が下がります。

    今日揚がったカツオは、首都圏向けに出荷されるとか。

    気仙沼産のカツオを口に出来る日も近そうです!



    (今年3月、津波から約10日後の気仙沼、魚市場のあたりです)

    【日本A、快勝!】

    NZに遠征中の日本A代表が28日、第2戦を行い、遠征中最強と目されていたタスマン州代表に34−19で勝ちました(なお、今回のメンバーには、日本代表資格のない日本居住3年未満の外国出身選手が含まれているため、試合の際は「日本選抜」のチーム名を使用しています)。

     

    タスマンは、昨年のITMカップ(NZの州代表選手権、国内14チームによる総当たり戦)で12位のチーム。昨年6月、日本代表が敗れたノースハーバーは、同じカテゴリーで昨季は11位。両者の勝ち点差は1だったので、ほぼ同格ですから、日本A代表の勝利は称えられていいでしょう。

    日本協会からのリリースでは、試合は前半18分、この日は右WTBで先発した豊島翔平選手(東芝)が先制トライ。FB五郎丸歩選手がコンバージョンを決めて7点を先行。22分にもCTBガレスピー選手(トヨタ自動車)がトライ。7点を返された28分にはFW最年長のLO谷口智昭選手(トヨタ自動車)のトライ(五郎丸C)。もう1トライを奪われ、前半は19−14で折り返しましたが、後半は、No8イシレリ・ヴァカウタ選手(流経大)、FL橋本大輝選手(神戸製鋼)、FB松下馨選手(トヨタ自動車)という途中出場トリオがトライを加え、タスマンをロスタイムの1Tに封じ、34−19で勝利しました。

     

    薫田監督のコメントです。

    「今回は大きなチャレンジでした。選手全員出場することができ、結果を残せたことが一番の収穫です。また、日本らしい低く早いディフェンスで相手のアタックを下げる場面も見られました。今日の試合では、FWでは、FLの桑水流選手がセットプレーなど攻守にわたり活躍し、BKでは、小野選手がゲインラインを突破し、勝利に貢献していました」

     

    日本代表は7月2日(土)、ノースカンタベリーと最終戦を行い(会場はクライストチャーチ近郊カイアポイの予定)4日に帰国します。

     

    【サモア代表、来日!】

    7月2日に行われるパシフィックネーションズカップ開幕戦に向け、サモア代表が来日しました。

    東日本大震災と福島原発事故を受け、多くのチームが来日を避ける中、積極的に来日する姿勢を見せてくれたのがサモア代表です。今回のサモア代表の目玉は、サントリーで活躍するSOトゥシ・ピシ選手!

    28選手のうち、日本でプレーするのはCTBセイララ・マプスア選手(今季クボタに加入)を含めた2人。

    WTBアレサナ・トゥイランギ(レスタータイガース)らイングランド組が7人、フランス組も7人。


    今回の来日選手のデータを見ると、目を引くのは巨漢が揃っていること。28人中、190センチを超える大型選手がFW11人、BK4人の計15人!

    中でもトゥシ・ピシ選手は大変です。サントリーでは183センチですが、今回のデータでは197センチとなっています! これが本当なら、ジャパン撃破のために身長14センチも大型化したわけです(!)
    ただでさえ難敵のサモアが、巨大化して来日? ジャパンはどう迎え撃つ?


    (ピシ選手。身長14センチも巨大化したのは本当か?)

    日本ラグビーの今が読めるラグビー専門ウェブマガジン

  • 【ナンバーWeb更新】

    NumberWebが26日づけで更新されました。SCORE CARD

    “母国”開催のW杯に胸躍る、逆輸入SO小野晃征。

    〜ラグビー日本代表復帰なるか!?

    Webでも読めるようになりました。↓↓こちらこらどうぞ。

    http://number.bunshun.jp/articles/-/135627

     

    (日本Aの練習より。右から小野選手、豊島選手、大島選手。4年後のW杯は頼むよ!)

    【スクール★ウォーズ一挙放送!】

    あの、伝説のテレビドラマ『スクール★ウォーズ』がこの夏、一挙放送されることが決まりました!

