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日本ラグビーの今が読めるラグビー専門ウェブマガジン

  • RJ365に明大新監督(候補)丹羽さんの記事】

    RJ365プレミアムページの好評「楕円球タイムトラベル」にて、明大新監督に就任が濃厚となった丹羽政彦さんの記事をUPしました!

    「いつまでも前へ。――TO THE NEXT STAGE 丹羽政彦」

    http://rugbyjapan365.jp/



    『ラグビーマガジン』2000年6月号、清水建設を引退するときの記事です。

    先週の監督就任報道が出て以来、「丹羽さんってどんな人」という質問をよく受けます。

    丹羽さんは笑顔が似合い、本当に物腰柔らかく、無類の好漢、熱血漢です。

    そんな人柄だけでなく、たいへんな努力家であり、関東社会人リーグという地味な環境で、謙虚に真摯にラグビーに取り組み、一定の結果を出した人物です。

    もちろん、この記事のあとの13年間で、また多くの経験と勉強を重ねてきたわけですが、

    丹羽さんの現役時代の人となりをイメージしていただければ嬉しいです。

     

    【釜石ナイトではあのドリームマッチが!】



    きょう30日夜、月末の水曜日恒例、

    釜石ナイト@高田馬場「ノーサイドクラブ」にて、

    あのドリームマッチ、昨年923日に行われた

    「新日鐵釜石OBvs神戸製鋼OB 東日本大震災復興支援チャリティーマッチ」

    の映像をまるまる上映が決まりました!


    当日見逃してしまった方、当日見たけどまた見たい方、

    どうぞご参加下さい!

     

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  •  

    【ラグビーマガジン3月号】

    ご案内が遅くなりました。『ラグビーマガジン』3月号が発売されております。

    表紙は大学選手権史上初の4連覇を達成した帝京大の、大学選手権決勝で最後のトライを決めたFB竹田宜純選手。

     

    僕は、筑波大のチャレンジをレポートした『自由の風吹いた』



    大学選手権総括『システム変更はレベルアップにつながったのか』



    記録ナビ『トップリーグ 2012−2013 レギュラーシーズン』

    そして、『訃報・石川洋氏』

    を担当しました。

     

    毎年、ラグマガの3月号は、正月大会のレポートが載っていて、1年で一番充実している号です。

    ぜひ、お読み下さい!

     

    【あすは釜石ナイト!】

    30日水曜日は、毎月最終水曜日恒例、釜石ナイトです!

    今月も、釜石、岩手、東北、そしてラグビーを愛する皆さんと一緒に盛り上がりたいと思います!

    ちなみに2月の釜石ナイトは特別版。

    予定されているゲストの顔ぶれは、30日の釜石ナイトで皆さんにお知らせしようと思います!

     

    ※延ばし延ばしにしていた仕事が山積していて、これよりしばらく、ブログ等の発信がこれから簡略版になってしまいそうです。なるべく、少しずつでもUPしていこうと思いますので、お許し下さい!

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  •  【トップリーグ表彰式!】

    サントリーが全勝で2連覇を達成したトップリーグファイナルから一夜明け、28日はトップリーグの年間表彰式が行われました。

     

    表彰されたのは、チーム表彰が優勝のサントリー、準優勝の東芝、3位(準決勝敗退)のパナソニックと神戸製鋼、フェアプレー賞のサニックス、ベストファンサービス賞の神戸製鋼。


    (優勝サントリーの真壁キャプテン。感無量!という表情です)

    個人表彰がトライ王の山田章仁選手、得点王とベストキッカー賞が五郎丸歩選手。

    ここまでは実際の成績で選ばれた賞でした。

    さて、ここからが、投票に基づいて決まる賞です。

     

    まずベストフィフティーンです。

    これは、14チームの監督、主将、そして記者による投票の合計で決まります(満票=38)。



    PR1 安江祥光(神戸製鋼)12票 (次点:久保知大=東芝、9)

    HO 青木佑輔(サントリー)22票 (次点:湯原祐希=東芝、6)

    PR3 畠山健介(サントリー)20票 (次点:浅原拓真=東芝、7)

    LO 大野 均(東芝)22票、真壁伸弥(サントリー)12票、 (次点:伊藤鐘史=神戸製鋼、10)

    FL ジョージ・スミス(サントリー)29票、マイケル・リーチ(東芝)14票 (次点:小林訓也=NTTコム、6)

    No8 菊谷崇(トヨタ自動車)14票 (次点:マパカイトロパスカ=神戸、モセ・トゥイアリイ=ヤマハ発動機、各4票)

    SH 日和佐篤(パナソニック)22票(次点:櫻井朋広=NEC、5票)

