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【世界のラグビー場】
今更ですが、暑中お見舞い申し上げます。
ラグビー界はオフ、というか合宿シーズン。
各チーム、選手のみなさんは来る開幕に向けて鋭意準備中。
網走に行きたいなあ、と思いながら、(これも今更ですが)シーズン中からジャパンの春シーズンにかけて、積み残した仕事に追われています。
というわけで、これよりしばらくの間、ブログはライトバージョンが多くなると思います。
今日は、せめて涼しさを感じてもらえる写真をUPしようと思って、何かいいのはないかと探して……こんなのを見つけました。
これは1997年かな。
後ろに見える山は分かりますか?
手前の木々の感じが、ちょっと見慣れないというか、日本っぽくないでしょ。
この写真、平尾監督率いる日本代表が、パシフィックリム選手権のアウェー戦、アメリカ戦(サンフランシスコ)とカナダ戦(バンクーバー)の間の平日、合宿を這っていたウィスラーのグラウンドです。
ゴールポストが入らない角度で撮っているのが物足りんですね。
16年前の大友、甘いぞ!
ともあれ、こんな美しい景色の広がるグラウンドで練習できてたなんて、幸せですね。
しばらく、「世界のラグビー場」でも、不定期連載(?)していこうかな、と思っています。
次はどこか?
ちなみに、真似したわけじゃないんですが(といってもダメですよね、傍から見たらパクリでしょうが)
大西一平さんもブログで、世界のスタジアム写真シリーズを始めています。
http://blog.glam.jp/onishi/2013/07/post-1.html
張り合うわけではありません(当たり前です)、お楽しみいただければ幸いです!
【31日は釜石ナイト!】
31日は、毎月最終水曜日恒例の「釜石ナイト@高田馬場ノーサイドクラブ」です!
釜石を、東北を、ラグビーを、ビールを愛する皆さんと一緒に、釜石の地酒・浜千鳥、釜石名物のつけめん・ラガー麺、三陸の海の幸・イカの塩辛などなどに舌鼓を打ちながら、ゆったりビールを飲みましょう、という企画です!(ノーサイドクラブの生ビールは絶品です!)
7月31日(水)営業開始は17時ですが、18時頃から、スクラム釜石のメンバーがぼちぼち集まり、ラグビー話、東北・釜石の話、2019年ワールドカップ招致の話に花を咲かせます。ラグビーにも釜石にも直接縁がなくても、ご興味がある方は大歓迎! 釜石だけではなく、2019年ワールドカップへ向けた盛り上げのアイデアなども、気楽に話し合いましょう!
(6月は村上晃一さん、永田洋光さんと一緒に、春のジャパンを振り返りましたが……今月はゆるーい飲み会にしようかねえ、と話しています……)
釜石シーウェイブスサポーターズクラブ会員の方、およびスクラム釜石てぬぐい、富来旗てぬぐいなど、スクラム釜石グッズご持参の方は飲食料が10%引きになります!
どうぞ、気軽にお越しください!
スーパーラグビーへの登竜門、ITMカップを目指してNZでチャレンジ中の日本人選手情報です。
カンタベリー代表を目指してクライストチャーチへ渡り、リンウッドクラブに入ってチャレンジ中の藤田選手は、27日(土)、クライストチャーチの「メトロポリタン・ラグビー ディビジョン1」最終戦で「サムナー」と対戦。チームは残念ながら敗れましたが、藤田選手自身はチームのMVPを受賞する活躍だったそうです!
カンタベリー代表へのチャレンジはここからが正念場。
31日(水)には、カンタベリー代表をかけたセレクションマッチが行われることになっていて、藤田選手も出場が決まったそうです!(先発/リザーブかはまだ確認できていません。決まっていないのかも知れません)
ラグビー王国の中でも最強と謳われるカンタベリー代表へのチャレンジ。
19歳の挑戦を応援しましょう!