    スカパー!のTBSチャンネルHP↓

    http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/d0074.html

    によりますと、

    7/17、24、31と、3週連続日曜日に7話ずつ放送の予定。12時から17時50分まで放送。しかし、これで放送できるのは、全部で21話分。本来は全26話。どうするのか?

    秘蔵『スクール★ウィーズ』放映全話タイトルリストと照らし合わせたところ、平山誠が登場して全国制覇に向かうラスト5話が漏れてしまうことになりますね。8月の日曜日にも続編を放映するのでしょうか?

    (しかし…テレビドラマが連続26話放映されていた時代って、すごいですね。今は長くて11話。実は26話の他に『前半総集編・これが青春だ!』という回があるのですが、これはなかなか放映されません。仕方ないよね)

    【JWCはNZが4連覇!】

    日本が転落して2年、日本で報じられる機会がめっきり少なくなってしまったJWC(ジュニア世界選手権)は、今年はイタリアでの開催。26日に決勝と最終順位戦が行われました。

    決勝はNZが33−22でイングランドを破り4連覇!

    2008年、ユース世界大会がU20に再編されて以降、すべての大会で優勝しているのです。

    本家のオールブラックスは、1987年の第1回大会を最後にワールドカップの優勝から遠ざかっているし、U20の方が勝負強い?
    この件については、今夏刊行予定の『オールブラックス本』で秘密を紹介します!

    ひとつ、エピソードを紹介すると「ニュージーランドのU20は、プロになれるかどうか瀬戸際の年代。ここで結果を出さないとプロになれない。この先でいくら頑張っても、もうオールブラックスになるチャンスはなくなるという危機感が、U20のブラックスにはある。U20が強いのは当然なんです」これは、NZのワイカト協会でユース強化担当のスタッフとして働いていた宮浦成敏さんのインタビューで出てきた言葉です。

    今夏刊行する『オールブラックス本』ただいま鋭意執筆中です。情報は随時UPしていきますので、お楽しみに!


    (2009年のJWC日本大会でトライ王に輝いたザック・ギルフォード選手。半年後には20歳でオールブラックスデビューを飾りました!)

    なお、JWCの3位以下の成績は以下の通りです。

    3/4位決定戦はオーストラリア30−17フランス

    5/6位決定戦は南アフリカ104−17フィジー

    7/8位決定戦はウエールズ38−24アイルランド

    9/10位決定戦はアルゼンチン15−14スコットランド

    11/12位決定戦イタリア34−22トンガ

    昨年のJWTで日本を破り昇格したイタリアはみごとに残留。今年のJWTを制したサモアと入れ替わってトンガが来年、JWTに降格です。

    そして、来年のJWC昇格を逃した日本は、この週末から香港でアジアジュニア選手権に出場。

    来年のJWT出場権を目指し、26日の初戦でスリランカと対戦。54−29で勝ちました。

    この大会には日本と香港、スリランカ、タイの4カ国が出場。総当たり戦で順位を決めます。

    日本は29日の第2戦でタイと、7月2日の第3戦で地元・香港との決戦に臨みます。

    サモアとのパシフィックネーションズ初戦は18時10分キックオフ。その試合が終わると、香港時間の19時(日本時間の20時)キックオフで、U20ヤングジャパンの決戦が始まるわけです!

    頑張ってもらいましょう!

    日本ラグビーの今が読めるラグビー専門ウェブマガジン

  •  

    【東日本大震災チャリティマッチ】

    6月26日。東京は今にも泣き出しそうな曇り空に覆われていましたが、分厚い雲は涙をこらえてくれました。午後3時から始まったチャリティマッチ。秩父宮ラグビー場は試合終了まで、いや、試合後の場内インタビュー、両チームあわせての記念撮影、そして、宮城県からやってきたラグビースクールのみんなとの記念撮影が終わるまで、ガマンして雨を降らさずにいてくれました。きっと、空からたくさんの魂が見守ってくれていたのだと思います。もしかしたら、暑くなりすぎないように、わざと覆ってくれたのかも。感謝します。

     

    そして、ピッチの上で全力プレーを見せてくれた、日本代表の26人、トップリーグ選抜の27人の選手の皆さん。すばらしいパフォーマンスを、そして試合後はファンの皆さんとの交流会参加、ありがとうございました。