    SO 小野晃征(サントリー)7票(同点:トゥシ・ピシ=サントリー、7票)

          試合出場時間などを参考に選考委員会で検討した結果、小野選手を選出。

    CTB ジャック・フーリー(神戸製鋼)31票、マレ・サウ(ヤマハ発動機)14票、(次点:釜池真道=NEC、平浩二=サントリー、霜村誠一=パナソニック、以上各5)

    WTB 山田章仁(パナソニック)35票 小野沢宏時(サントリー)20票、次点:ネマニ・ナドロ=NEC、9)

    FB 五郎丸歩(ヤマハ発動機)22票(次点:高忠伸=近鉄、5票)

    最多得票は、WTB山田章仁選手の35票でした!

    また、大野選手と小野沢選手は最多となる8回目の受賞。トップリーグ10年間で8回の受賞というのは凄い! 畠山選手も、デビュー以来5季連続の受賞、こちらも凄い!

    MVPはジョージ・スミス選手が2年連続の受賞。


    (リーチ選手にツーショットを頼まれたので、僕のカメラでもパチリ!「この日のためにヒゲを伸ばしてました」とリーチ選手。どこまで本気なんだかジョークなんだか…)

    新人賞は、トヨタ自動車のPR吉田康平選手でした。

    PRの受賞は2007年度の畠山選手以来2人目。

     

    もうひとつ、各チームからの投票で選ばれるベストホイッスル賞は、平林泰三さんが3季連続4回目の受賞。平林さんは5票、次点が麻生彰久さんの3票、戸田京介さんと久保修平さんが2票でした。

     

    受賞者のコメントも魅力的なものがたくさん!

    中でも秀逸だったのは畠山選手。

    「先ほどから見ていて、トライ王は山田、得点王は五郎丸と同期の選手がもらっていて、嬉しいのですが、僕も何か、ベストフィフティーン以外の賞がもらえたらと思いました。何かスクラムに関する賞があればと思います。協会関係の皆さま、よろしくお願いします」



    プロップの選手だけでなく、FW選手の気持ちを代弁してくれました!

    「ベストスローワー賞」「ベストタックラー賞」「ベストジャンパー賞」「ベストブレイクダウン賞」……ベストタックラー賞はぜひとも検討して欲しいなあ。

    (もっとも、このうち複数を2年連続MVPの人が持って行ってしまいそうですが…)


    (この笑顔、犯罪的だと思いませんか?ベストスマイル賞があれば毎年持っていきそうなフーリー選手です!)
     

    ちなみに、今季の新人賞、吉田康平選手は、トップリーグ10年間ではじめて、「トライ数ゼロ」での新人賞受賞です!(最多は2006年度、北川智規選手の19トライです!)



    「いやあ…トライは取りたいんですけど、何回か惜しいときもあったんですが…」と照れながら

    「率直に、プロップとしてのプレーを評価してもらえたということを、嬉しく思います。とても自信になります」と話してくれました!

    帝京大では、同期に森田選手、滑川選手、南橋選手というBKのスター選手がいましたが、TLで新人賞を獲得したのは「縁の下の力持ち」だったことは、何だか嬉しいですね!
    受賞者のみなさん、ほんとうにおめでとうございます!
     

    受賞者のコメントの数々は、RugbyJapan365のサイトにUPされています!

    http://rugbyjapan365.jp/

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  • 【サントリー2冠おめでとう!】

    27日はトップリーグ・プレーオフ決勝。

    秩父宮ラグビー場は快晴に恵まれました。



    (秩父宮はトップリーグ今季最多、13858人の観衆で埋まりました)
     

    試合はサントリーが、前半WTB村田大志選手の2トライで12−3とリード。

    後半は2度にわたってイエローカードを出されるなど、東芝の猛攻を浴びましたが、規律あるディフェンスで最後までトライラインを割らせず。逆に、自陣ゴール前でジョージ・スミス選手が、代名詞の「ジャッカル」で相手ボールを奪い、一気のカウンターでトゥシ・ピシ選手が80m独走のダメ押しトライ。

     


    (ジョージ・スミス選手は今日も超人的な働きでした!)

    終了直前には、東芝がホーンが鳴ったあとも執念の猛攻を見せましたが、サントリーは勤勉に守りきり、ついにトライを許さず、19−3で逃げ切りました。

     

    詳しい試合の流れを書き始めるときりがないですが、

    RJ365のサイトにはマッチレポートがUPされています。

    http://rugbyjapan365.jp/

     

    サントリーで何より光ったのはディフェンスでした。

    2度にわたってイエローカードを出され、数的不利に立たされながら、低いタックル、2人目の素早い寄りで、東芝の圧力に耐え続けました。

     

    東芝は、前半、自陣で何度もターンオーバーしたけれど、そこからキックしてしまい、結局ボールをサントリーに渡してしまってリズムを作れなかったのが惜しかったなあ。


    (後半投入のリーチ選手、何度も見せ場を作りましたが、サントリーのディフェンスは分厚かった!)
     