そしてもうひとり、オタゴ代表を目指してダニーデンへ渡ったのが山田章仁選手。
29日、オタゴ協会から今シーズンのオタゴ代表スコッドが発表されましたが…残念ながら、山田選手の名前はありませんでした(すでに発表されていた通り、田中史朗選手の名前はしっかりありました)。
山田選手のこれからの身の振り方については、まだ情報がありません。
帰国してパナソニックに合流してトップリーグを戦うのか、
ITMカップの他のチームを探すのか。
この日発表されたのはFW17人、BK14人の31人。決して多い人数ではありません(日本代表のメンバーよりも少ない)。あくまで無責任な想像でしかありませんが、けが人等が出れば、追加招集などもありうるかもしれません。
どんな道を選択するのかは山田選手次第なのか、オファー待ちなのか、そのへんすら分かりませんが、このチャレンジは間違いなく山田選手を成長させていると思います。
個人的には、チャレンジを続けてほしいなと思いますが……次の知らせを待ちたいと思います!
若きチャレンジャーたち、頑張ってください!
【RJ365「楕円球タイムトラベル」にて「希少資源の大学生を救え!」再開!】
RUGBYJAPAN365のサイトにて、ご好評いただいております、過去の作品採録コーナー「楕円球タイムトラベル」を更新しました。
今回は、4月・5月に第1部、第2部を掲載した後、日本代表の試合が続いて中断していた、2002年に書いた作品「希少資源の大学生を救え!」の採録第3弾です。
現在の大学生には藤田慶和選手と福岡堅樹選手が大活躍したのをはじめ、中村亮土選手や内田啓介選手、坂手淳史選手、山沢拓也選手など、日本で開催される2019年の主役を担うべき期待のかかる選手がたくさんいますが、彼らを成長させるためには、今の「大学」というカテゴリーで練習や試合をさせておいていいのか?
2002年から状況がほとんど変化していないことには愕然としますが、問題意識を共有化するのが一番かと思います。
(今回UPした連載第3回は、小野澤選手の中大時代のエピソードを紹介しています。)
ということで、会員専用ページですが、日本ラグビーを愛する皆さんにはぜひともお読みいただきたいと思います。
よろしくお願いします!
【31日は釜石ナイト!】
引き続き、お知らせです。
31日(水)は、月末恒例「釜石ナイト」@ノーサイドクラブ。
釜石を、東北を、ラグビーを、ビールを愛する皆さんと一緒に、釜石の地酒・浜千鳥、釜石名物のつけめん・ラガー麺、三陸の海の幸・イカの塩辛などなどに舌鼓を打ちながら、ゆったりビールを飲みましょう、という企画です!(ノーサイドクラブの生ビールは絶品です!「やかんピッチャー」は、気を失っていても目覚める「魔法のやかん」です!)
7月31日(水)営業開始は17時からですが、18時頃から、スクラム釜石のメンバーがぼちぼち集まり、ラグビー話、東北・釜石の話、2019年ワールドカップ招致の話などに花を咲かせます。ラグビーにも釜石にも直接縁がなくても、ご興味がある方は大歓迎! 釜石だけではなく、2019年ワールドカップへ向けた盛り上げのアイデアなども、気楽に話し合いましょう!
釜石シーウェイブスサポーターズクラブ会員の方、およびスクラム釜石てぬぐい、富来旗てぬぐいなど、スクラム釜石グッズご持参の方は飲食料が10%引きになります!
ノーサイドクラブの場所、地図などはこちら↓へどうぞ!
【天然芝の上で思い切りラグビー!】
28日(日)は、最高の好天のもと、大宮の健保グラウンドへ。
音羽倶楽部&ノーサイドクラブのコラボ企画
「おじさんと女性のための初めてのラグビー教室」
に参加してきました!
参加したメンバーは「おじさんと女性」を中心に40人(くらい?)
僕も、今回は取材ではなく、一般の体験者として参加。
ものすごーく久しぶりのラグビーを楽しみました。
普段から自転車に乗っていて、そこそこ体力を鍛えているつもりの僕ですが、実際に芝の上を走る、ステップを切る(というほどたいそうなことじゃないけれど、走って止まる、方向転換する、などなど)のは、想像通りというか想像以上にというか、関節やら筋肉やらに負荷がかかります。
主催してくれた音羽倶楽部の河井さんが
「熱中症にならないように、無理しないで日陰に入って、水分を十分とってください!」
と何度も声をかけてくれたおかげで、僕も無理せず水分を取り、頭から水をかぶりながら、約2時間、パスの練習、キックの練習、メークライン、タッチフットを楽しみました。
ラインアウトのリフティング体験。ジャンパーはノーサイドクラブの容子さんです!