     

    試合自体は、日本代表がスクラムで勝利を決めました。

    キックオフ直後から、トップリーグ選抜は、キックを一切使わずに徹底してアタック、アタック。日本代表は防戦一方、先制トライは目前か? と思われましたが、日本代表のディフェンスは最後の一線で耐えます。

    しかし、トップリーグ選抜もまた、攻め込まれてもしつこいカバーディフェンスで耐えます。

    3ヶ月にわたってじっくり鍛え込んできた日本代表。そしてビッグネームが並んだトップリーグ選抜。

    互角の戦いが続いたのですが……日本代表が完全に上回っていたところがありました。

    それがスクラム。

    開始10分、菊谷主将の先制トライ。18分、SOウェブが決めた2本目は、どちらもスクラムで相手ボールを奪うターンオーバーからでした。

    この日の主役はやはり、宮城県から後輩たちが大勢かけつけた、自分も実家を津波で流された、畠山健介選手でした。

    もちろんスクラムは、平島選手、青木選手とのフロントロートリオ、そしてFW全体の結束の結果ですが、きっと、今日のFWはこの試合の意味、この試合にかける畠山選手の気持ちを、よく分かっていたのでしょうね。


    (試合後、場内インタビューを受ける畠山選手)
    一方のトップリーグ選抜も、厳しい試合展開でもチャレンジを続けてくれました。

    特に、グレーガン選手と箕内選手が登場した後半10分以降はリズムを掴んで、ジャパンを完全に呑んでました。お客さんも味方につけてしまう磁力のような存在感。サスガでした。

    いいものをみせてもらいました。感謝です。

     

    【宮城県の中学生たち】

    昨日の桐蔭学園でのラグビークリニックに続き、今日は桐蔭学園ラグビーフェスティバルに参加してから秩父宮へ移動、チャリティマッチを観戦と忙しい一日でしたね。


    (宮城中学選抜のみんなと、日本代表選手一同で記念写真です!)

    「昨日の練習の後、みんなで、今日の試合でどんなプレーをしようかって話し合ったんです」

    と、仙台RSの塚本大地くん(中3)。今日の大会では相模原RSに快勝する立役者になりました!

    この2日間が、どうか彼ら彼女らの、大きな未来に繋がりますように!

     

    日本ラグビーの今が読めるラグビー専門ウェブマガジン

  •  

    【きょうはチャリティーマッチ!】

    きょうはいよいよ、日本代表にとって初めてのチャリティー試合、日本代表対トップリーグXVが行われます。

    25日は秩父宮でジャパンの練習を取材。

    なぜか、スタンド上段ではオールブラックスの試合で見たことのあるような人物が見物していました。特に隠れるわけでもなく……。あすの秩父宮にも出現するか?

    (日本に来るのか?)
     

    その後、トップリーグ選抜のエディ監督、廣瀬キャプテン、箕内選手を交えて前日会見。

    JK「あすは非常に楽しみ。われわれにとって、今年最初のテストマッチと同じような位置づけの試合。我々もトップリーグXVもベストパフォーマンスで、真剣に戦うことで、東北の人々へのリスペクトを届けたい」

    菊谷主将「日本代表として、ラグビーのチャリティマッチを出来ることが本当に嬉しい。お互いに100%の出し切って、試合が終わった後でたたえ合えるような戦いをすれば、被災地の皆さんにも何か伝わると思うし、明日は試合を楽しみたい」

    エディ「東北の方々のことを思い、インスピレーションを持って試合に臨みたい。同時に、JKのジャパンにタフな試合を提供したい。トップリーグの強みをお見せしたい」

    廣瀬主将「こういう機会を与えてもらえたことに感謝しています。震災の中で、スポーツの価値が問われている中で、ラグビーには何ができるのかをお見せすることが、今後のワールドカップにもつながると思う。僕も(4年前に)悔しい思いをしているので、もう一度JKの前で試合できるのは楽しみです」

    箕内選手「トップリーグXVのメンバーに選ばれて、質の高いメンバーと一緒に試合できるのは非常に嬉しい。東北の人たちや、ベテランの人たちに勇輝を与えられる試合をしたい」

    −−ジャパンはこの試合から、タックルしても、つるつる滑って掴みにくい新ジャージーを着用するらしいですが、何か対策はありますか? と聞かれた箕内選手の答え。

    「掴むも掴めないも、僕はタックルできる場所まで行けるかどうかが問題です」

    会見場が、ドッと笑いに包まれました(でもきっと、すごいタックルを決めてくれるんだろうな)。

    (結構貴重な2ショットかも?)