    サントリーはこれで、トップリーグ10年目で初めての全勝優勝。

    過去5度優勝の東芝もなしえなかった快挙です。

    大久保直弥監督は「監督業を忘れて、一人の人間として、本当に決勝に相応しい、素晴らしいゲームだったと思います。最後までどっちが勝ってもおかしくないゲームだったと思う。僕らもまだまだ成長できると思うし、ぜひ、もうひとつのトロフィー(日本選手権)を、選手、スタッフ、一丸となって執りたいと思います」と話しました。

    次は2001年度のサントリーが達成した「シーズン全勝」が目標になりますね。

    東芝の和田監督も「この強いサントリーに、日本選手権でもう一度チャレンジできるようにしたい」

     

    サントリーの2年連続2冠&シーズン全勝がかかる日本選手権は、2月2日(土)に開幕。

    日本選手権の決勝は国立競技場。

    今回の決勝は、(毎年のことですが)最高の戦いには相応しくないグラウンドコンディションでした。

    このカードは、いいグラウンドコンディションでもう一度見てみたい気がします。もちろん、他のチームの巻き返しにも期待です!

     
    素晴らしい戦いを見せてくれた両チームの皆さん、ありがとうございました!

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  • 【さあ決戦!】

    いよいよトップリーグ・プレーオフ決勝です!

     

    26日も府中へ。3日連続の出動。

    きょうは空気が冷たかったけど、澄んだ青空の下、快適なライディングでした。

     

    サントリーは決戦前日でもディフェンスをつけて、短時間とはいえガチガチの練習を敢行。

    「いつもと同じですよ」と大久保監督は涼しい顔です。


    (青木選手は坊主頭。「気分転換です。何かのペナルティーじゃありません(笑)」)
     

    真壁キャプテンは

    「個人的に、東芝とやるのは大好きなので、楽しみです。自分のプレーも東芝っぽいですし、皆さん、分かりやすく真っ向勝負に来てくれる方々なんで」

    と笑いました。


     

    東芝はプレーオフ決勝に勝ち進んだときはこれまで3戦全勝、決勝には無類の強さを誇りますが、

    「去年も、準決勝で東芝と戦ったチームは決勝で勝てないというジンクスを自分たちが破りましたから」と有賀副将はニヤリ。

     

    大久保監督は

    「No8の西川とWTBの村田、若い選手が初めてファイナルでプレーすることは、クラブの将来を考えるとものすごい財産になります」


    (突進する村田選手です!) 

    村田選手は、府中にある西東京支店で多摩地区の量販店・スーパーへの営業担当。

    「試合に出るようになったら、お得意さんが喜んでくれるんです。『優勝したら、(店の)ここのスペースをあげるよ』と言ってくれたり」

     

    そりゃあ負けられないよね。

     

    一方の東芝にも迷いはありません。キーワードは

    「『覚悟』です。ウチのチームは、ここぞというとき、全員が覚悟を決めたときはチカラを何倍にも発揮しますからね」と豊田主将は言いました。おそらく、「決勝で強い」と言われるのはそういうことなのでしょうね。



    もっとも、兼任コーチの中居選手は

    「ウチは決勝で強い、と自分たちで思って臨むと、ちょっと違うことになってしまう。勘違いしないで、ひたむきに、激しく戦うこと」とクギを刺した上で「今年は、すべての経験が生かされると思います」と期待を込めて話しました。

    間違いなく、素晴らしい試合になるはずです!

    どうぞ秩父宮へ!

     

    【前座はミニラグビー!】

    プレーオフファイナルのキックオフは14時。

    11時35分からは、

    トップリーグFOR ALL ミニラグビーフレンドリーマッチ

    が行われます。

    出場チームは

    関東ブロック推薦 世田谷区ラグビースクール(東京都)、

    関西ブロック推薦 徳島ラグビースクール(徳島県)

    九州ブロック推薦 筑紫丘ラグビークラブ ジュニアスクール(福岡県)

    時間に余裕のある方は、ぜひ早めに秩父宮へ!

     

    なおテレビ中継は、Jスポーツ1で13時50分から、BS朝日で13時55分から、どちらも生中継です!