僕も飛ばせてもらいました!
日本代表やトップリーグのチームのラグビー教室取材では何度も見ていますが、自分が上げてもらうのは初めて。せっかくなので、カメラを持ってジャンプ!持ち上げてもらったところから撮りました。
斜めですが、スロワーはこんな角度で見えます。このスロワーが企画・運営を取り仕切ってくださった音羽倶楽部の河井さんです! このあと投げてもらって、キャッチしました!
そしてタッチフット。
前にタッチフットをしたときも思ったことですが、声を出すのはスキルなんだな、ということを改めて感じました。自分が何をしたいか、どこにスペースがあるか、どんな言い方をすればベストなのか、考えている間に状況が変わってしまい、結局何もできなくなってしまう。
「ラグビーはコミュニケーションスポーツ」
これは2年前に「オールブラックスが強い理由」を書いたとき、パナソニックの田邉淳選手に聞いた言葉です。その後の取材でもエディ・ジョーンズさんや廣瀬俊朗さん小野澤宏時さんなどたくさんの人の言葉や実践から感じていることですが、自分がピッチの集団の中に入ると、改めてその大切さと難しさを感じました。
(だけど、その右往左往も楽しいというか。ダメなプレー、失敗したプレーがあってもゲームは続く。引きずらないで次のプレーに向かわないといけないのが楽しいんですね)
しかし、コンタクトなしのタッチフット、5分ハーフで、これだけの筋肉痛。
改めて、ラグビー選手の強さタフさたくましさを実感しました。
(慣れない運動をしたのに、ろくにクールダウン、ストレッチもしないでアフターファンクションばかりハシゴしたせいでもありますね、反省…)
大宮の居酒屋にてアフターファンクション。挨拶するのは永田洋光さん!
音羽倶楽部のみなさん、ど素人に丁寧に指導していただき、本当にありがとうございました。
ノーサイドクラブ常連さんはじめ、一緒に参加した皆さん、楽しい時間をありがとうございました。
芝の上を走り回るって、本当に楽しいですね!
みんなで分かち合ったこの楽しさを、2019年ワールドカップの盛り上げにつなげていきましょう!
※アフターファンクション第2部はノーサイドクラブへ。新婚の竹内マスター夫妻に、常連さんのIさんから手作りウェディングケーキの差し入れというサプライズに同席する幸運に恵まれました!
31日の「釜石ナイト」もよろしくお願いします!
【31日は釜石ナイト!】
お知らせです。
毎月最終水曜日恒例の「釜石ナイト@高田馬場ノーサイドクラブ」
今月は月末も月末、31日の開催となりました。
5月は松尾雄治さん、藤田剛さんら1983年のウェールズ戦肉薄メンバーを招き、「ウェールズ戦勝利祈念トークライブ」を敢行。
6月は、村上晃一さん、永田洋光さんと一緒に「春のジャパンを振り返る」トークショーとして開催。
そして今月は、久々でノーマルスタイルでの開催です。
釜石を、東北を、ラグビーを、ビールを愛する皆さんと一緒に、釜石の地酒・浜千鳥、釜石名物のつけめん・ラガー麺、三陸の海の幸・イカの塩辛などなどに舌鼓を打ちながら、ゆったりビールを飲みましょう、という企画です!(ノーサイドクラブの生ビールは絶品です!)
7月31日(水)営業開始は17時ですが、18時頃から、スクラム釜石のメンバーがぼちぼち集まり、ラグビー話、東北・釜石の話、2019年ワールドカップ招致の話に花を咲かせます。ラグビーにも釜石にも直接縁がなくても、ご興味がある方は大歓迎! 釜石だけではなく、2019年ワールドカップへ向けた盛り上げのアイデアなども、気楽に話し合いましょう!
釜石シーウェイブスサポーターズクラブ会員の方、およびスクラム釜石てぬぐい、富来旗てぬぐいなど、スクラム釜石グッズご持参の方は飲食料が10%引きになります!