    【宮城県中学選抜@桐蔭学園ラグビークリニック】

    会見終了後、横浜市青葉区の桐蔭学園グラウンドへ。

    皆様のご支援をいただき、宮城県中学ラグビースクールの少年たちの、桐蔭学園でのラグビークリニックを取材に行ってきました。

    バスが仙台を出発したのが午前9時。桐蔭学園に到着したのが午後3時過ぎ。長旅はさぞ疲れただろう…と思いきや、子どもたちはバスを降りて5分後にはグラウンドに足を踏み入れるや、すぐパス回しをして遊び始めました。楽しそうだったなあ。


    (藤原秀之監督の指導にも熱が入っていました!)

    それもそのはず。どこのラグビースクールも、使っていたグラウンドに仮設住宅が建ったり、流された学校の仮設校舎が建ったり、土日は使えた企業の施設が使えなくなったり……で、グラウンド確保がままならない状態だそうです。

    グラウンド不足のしわ寄せを受けているのは、ラグビースクールだけじゃない。

    宮城県の中体連地区大会は、例年なら6月上旬には終わっているのに、グラウンド不足のため、限られたグラウンドで順繰りに開催し、大幅に遅れているそうです(新学期が始まったのが連休明けですもんね)

    ということで、今週末に中体連がある地区があったり、1学期の中間試験がある地区があったりで、参加できたのは仙台RS、古川RS、石巻RSの3校のみ。

    だけど、ホントに楽しそうでした。

    思いっきり走れる場所があるのって、幸せなんだなあ、と、見ていてつくづく感じました。


    (真ん中には激励に駆けつけた、イタリアでプレーする桐蔭OB四宮洋平選手の顔も!)

    あすは桐蔭学園ラグビーフェスに参加。東京・神奈川のRS中学生との交流試合です!

     

    【ラグマヨ!】

    先日、ラグビーファミリーとしてジャパンの新ジャージーをもらったブラマヨ出演の『ラグマヨ!』。25日(土曜日)深夜26時20分から日テレで放送です。間に合う方はどうぞお忘れなく!。

    日本ラグビーの今が読めるラグビー専門ウェブマガジン

  • 【トップリーグ選抜、スタンバイ!】

    24日(金)は、吹き荒れる南風に苦しみながら府中へ(ただいま、サイクルコンピュータが電池切れ中。向かい風と横風に苦しみながら走るとき、スピードメーターが何も表示しないのって、予想以上に落ち着かないものですね、普通の自転車はみんなそうなんだろけど)。往復約35キロのトレーニングランでした。

    今日の目的は、26日のチャリティマッチで日本代表と対戦するトップリーグXVの練習取材。

    グラウンドに着くと、いるわいるわ、トップリーグを代表する顔、顔、顔。

    日本代表キャプテン経験者の箕内拓郎選手、佐々木隆道選手、浅野良太選手。

    トップリーグ優勝キャプテンの廣瀬俊朗選手。

    トップリーグ得点王の田邊淳選手。

    プレーオフMVPの山田章仁選手。

    そして、世界最多キャップのジョージ・グレーガン選手!

    「3月7日に日本を離れてすぐ、自信のニュースを見て、何かしなければとずっと思っていたんだ。今回のオファーを聞いたとき、すぐに『行くよ』と答えたよ」

    そう話したGGは「相手は日本代表、ずっとチームで練習しているし、簡単ではないけれど、勝つつもりだよ」と言い「しっかりディフェンスすること、ボールをキープすること、ディシプリンを保って反則しないこと」を勝利へのカギにあげました。

    (GGとヘスケスが何やら打ち合わせ。2人で何を仕掛けるのか?)