     

    【明大新監督に丹羽政彦さん】

    25日から、各種メディアで相次いで報道されました。

    明大ラグビー部の吉田義人監督が、今季限りで退任。後任には、吉田監督と同期で逆サイドのWTB、プレースキッカーとしても活躍した丹羽政彦さんが就任することが確実になりました。

     

    吉田監督は任期の3年間を1期延長して、合計4年間指揮を執り、4年目でついに早明戦の勝利をあげました。大学日本一の目標は果たせませんでしたが、一歩ずつ、着実に進んだと思います。

     

    丹羽新監督は、北海道北部の日本海側にある苫前町出身。

    大正初期に、開拓農家がヒグマに襲われ、8人が死亡する大惨事が起きたことで知られる町です。

    (僕もその跡を見に行ったことがあります…)

    羽幌高から明大に進み、卒業後は清水建設へ。部員も少なく、練習時間の確保もままならない中で、関東社会人リーグで主将として、副将として、2度にわたって優勝を飾りました。

     

    (『ラグビーマガジン』2000年6月号では丹羽選手の引退インタビュー記事を僕が担当しました。近々、RugbyJapan365『楕円球タイムトラベル』にUPします!)

    正式な就任発表は追って行われる見込みです。

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  • 【サントリー&東芝 両監督取材】

    プレーオフ決勝まであと2日。決勝を戦うサントリーと東芝の両チームがともに練習をオフ、リカバリーにあてた25日、両監督への、メディア各社合同取材がありました。

    グラウンドに長くいる取材ではないので上着も最低限でOK、カメラ機材もいらないので、いつもより軽い荷物で快適なライディングでした。

     

    まずはサントリーへ。改装なったクラブハウスの、その名も「プレスルーム」にて大久保監督のインタビューです。

     

    (プレスルームを備えたクラブハウスは初めてです。WIFIも飛んでる!)

     

    練習や試合のときは聞きにくい個人的なバックグラウンド、プライベートな両監督の素顔が聞けました。

    これは決勝当日紙面向けの取材なので、詳しくは紹介できませんが、ちょっとだけ。

     

    実家は川崎市川崎区、大師前、創業90年の老舗「大久保豆腐店」。4人兄弟の長男である大久保監督は4代目にあたります。

    「豆腐作りは気温、水温、湿度で大豆のふくらみ方も違ってくるし、同じ作り方をしても味が同じとは限らない。興味深いです。選手も、毎日違う顔をしている」

    作りたての豆腐はおいしいですか? と聞かれると、ちょっと時間を置いてから

    「いやあ、本当においしいですよ。一度食べに来てください」

    と嬉しそうに話しました。


    (大久保監督、とてもリラックスした、いい表情でした)
     

    大久保監督の取材を終えると、同じ府中市の東芝クラブハウスへ移動して、同じく和田賢一監督の合同取材です。



    和田監督がラグビーを始めたのは東海大相模高校に入ってから。とはいえ、高校受験の前に、ラグビーを始める決意を固めていたそうです。

    その始まりは、中2のとき、「早稲田の堀越さんや今泉さんが1年で出ていた日本選手権を見に、国立へ行きました」

    ……それって、もしかして……どこかのチームが負けた試合では……。

    「当時は単純に学生を応援していました(笑)」

    ちなみに、小学4年から野球を始める前は「超肥満児でした。足も遅かった。お菓子が大好きで、ポテトチップスとか、めちゃめちゃ食べてたら不整脈が出て、ドクターストップがかかったくらい」

    そんな子が、長じてWTBとして日本代表に選ばれるとは……。

     

    両監督とも、決勝を前に、やるべきことはやりきったという、いい表情をしていました。

    決勝は間違いなく素晴らしい試合になります。間違いありません!

    27日はどうぞ、秩父宮へ!

     

    【慶大&明大が新監督へ】

    25日朝、慶大ラグビー部OB会より、新年度の体制について発表がありました。

    田中真一監督は退き、新年度は和田康二監督が就任。また、慶応全体の一貫指導を管轄する新設のGMに、渡瀬裕司元監督が就任が内定したとのことです。

    和田監督は、現役時代はSO。清真学園では栗原徹選手と同期で花園ベスト8進出。

    慶大では3年で大学選手権優勝を達成しました。

    4年では主将として大学選手権4強。

    卒業後は一戦のプレーを離れ、外資系、ゴールドマンサックス証券で働きながら、慶大のコーチを務めてきました。理論家でありながら、最前線で自ら身体を張る、戦う司令塔でした。

    この2年間は、選手の新旧交代がうまくいかなかったこともあってか、不振が続きました。

    34歳の青年監督は、フルタイム専任監督となるそうです。

    慶大に、どんな新しい風が吹くか、楽しみです!