大雑把には、7月6−7日に菅平で行われた不惑大会に参戦した「スクラム釜石バーバリアンズ」の奮闘リポートがトピックになるかな。写真も交えてご紹介しようと思っています。
当日は、サプライズゲストがあるか? スクラム釜石スタッフが、鋭意説得中?どうぞお楽しみに!
ノーサイドクラブの場所、地図などはこちらへ!
【くまモンピンバッジ発売!】
くまモンピンバッヂ発売開始、
くまモンがラグビーボールを抱いてるかわいいデザイン!
2000個限定、1個500円だそうです!
http://www.sukitai-kumamoto.jp/news/kumamon/
面白いのは、商品のキャッチコピーで使われている言葉が
「2019年ラグビー世界大会」
というビミョーな表記になっていることです。
「ワールドカップ」という言葉を使うといろいろな問題が生じるんですね……。
このゲリラ感、なんだか好きです!
【気仙沼高 甲子園目指しきょう準々決勝!】
東北は昨日から大変な雨に襲われていますが、全国高校野球宮城大会は27日、準々決勝2試合を実施。仙台育英高と柴田高が準決勝へ進みました。
わが気仙沼高はあす28日、第3シードの仙台三高と、石巻市民球場で対戦します!
仙台三高は、県立の雄として、長い間、東北・仙台育英という私学2強に立ち向かってきたチームで、気高が負けたあとは、けっこう「三高がんばれ!」とテレビで応援していた記憶があります。
今回、ブログを呼んでいろいろ情報を寄せてくれた気高の同期で野球部だったHによると、
三高の野球部は、気仙沼高校が初めて甲子園に出場したときの選手だった三浦邦夫元監督が長く率いていたそうです。当ブログのレギュラーメンバー、ラグビー元日本選抜、東芝府中で活躍した石川敏さんは、高校までは野球部のエースで4番。石川さんが3年の夏、甲子園を目指したとき、その野望を準々決勝で打ち砕いたのも仙台三高だったそうです。
(Hは中学生の時その試合をナマで見て、「気高の2回目の甲子園はオレか…」と呟いたそうです。残念ながら実現しませんでしたが)
因縁の戦いですね。
河北新報HPの「準々決勝展望」こちらです。
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe184/20130727_02.htm
ちなみに、気仙沼高が甲子園予選で8強に勝ち進んだのは5年ぶり。
5年前の準々決勝進出時のエースは、僕の同級生、Aの息子でした。
Aは残念ながら、有名になった南三陸町のあの防災庁舎に詰めていて、津波に呑まれ、帰らぬ人になってしまいました。
(Aが亡くなった、南三陸町の防災庁舎です。3階建ての屋上よりもはるか上を、津波は洗って流れていったといいます。何度見ても、うまく想像できません……)
無念だったと思うけれど……きっと、空の上から、自分の母校の、息子の野球部の後輩たちの快進撃を応援してくれているでしょう。
気高野球部のみんな、思い切り、頑張ってください! 応援しています!
(そういえば、東京からこんなに気合い入れて応援するのも、Aの息子が投げていたとき以来、5年ぶりだなあ……)
ラグビーマガジン9月号が発売になりました。
今月の表紙は日本代表の廣瀬俊朗キャプテン。
凛々しいですね。ホントに、男が惚れる男です。女も惚れると思いますが^^
僕は、巻末モノクロページの「解体心書」で
サントリー/日本代表のFLヘンドリック・ツイ選手の記事
「限界なんてない」を担当しました。
とってもシャイなツイ選手。グラウンドで見せるワイルドなパフォーマンスとは対照的に、小さな声で訥訥としゃべる姿は、もしも女性だったらきっと母性本能をくすぐられるだろうな、と思いました(実際、同行した女性編集者もキュンキュンしてる感じでしたよ^^)
いかし、口にする言葉は迫力がありました。
「FLとして、世界トップ10に入る選手になりたい。そのためには、学べる者はできるだけたくさん学びたい」
とってもシャイだけど、ストイックで、向上心に満ちた25歳。
実は、生まれ育ったNZでは、年代別の代表には選ばれることがなかったそうです。
そんな経歴も、ストイックに努力を重ねる姿勢につながっているのか。
ジャパンの新たな看板プレーヤーになりつつあるツイ選手の素顔、どうぞ、お読みください!