    山田章仁選手は「4月に10日間、日本代表の合宿に参加したけれど、その10日間よりも今日
    1日の練習には充実感を感じた。準備期間が短い分、かえって集中できるのかも」

    アジア5カ国対抗を終えて、突然代表から外された田邊淳選手は「サッカーのカズさんや中村俊輔、ラグビーでも村田亙さんや廣瀬(俊朗)とか、ギリギリでワールドカップのメンバーからオトされた人たちって、そのあとで凄い人になってるじゃないですか。僕も、今回の経験はこれからの人生に生きてくると思っています」と超前向き。

    「こういう言い方をしていいのかどうかわからないけれど、今の立場の僕が頑張ることは、東北の被災地の皆さんに何かのメッセージになるのかなあ、という気もしてるんです」

    重い言葉です。あえて、くわしく説明しません。受け止めます。皆さんも、どうぞ受け止めてください。

    田邊選手はきょう25日が33歳の誕生日。コングラチュレーション!

     

    【ラグマガ8月号】

    きょう25日は田邊選手の誕生日であると同時に、ラグビーマガジン8月号の発売日です。



    僕は巻頭カラーで、釜石シーウェイブス対ヤマハ発動機の「被災地初戦」レポートを担当。

    記録ナビ連載118回目は、被災地へのエール企画第2弾「釜石V7(&神戸V7)」を取り上げました。

    日本ラグビー史上最高のトライと謳われる「13人トライ」の相手が神戸製鋼だったことはよく知られていますが、実は釜石が全国社会人大会初勝利をあげた相手は神戸だった! などなど、釜石と神戸にはいろいろな因縁があるのでした。詳しくは……どうぞラグマガ86−87ページで!

    「スクラム釜石」代表の石山次郎さんインタビューは藤島大さん。

    恒例「解体心書」は筑波大の怪物ルーキー・竹中祥選手です。

    日本ラグビーの今が読めるラグビー専門ウェブマガジン

  •  

    【書く1日】

    今日は一日、パソコンに向かっていました。

    先日来、小出しに紹介している、今夏発売予定のオールブラックス本の執筆です。

    詳しい内容、正式なタイトル等は追って当ブログでご紹介しますが、今回の取材では正直、予想以上に面白い話をたくさん聞くことが出来ました!

    これで面白いものを書けなかったら、僕の筆力の問題ですね……。

     

    【被災地の子どもたちをチャリティマッチに招待!プロジェクト】

    先日来、ご紹介している6・26日本代表vトップリーグ選抜のチャリティマッチに被災地の少年少女を招待する計画です。昨日のブログで速報をお知らせしましたが、その後、プロジェクト発起人の菅原聡さんのブログでも正式に報告がありました。

    http://so.globe-project.jp/

    日本ラグビー協会の迅速な対応には、深く敬意を表したいと思います。

    同時に、その後もじわじわと増え続けている募金額と、そこに寄せられた皆様のメッセージに、胸が熱くなります。

    高校ラグビー最多優勝回数を誇る秋田工が聳え立つ秋田県。

    日本選手権7連覇の伝説の王者・新日鐵釜石を擁する岩手県。

    東北ラグビーの代名詞となっていた北東北(きたとうほく)の両雄に比べて、宮城県はラグビー界では

    ややマイナーな存在でした。

    しかし、宮城県ラグビーをリードしてきた石巻エリアに追いつけ追い越せと、県都仙台、県北の気仙沼、内陸の佐沼や古川、築館、県南の亘理や柴田……県内各地のラグビースクール、仙台育英の丹野先生、佐沼や気仙沼向洋を育てた芳賀先生ら、各先生方の献身的な努力で、今では畠山健介選手、真壁伸弥選手(サントリー)という現役日本代表スコッドをはじめ、池田渉選手、小松大祐選手(リコー)ら、多くのトップリーガーを送り出す存在となりました。


    宮城ラグビーのヒーロー、畠山選手。ジャパンの新ジャージーのモデルになりました!