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  • 【東芝練習】

    24日は東芝の練習へ行ってきました。

    準決勝を控えた先週は、積雪のため人工芝グラウンドで練習。クラブハウス前の天然芝グラウンドの雪は放置したままでした。しかしこの日は天然芝を使用。

    さては、秩父宮のグラウンドコンディションを考えて、わざとグラウンド状態の悪い方を使ったのかな?という想像がアタマをよぎりましたが……邪推でした。日当たりがよいせいもあるのか、グラウンドコンディションは上々でした。

    「グラウンドキーパーの方々がホントによくなってくれてるんですよ」と話す和田監督は、選手を褒めるときと同じように嬉しそうでした。


    あす25日の「トーチュウ」には、FB立川剛士選手の記事を出稿。

    準決勝ではアタックでチャンスを作っただけでなく、パナのエース山田選手がボールを持ちそうになると思い切り前に詰めるアグレッシブなディフェンスで山田選手のスペースを制圧。トライこそあげませんでしたが、勝利の立役者でした。


    36歳。他チームだったら文句なしで最年長選手になる年齢ですが、このチームには42歳の英雄、松田努選手がいます。立川選手は、関東学院大学で松田選手の6年後輩、ポジションも同じFBです。

    「去年は松田さんが頑張ってたんで、励みになりました」

    35歳で1シーズン出場ゼロだったら、進退を考えてもおかしくない気もしますが、松田選手がいるだけに、「そういうことは全然。復活することしか考えなかった」と立川選手は笑いました。

     

    36歳の今季、キレキレの立川選手ですが、リーグ戦最終節の近鉄戦では、ハイタックルで久々のイエローカードももらいました。

    「シンビンでラインの外の椅子に座ってるゴーシさんを見て、『いいぞいいぞ、やっとホントのゴーシさんが戻ってきた』と思いました」と笑ったのは豊田主将です。

    キャプテンがシンビンを称えるのはどうなの? と受け取る方もいるかな?

    しかし、その場面はビデオで確認しましたが、タックルした相手が前に出て、身体が入れ替わった結果、手が顎にかかった感じで、ハイタックルとはいえやむをえない感じに見えました。

    そして、微妙な笛を恐れてプレーが小さくなってしまったら、トップリーグでは、ましてやプレーオフでは勝てないでしょう。

    そういう意味では、この豊田主将のコメントも、失敗を恐れない、誤解を恐れない、開き直った、思い切りのいい領域に入ったことを示しているのかも。

    「今のサントリーは本当に強い。素晴らしいチーム。ここまで全勝で来たのも分かります。その相手にチャレンジできる僕らは本当に幸せです」

    これは豊田主将のコメントです。本当にいい顔で話してくれました。


     

    (今季はケガで出遅れた不惑のトップリーガー松田努選手も元気!仮想サントリーのFBで身体を張ってました!)
     

    3年ぶりの優勝を目指す東芝、決勝に向けて、フィジカルもメンタルも、すごくいいゾーンに入ってきた感じです。

    もちろんサントリーも、準決勝を見ても分かるようにメチャメチャいい状態です。

    27日の決勝は、素晴らしい試合になりそうです!

    ぜひ秩父宮で、80分の戦いを体感しましょう!

     

    【Number821号】

    24日はNumber821号の発売日でした。

    僕は巻頭のNumberEYESで大学選手権決勝レポート。

    歴史を変えた帝京大、

    選手権4連覇の意義。

    を担当しました。

     

    キャプテンのSO森田佳寿、SH滑川剛久、素晴らしいカリスマHB団を擁してもできなかったダイナミックな展開ラグビーへの変身が、彼らが抜けた直後に果たせたというのは不思議に思っていましたが……考えて、岩出監督やいろいろな選手たちの話を聞いて、また考えて、アタマに浮かんできたのが……

    吉田拓郎さんの昔のアルバムタイトル。

    「古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう」

    そんな古い言葉を連想した、そのココロは……どうぞ、お読み下さい!