このほか、巻頭のモノクログラビアでは、
春ジャパン総括座談会「日本代表、進化の道筋」で、小林深緑郎さん、出村謙知さんと対談。
ジャパンラグビートップリーグ合同選考会レポート
熱を帯びた「縁結び」
連載・記録ナビは143回
「日本代表連勝記録、最多キャップ、最速10T」
一昨年の7人制日本代表最年少デビュー、昨年の15人制日本代表最年少キャップ記録樹立以来、さまざまなレコードを作り続けてきた藤田慶和選手が、またもとてつもない記録、それも今度は世界記録を達成しました!それは、テストマッチ最年少&最速10トライ達成記録です!
情報ページ「NEWS PARK」では、その藤田選手のスーパーラグビー、ITMカップを目指してのNZへの旅立ちを、そして菅平不惑大会でのスクラム釜石バーバリアンズの活躍を、レポートしました!
……と、自分が担当した記事ばかり紹介しましたが、エディー・ジョーンズHC、廣瀬俊朗選手、三上正貴選手のインタビュー、大学新スキッパー連続インタビューなど、充実した記事が満載です。
どうぞ、お読みください!
【Number 833号】
25日(木)はNumber 833号の発売日です。
特集はサッカー日本代表。
特集タイトルは
「日本代表に問う。 W杯決勝まであと1年。変わるなら今しかない。」
来年に迫ったブラジルワールドカップへの展望です。
今回は奇数号なので、隔号連載のSCORE CARD ラグビー掲載号です!
タイトルは
出るか、“第2の大野均”!
TLが初の合同選考会開催。
7月10日、炎暑の東京・辰巳で行われたトップリーグのトライアウトこと合同選考会の様子を、東福岡高1年で全国制覇を達成した天才SO、法大4年の加藤俊介選手を中心に取り上げました!
夏の甲子園大会を前に、興味深い記事が、NUMBER OPINION に載っています。
今号の議題は
「かつてのエースが考える“甲子園の球数制限”。
球児の「未来」のためか「現在」のためか。
「未来」を主張する桑田真澄さんの意見は
「学生野球で燃え尽きないよう、球児の将来を守る一歩を」
「現在」を重視する側として登場するのはかつての沖縄水産のエース、大野倫さんです。
「選手はその場の一瞬に野球人生を賭けるつもりでプレーしている」
一見、対立した意見を述べているように見えますが、よく読むと、大野選手も、エースが連投することが当然視される現状を積極的に支持しているわけではないことがわかります。
大野さんは1991年夏の甲子園に沖縄水産のエースで乗り込み、全6試合に完投して準優勝。しかし、連投に次ぐ連投で体力と筋肉はダメージをため続け、4連投となった大阪桐蔭との決勝では肘は曲がらず、伸ばせず、13失点で敗れてしまいました。大会後に肘を手術すると、折れた骨片が出てきたと言います。しかし大野さん自身は、連投したことを悔やむ言葉や、投げさせた監督への泣き言めいた言葉は一切口にしなかったと記憶しています。
大野さんの
「だからこそ、きちんとルールを整備する必要があると思うんです。(中略)ルールを与えれば子どもたちはその環境の下で精一杯取り組める」
という言葉には、深く考えさせられます。
高校野球とは意味合いが全然違いますが、大学ラグビーも「選手を国際レベルに成長させない」と10年も前から指摘されているのに、何ら抜本的な改革がありません。
今日発売の雑誌の中身に詳しく触れるわけにはいきませんので、この件に関する僕の意見もここでは控えますが、違う競技がどんな問題を抱えているのかを知ることは、自分たちの置かれている現実を知るひとつの手段かな、と思いました。
桑田さんの意見も興味深いです。おすすめ記事です。
【山田選手の活躍!】
スーパーラグビーへの登竜門、ITMカップのオタゴ代表を目指してNZへチャレンジ中の山田章仁選手。24日にダニーデンで行われた「トライアルマッチ」の記事がオタゴの地元紙WEB版
OTAGO DAILY TIMES ONLINE
に写真付きで掲載されました!
http://www.odt.co.nz/sport/rugby/266107/rugby-shadow-otago-side-prevails
山田選手は、オタゴ地区のファイナルに進んだ2チームの主力を除く選手で構成された
「SASSENACHS」のWTBとして途中出場。みごとトライを決め、29−24の勝利に貢献しました。
同記事では、自らトライを決めただけでなく、味方のトライにつなげる良いプレーもあったようです。
オタゴ代表のトニー・ブラウン監督は、週末のオタゴクラブ選手権ファイナルを見届けた上で、29日(月)に代表スコッドを発表する予定。
さて、山田選手の名前はそこに入るでしょうか?