    今回の震災で、鹿折、石巻、亘理など、沿岸に本拠を置くラグビースクールはみな、壊滅的な被害を受けました。しかし、内陸部や岩手、秋田などで被害を免れたラグビー仲間、
    OBたちからボールなどの支援物資が届き、すぐにボールを追い始めたそうです。

    今回のプロジェクトに募金されたスクラム釜石の石山次郎代表は「この中から未来の日本代表が出てほしいです」とメッセージを書き込みました。

     

    今回の企画では、「GLOBE PROJECT」の菅原聡代表の母校、桐蔭学園高ラグビー部の藤原秀之監督によるラグビークリニックが25日(土)に、神奈川・東京のラグビースクールを招いての交流試合が26日(日)午前に行われるという濃〜いスケジュールが組まれています。今季はイタリアでプレーし、欧州シーズンの終了で帰国したOBの四宮洋平選手も、土曜日曜とも参加してくれるそうです。

     

    被災地で厳しい思いをしている選手たち、どうぞ有意義な週末を過ごしてください!

     

    【クールジャパン 東北エリアできょう再放送】

    先日、NHKBSで放送された「クールジャパン『がんばれニッポン』が、24日(金)午前10時05分より、東北6県で再放送されます。BSで見逃した、東北在住の皆様、どうぞご覧ください。

     

     

    日本ラグビーの今が読めるラグビー専門ウェブマガジン

  •  

    【暑かった!】

    夏至の東京、最高気温は32度! 降水確率0%の天気予報に安心して、久々に自転車で都心へGO!

    帰りは夜7時近くになったけど、さすがは1年で一番昼間が長い日。西の空に雲もなかったし、サングラスをかけたままで、十分走れました。

    明日からも暑い日が続きそうですが、負けずに行きましょう!

     

    【日本代表新ジャージー発表!】

    22日は午前中、秩父宮ラグビー場で日本代表の練習を取材。そして夕刻からは、ワールドカップで着用する日本代表の新ジャージーの発表会見が行われました。

    新ジャージーの開発にあたっては、カンタベリー社と契約チームである東芝のメンバーや、日本代表の宮崎合宿で試作品を着用してもらい、選手の意見を取り入れたといいます。

    注目は、タックルで相手に掴まれやすい袖、胴体部分に施された「スリップ加工」。一方、ボールを抱える胸の部分には滑り止めの樹脂成分をディンプル加工。さらにFW選手用には、スクラムのバインドを考慮して肩、パンツの尻部分にも滑り止めを配置しました。

     

    (新ジャージーを着用した吉田朋、畠山、菊谷選手とJK、そして「ラグビーファミリー」として記念ジャージーを贈られた『ブラマヨ』の2人です)

     カンタベリー社によると、掴まれにくいようなカッティングやデザインを施したジャージーはこれまであったものの、「掴まれにくいように、滑りやすい加工を施したのは、おそらく世界で初めて」とのこと。

    この加工は世界共通で、カンタベリー社のジャージーを着用するスコットランド、南アフリカ、アメリカ、ロシアも同じですが、メディアへの発表は日本が最初! 試合での登場も、26日の日本代表vsトップリーグ選抜のチャリティマッチが世界初お目見え。 これは世界から注目を集めそうです!

     

    【6・26チャリティマッチへの被災地少年少女招待・続報】

    先日より皆様にお願いしてきました、6・26日本代表vsトップリーグ選抜のチャリティマッチに、被災地の少年少女を招待しよう!という「GLOBE PROJECT」の企画について、続報です。

    同プロジェクトの趣旨に共鳴した日本ラグビー協会が、これまで集まっている募金を支援金として拠出を決定!

    同プロジェクトの資金面の心配が解消されました! 多くの方々からご支援をいただき、本当に嬉しいです!

    さらに、ローソンの玉塚副社長(元ファーストリテイリング(ユニクロ)社長、慶大ラグビー部OB)の尽力でお弁当も提供していただけることになったとのこと。

    Web募金へのメッセージを見ても、本当に多くの方々が、被災地の役に立ちたいという気持ちを強く持っているんだな、と感じます。

    なお、募金が今回のプロジェクトの必要額を上回った場合は、「今回招待する、宮城県の中学生以外の、被災地のラグビー少年少女への支援に使わせていただきます」(同プロジェクトの菅原代表)とのことです。

    6・26の秩父宮。日本代表とトップリーグ選抜のドリームマッチの観戦、プラス、被災地からやってくる少年少女を暖かく迎えましょう!