     

    もう一本。

    巻末コラムのSCORE CARDでは全国高校大会から、

    名門・常翔を花園制覇に

    導いた未来のスター候補。

    として、花園でFB兼SHとして大活躍、大会MVPのタイトルがあれば間違いなく獲得した

    重一生選手のストーリーを書きました。



    この重選手、伏見工のFB松田力也主将や、準優勝の御所実・竹井勇次主将らとともに帝京大へ進学します。

    帝京時代、まだまだ続きそうです……。

     

    ちなみにNumber821号、表紙はメッシ&ロナウド。

    僕は後半の冬のアスリート特集「経験が冬を輝かせる」という記事が気になりました。

    長野五輪の騎手だった岡崎朋美選手が41歳、ジャンプのエースだった葛西紀明選手40歳、高校生だったモーグルの上村愛子選手33歳。

    いい年輪を重ねていますね。ちなみに長野五輪のあった1998年は、立川選手が関東学院大の主将を務めた年でした。(オリンピックのあった2月は、箕内主将のもとで関東学院が初優勝した直後でした)

     

    そして伝説の美女のあの頃と今。

    プロレスのキューティー鈴木選手、バレーの斎藤真由美選手、陸上の小島初佳選手

    面白い記事がたくさん。

    うーん。でも、ここにラグビーの記事がもっと入るようにならないとなあ……。

     

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  • 【ジャパン春の日程決定!】

    23日は日本ラグビー協会にて、日本代表の岩渕健輔GMが会見。

    日本代表の春シーズンの日程を発表しました。

     
    (開口一番「女子のときのようにたくさん来ていただきありがとうございます!」とジョークをかましてくれた岩渕さんです!)

    日本代表テストマッチの日程は以下の通りです。

    【アジア5カ国対抗】

    4/20(土)日本−フィリピン(福岡・レベスタ)

    4/27(土)日本−香港(香港)

    5/4(土祝)日本−韓国(秩父宮)

    5/10(金)日本−UAEUAE

    【パシフィックネーションズ】

    5/25(土)日本−トンガ(三ツ沢・ニッパツ球)

    6/1(土)日本−フィジー(フィジー)

    【ウェールズ代表来日試合】

    6/8(土)日本−ウェールズ(花園)

    6/15(土)日本−ウェールズ(秩父宮)

    【パシフィックネーションズ】

    6/19(水)日本−カナダ(瑞穂)

    6/23(日)日本−アメリカ(秩父宮)

     

    どの試合も楽しみですね!

    アジア5カ国対抗には、今季も日本代表のステータスで参戦。とはいえ、若手も積極的に起用しながら戦っていく意向のようです。

     

    このほか、3月末−4月上旬にはジュニアジャパンがオーストラリアなどで開かれるパシフィックラグビーカップに参加することも、あわせて発表されました。

    パシフィックラグビーカップは、昨年までは南太平洋アイランダー3カ国の底上げのため、フィジー、サモア、トンガの3カ国の地域代表等のチームで行っていた大会ですが、今年からIRBの肝煎りで出場チームが拡大しました。出場チームは…

    オーストラリア(7)=ワラタス、レッズA、ブランビーズ、ブリスベンアカデミー、シドニーアカデミー、メルボルン・レベルズ、ウエスタンフォース

    NZ(5)=ハイランダーズxv、ブルーズxv、ハリケーンズxv、クルセーダーズxv、そしてチーフス

    Xv

    その他(4)フィジー、サモア、トンガ、ジュニアジャパン

    日本の対戦予定は以下の通り。

    3/12(火)v ブリスベンアカデミー

    3/18(月)v レッズA

    3/23(土)v シドニーアカデミー

    4/2(月)v ハイランダーズxv

    4/7(日)v ハリケーンズxv

    パシフィックラグビーカップ(PRC)は、今年は16チームが参加しますが、日本が対戦するのは6チーム。試合数はチーム毎にまちまちで、岩渕GMによると順位決定戦なども行わないとのこと。

    何だか、昔の対抗戦グループみたいな感じです。

    「いろいろな国がこの大会には入りたがっていたようです。日本にとっては、強化の上で、入れたことは大きいと思います」と岩渕GM

    入れた秘訣はナンですか?と聞くと「ゴリ押しでしょう(笑)」

    ともあれ、強化のチャンスはもらえました。これをしっかり活用しないと!

     

    日本代表スコッド(30名)とジュニアジャパンのスコッド(40名程度)は、日本選手権決勝終了後の227日(水)に発表されます!

    (会見の様子はRJ365のサイトにレポートがUPされています!)

    http://rugbyjapan365.jp/

     

    【今週末はサントリーvs東芝!】

    同じくRugbyJapan365のサイトには、トップリーグ・プレーオフ決勝に向けて、

    過去のデータから読み解く―-サントリーvs東芝

    UPしました!

    1984年の公式戦初対戦から、昨年12月の最新対決まで、全45試合の勝敗、スコアなどなどを紹介しました。

    ここまでの通算対戦成績、リードしているのはどっちでしょう?

    ズラリ並んだスコアを見ているだけでも、数々の伝説の戦いが頭の中に蘇ってくる気がしてきて、ホントに興味津々ですね!