またまた、南南西に向かって「念」を送ろうっと!
【気高硬式野球部が歴史的金星!】
きょう24日は、昼間から、気仙沼出身者、気仙沼高校のOBの間ではホットな電話やメールが飛び交いました。僕の知らないところでも当然、大量に飛び交っていたはずです。
全国高校野球、夏の甲子園大会宮城県大会の4回戦で、
気仙沼高校が4−3で東北高校を破ったのです!
東北高校といえば、ダルビッシュ有選手や佐々木主浩選手など、ビッグネームを多数送り出してきた東北のみならず高校野球の雄と言っていいチームです。仙台育英との私学2強は、高校野球のみならず、かなりの種目で宮城県の高校スポーツを支配してきました。
その東北高校を、我が気高(けこう、と呼びます)が4回戦で破った!
これまでも、気高には、いいピッチャーがいた年はありましたが、この強敵を倒すことはなかなかなかった。僕が覚えている1970年代中盤以降では記憶にありません。
きょう、ちょうど電話する機会があった、元ラグビー日本選抜にして気高時代は野球部のエース兼4番だった石川敏さんも「オレも記憶にないよ」とのこと。
被災地支援のために自ら立ち上げた社団法人 復興支援機構の運営で多忙を極める石川さんですが
「決勝に行ったら応援に行かないとな!」
同じ気持ちの人、多いはずです!
実は気高は一度だけ甲子園に出たことがあって、それは1962年。
春の選抜を制した作新学院と初戦で当たって延長戦の末に敗北。
作新は集団赤痢事件があったりしたのですが、このチームからのちにプロ野球で活躍した八木沢投手、加藤投手が出ました。大変な相手と戦って敗れたわけです(この大会を制した作新学院の監督が「一番苦しかった試合は?」と聞かれて「気仙沼です」と答えたことは、当時から数十年の間、気仙沼では誰もが知るエピソードでした)。
現在の気高は男女共学になっています。つまり男子の定員は僕らの頃の半分になっているわけで、少ない男子で結果を出しているのは立派です。
(震災直後の気高野球部グラウンド。自衛隊の車両も、体育館に避難している人たちの車も、なるべくグラウンドに端っこに停めていました。被災直後の大変なときでも、こんな気遣いを忘れなかった人たちの思いが、今回の結果をサポートしたのかもしれません…)
そして、今の高校3年生は、東日本大震災の直後に中学を卒業、あすをも知れない中で高校に入学して、これまで過ごしてきた生徒たちです。
彼らが入学した頃は、野球部のグラウンドは自衛隊の救援車両基地になっていました。
ひとりひとりの選手と面識はないけれど、とてつもない思いとともに、これまで鍛錬を重ねて、チカラをつけてきたのでしょう。心から敬意を表します。
この勢いで、勝ち進んでください!
【山田選手は出場いきなりトライ!】
そして南半球からも嬉しいニュース。
ITMカップオタゴ代表そしてスーパーラグビーを目指し、NZへ渡った山田章仁選手が24日、オタゴ代表とサウスランド代表の候補選手による強化&トライアル試合に出場。途中出場からトライをあげ、29−24の勝利に貢献したそうです!
まだ映像は見ていませんが、かなりスリリングなトライだったようです。
日本人のトライフィニッシャーは名選手、あまたいますが、山田選手ほど華のあるトライを取る選手はなかなかいません。
(僕にとって山田選手のベストトライは…2010年度プレーオフ準決、トヨタ戦のこのトライ。タックルして自分でオーバーして、サポートに出てパスをもらって蹴って追って自分で拾ってタックルされながらフィニッシュ! このガムシャラさが蘇れば、どこでだって勝負できる!)