    【Number781号】

    23日発売の『Number』781号(文藝春秋)『スコアカード』では、ただいまNZ遠征中の日本Aから、前回ワールドカップ以来の「代表」に招集された小野晃征選手(サニックス)を取り上げた記事を掲載しました。



    22日発売の『小説現代』7月号(講談社)掲載の『サギグラ』に引き続き、どうぞご一読ください!

    日本ラグビーの今が読めるラグビー専門ウェブマガジン

  • 【小説現代7月号】

    本日発売の『小説現代』(講談社)7月号,、「敗れざるもの ヒーローの肖像」と題したスポーツ特集に、僕が執筆した短編小説『サギグラ』が掲載されています。



    同じ『小説現代』2009年10月号で『アキラ』という作品を書かせていただいて以来、1年9ヶ月ぶりの小説発表です。新作をお待ちくださっていらした方々(果たしているでしょうか?)長らくお待たせいたしました。

    今回は、東京の、ごくごく普通の区立中学校でラグビー部の同級生だった2人が、違う高校に進んだあとも近所の公園で一緒に練習を続けて腕を磨き、高校3年の全国大会予選で初めて対決した、その1日を描いた作品です。


    (板垣しょんさんのイラスト、いいです!)

    1985年に仕事を始めて以来、スポーツ・ノンフィクションを自分のフィールドとして取材活動を続けてきましたが、以前からおつきあいいただいている編集者のIさんにお話をいただき、前回に続き、小説に再トライしてみました。

    山本周五郎先生や赤川次郎先生の名前と並んで自分の名前が載ってる表紙を見ると、畏れ多いのですが、僕なりに、これまでの取材生活で見て聞いて、感じて書いて、想像してきたことを織り込んで書きました。

    タイトルの「サギグラ」とは、「鷺宮体育館の横にあるグラウンドだから」と、主人公たちが勝手に名付けていたグラウンドの呼び名です。
    モデルはいないわけではないのですが(分かる方にはバレバレだと思いますが…)内容、登場人物のキャラクター設定はフィクションです。

    ヒントになるお話を聞かせてくださったモデルのおふたり、そして、たくさんインスパイアしてくださったたくさんの選手のみなさんに、改めて感謝します。
    どうぞ、ご一読下さい。

     

    【トップリーグ選抜にベイツ!】

    日本ラグビー協会から、26日のチャリティーマッチで日本代表と対戦するトップリーグ選抜のメンバー変更が発表されました。

    ケガで辞退したのが、FLブラッキー選手とSH猿渡選手(神戸製鋼)、FB松田選手(東芝)の3人。

    代わって合流するのが、FLベイツ選手(東芝)とSH西田選手(NEC)、WTB長友選手(サントリー)。

    不惑のラガーマン松田努選手の欠場は残念至極ですが、代わってエントリーする長友選手は、先日発表されたワールドカップ第1次登録50人に入り、逆転代表入りに燃えているはず。同じく逆転代表入りに燃える山田選手(パナソニック)は、九州高校代表以来の同い年のライバル。張り合って活躍してほしいです。

    そしてベイツ選手!

    誰もが認めるトップリーグ最強の仕事人!

    やばい! と思っている選手(やヘッドコーチ?)がいるかも……。

     

    なお、チャリティーマッチ当日は、日本代表メンバーの発案で製作されたチャリティTシャツも販売されます。デザインしたのは畠山健介選手だそうです!

    日本ラグビーの今が読めるラグビー専門ウェブマガジン


  • プロフィール

    20110608-otomo.jpg

    大友信彦
    (おおとものぶひこ)

    1962年
    宮城県気仙沼市生まれ


    早稲田大学第二文学部卒業。
    1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』で活動。
    '87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

    ラグビー専門ウェブマガジンRugbyJapan365スーパーバイザー。

    『再起へのタックル』(洋泉社)
    『ザ・ワールドラグビー』(新潮社)
    『奇跡のラグビーマン 村田亙』(双葉社)
    『釜石ラグビーの挑戦』(水曜社)

    など著書多数。

    月別アーカイブ

    書籍紹介

    バックナンバー

    サイト内検索

    PR

    links

    others