    会員ページですが、よろしければ、どうぞお読み下さい!

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  • 【博多阪急で『釜石V7』展】

    九州方面の方々に耳寄りなお知らせです。

    JR博多駅にある「博多阪急」7Fイベントホール『ミューズ』にて、あす1月23日(水)から27日(日)まで、

    『北の鉄人 新日鐵釜石V7の歩み』展が開催されます!

    ↓「博多阪急」HPでのご案内です。

    http://www.hankyu-dept.co.jp/hakata/event/index.html#tetsujin

     

    こちらは、同じく23日(水)から29日(火)まで8回催事場で開催される「東北6県うまいもの大会」のWEBチラシです。

    http://www.hankyu-dept.co.jp/hakata/digipan/2013/0121_krs/index.html

    宮城の牛タン、海鮮弁当、岩手の豚餃子やあわび弁当、秋田の稲庭うどんや横手やきそば、福島の喜多方ラーメン……おいしそうです!48の銘店が出店するそうです。

     

    しかし、チラシを下の方へスクロールしていくと、すごいものを発見します。

    「初の一般公開」と紹介されているのが……なんとスクラムマシン!

    このスクラムマシン、製鉄所で働いていた故・洞口孝治さんが自ら溶接して作ったと言われる伝説の品物です。

    しかし、デパートにスクラムマシンが置かれるなんて、歴史上初めてじゃないでしょうか。

    (もしも過去にあった例をご存知の方がいらしたら教えてください!)

     

    会場には他に、各種トロフィーや当時のユニフォームなども展示。

    さらに見逃せないのが「V7戦士トークショー」

    1)1月26日(土)午後2時30分〜2時50分

    2)1月27日(日)午後2時〜午後2時20分

    トークショーには、釜石V7メンバーで、日本代表で活躍した石山次郎さん、瀬川清さん、千田美智仁さん、高橋博行さんが出演予定。


    (写真は去年9月の新日鐵釜石OBv神戸製鋼OBのV7戦士OBマッチ。右の千田さんは釜石OBのキャプテンでした!)

    ん? と思った方もいらっしゃるかもしれませんね。そうです、トークショー出演予定メンバーは、みんなFWです。

    もしかしたら、スクラムの実演が見られるかも?
    ラグビーどころ福岡で、釜石伝説が蘇ります。
    「なぜ強い!松尾と鉄のラガーメン」のDVD、富来旗てぬぐいなどスクラム釜石グッズの物販もあります!
    九州方面、福岡方面の皆様、このチャンスをどうぞお見逃しなく!


    【女子JAPANの愛称は?】

    昨日のブログで紹介しました女子日本代表のニックネーム公募。

    ブログとFacebookでも紹介したら、たくさんの方からアイデアをいただきました。

    人気を集めているのはやはり「ラガール」ですね。

    日本協会のプロジェクトでも使っている言葉で「ラグビーガール」として定着していますからね。

    相手タックルをかわす、風のようなイメージで「たんぽぽJAPAN」「そよかぜJAPAN

    神話から、光を照らす存在として「アマテラスJAPAN」という案も。

    以前、選手自身からもあがった「くのいちJAPAN」も、僕は悪くないと思います。このさい、男子も一緒に、男子が「忍者JAPAN」、女子が「くのいちJAPAN」とか、どうでしょう?

    あとはスピードのイメージで、男子が「稲妻JAPAN」女子が「ひかりJAPAN」とか。

    あるいは路線を変えて、「タックル姫」「タックル女子」「タックルガールズ」とか。

    「タフネス女子」とか「パワー女子」とか……。
    日本協会HPでの受付は2月1日から2月28日までの1ヶ月間。

    それまで、じっくり考えましょう!

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  • 【女子ジャパンが愛称募集!】

    21日は、都内でラグビー女子日本代表のスポンサー発表会見に行ってきました。

    2001年から(男子の)日本代表オフィシャルスポンサーを務めてきた大正製薬、そして、2011年より全国中学生ラグビー大会の冠スポンサーを務めている太陽生命、この2社がスポンサー契約。女子日本代表を対象としたスポンサー契約は今回が初めてとのことです。

    女子ジャパンの「リポビタンD」ロゴが胸に入ったジャージー姿は、2月のIRB女子セブンズワールドシリーズ第2戦・アメリカ大会(2月1日−2日、ヒューストン)でお披露目となります。(「太陽生命」のロゴは、パンツの裾に入ります!)

    【注目度、大!】

    この日、会見場には記者が約80人(会見10分前の目分量です。もっと増えたかも?でももしかしたら関係者も座ってたかも…)、テレビカメラ6台。近ごろのラグビー関係の会見では見たことのないほどの人数に、女子ラグビーへの注目の高さを感じました。

     

    鈴木彩香選手は「すごい人数でびっくりしました。これだけフラッシュを浴びたのは初めてです。これまで女子ラグビーを作り上げてきた先輩たち、スタッフのみなさんのおかげ。本当に幸せな気持ちになりました」と話しました。


    (たくさんのカメラを前に話す、右から鈴木彩香選手、中村知春主将、山口真理恵選手です)
     

    この日、出席した女子日本代表選手は、アメリカ大会に参加する14人。

    伊藤絵美 28 名古屋レディース

    竹内亜弥 26 世田谷レディース

    中村知春 24 PHOENIX (キャプテン)

    加藤慶子 24 世田谷レディース

    鈴木彩香 23 立正大学ラグビー部

    片嶋佑果 23 ラガール7

    桑井亜乃 23 ラガール7

    山口真理恵 23 ラガール7

    井上愛美 21 RKUラグビー龍ヶ崎

    冨田真紀子 21 世田谷レディース

    鈴木実沙紀 20 関東学院大学ラグビー部

    横尾千里 20 世田谷レディース

    谷口令子 20 世田谷レディース/東京学芸大学ラグビー部

    鈴木陽子 19 立正大学ラグビー部

    女子日本代表はこれから、味の素ナショナルトレセン、立正大学などで練習を重ねて、25−27日はトレーニングスコッド4人も含めた18人で自衛隊に体験入隊。心身を鍛えて、28日からアメリカ遠征(IRBセブンズアメリカ大会、ラスベガス招待大会の2大会に参加)に出発します。

     

    遠征チームに最年少で参加するのは19歳の鈴木陽子選手。

    実は去年のこの大会には、チーム最年少の高校3年生ながらキャプテンに指名されて出場しました。結果的に、この大会で肩を脱臼。復帰した最初の試合で今度は足首を痛めるなど、2012年は不本意な1年だったはずですが

    「こんなにラグビーから離れた時間は初めて。だけど、外から見ていて、前よりもラグビーが好きになって、今は練習にも試合にも、前よりもワクワクした気持ちで行けるようになりました」

    と目を輝かせて話してくれました。

     

    【女子ジャパンが愛称募集】

    その女子日本代表が、チームの愛称を公募することになりました。

    募集期間は2月1日から28日まで、日本協会公式HP

    http://www.rugby-japan.jp/

    のトップページから応募を受け付けるそうです。

    募集内容は「女子15人制日本代表」「女子7人制日本代表」の愛称をセットで。

    応募資格は「個人に限り、誰でも何度でも応募可能」

    「第三者が著作権島の権利を有している著作物、公序良俗に反するもの、ラグビー以外のスポーツの代表ニックネームと同一のものは選考対象外となります」

    とのことです。

    他競技女子日本代表のニックネームと言えば、思い浮かぶのは

    サッカーの「なでしこジャパン」、バレーの「火の鳥ジャパン」

    カーリングの「クリスタルジャパン」、ホッケーの「さくらジャパン」などなど

    女子ラグビー選手たち自身でも「ニックネームがほしいね」と話したときがあったそうで、

    そのときは、忍者のように戦う「くのいちジャパン」、桜のエンブレムにあやかって「さくらジェンヌ」(パリジェンヌとかけたのか、タカラジェンヌとかけたのか…?)などの案が出ましたが、「決め手に欠ける」(浅見コーチ)ということで……

    みなさん、タフ&キュートな女子ジャパンに、どうぞ素敵なニックネームをつけてください!

     

    ちなみに、女子ジャパンのNO1スピードスター山口真理恵選手は、自分の目標について
    「日本古来の武道の要素、間合いなどを、自分のステップに取り入れてみたいと思っているんです」と話してくれました。
    山口選手自身、小学5年から合気道をしていたそうです。
    僕も、こんなエピソードをヒントにしながら、想像力を広げて、
    考えてみようかな……。

     

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  • プロフィール

    20110608-otomo.jpg

    大友信彦
    (おおとものぶひこ)

    1962年
    宮城県気仙沼市生まれ


    早稲田大学第二文学部卒業。
    1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』で活動。
    '87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

    ラグビー専門ウェブマガジンRugbyJapan365スーパーバイザー。

    『再起へのタックル』(洋泉社)
    『ザ・ワールドラグビー』(新潮社)
    『奇跡のラグビーマン 村田亙』(双葉社)
    『釜石ラグビーの挑戦』(水曜社)

    など著書多数。

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