そういえば山田選手も、公立校の福岡県立小倉高校卒。
花園をかけた福岡県大会では、全国の強豪・東福岡の巨大な壁に挑み続けた選手です。
高3の県大会決勝では22−22の引き分けを演じています。
巨大な壁に挑み続けた経験が、今につながっているのだと思います。
この勢いで、オタゴ代表の座を勝ち取って、ITM杯で大暴れを……
27歳のチャレンジャーに期待しましょう!
【ピカルの定理】
24日、フジテレビ午後7時57分からの1時間番組。
バラエティというか、お笑い番組ですが、まじめに試合している社会人クラブのラグビー試合に、お笑い芸人がそっと乱入。厚かましくどこまでバレずに試合に参加しちゃえるか、というお遊び企画ですが、予想以上に面白かった!
(ノーサイドクラブなどでよくお見受けする顔も、先日の竹内さん容子さんパーティにいらしていた顔もたくさん見つかりました!)
ピッチに入ってしまえば、仲間扱いしてしまうというか、人数なんて気にしない大雑把な感じが、何とも言えずラグビーだなあ^^(いや、正しくは「草ラグビーだなあ」と言うべきでしょうか?)
全面協力(?)音羽倶楽部の皆さん、楽しい企画をありがとうございました!
【NHK 視点・論点にもラグビー登場】
※明朝(25日)朝4:20から4:30までNHK総合TVにて
「視点・論点 日本ラグビーの未来」
ジャーナリストの松瀬学さんが熱弁を振るったそうです。
時間があんまりなので、録画予約して寝ますzzz
【山田選手情報】
先にお知らせした藤田慶和選手情報に続き、同じくニュージーランド(NZ)にチャレンジ中の山田章仁選手の情報が届きました。
山田選手は6月24日から、スーパーラグビーへのチャレンジを目指して、NZのダニーデンへ。
NZの国内シーズンは終盤ですが、押しかけ半分(?)でオタゴのユニバーシティクラブに入り、ITMカップのオタゴ代表入りを目指して奮戦しています。
↓山田選手のチャレンジ出発を紹介した6月25日のブログです。
http://otomo-rug.jugem.jp/?eid=833
山田選手の所属するユニバーシティクラブは20日のオタゴ・プレミアリーグ準決勝でダニーデンと対戦。
序盤は相手のダニーデンがスクラムを制圧して猛攻、開始22分までに21-0とリード。前半はダニーデンが28-13の大量リードで折り返します。
しかし後半はユニバーシティが反撃。山田選手の逆転トライなど連続20得点の猛攻で、残り3分、33-28と5点をリードしました。
しかしここからダニーデンに同点トライを奪われ、残り12分。
ユニバがいったんは相手陣深くまで攻め込みましたが、そこからダニーデンが反撃し、逆転PGを決めた……ということです。
これで、山田選手のNZチャレンジはおしまい?
いえいえ、そんなことはありません。
あす24日、オタゴ代表のトレーニングマッチが行われ、山田選手もそこに出場するそうです。
これ、事実上の「トライアウト」ですね!
試合はNZ時間17:30から。日本時間の14:30ですね。
山田選手はリザーブということなので、出番は日本時間の15:30ころからかな?
明日午後、南の(南南東くらいの?)空へ向かって、応援パワーを届けましょう!
【藤田選手情報】
NZクライストチャーチ在住のShigeさんからメールと写真をいただきました。
(円陣の右側、背番号11が藤田選手です!)
先週20日は同じクライストチャーチの強敵クラブ、ニューブライトンとの対戦でした。
藤田選手は、ボールを持つ場面にはなかなか恵まれなかったようですが、Shigeさんによると
「1度、良いランができました。チームメイトからも『ヨシ!ヨシ!』と呼ばれてチームとも馴染んできたと思います」
ということです。
(クライストチャーチのセントビーズ高に留学中の東福岡高2年、弟の達成くんも、留学仲間と一緒に応援に来ていたそうです。でかい!)
藤田選手本人は常々「希望ポジションはFB」と話していますが、現在はWTBで出場しているそうです。
日本代表では逆サイドにもどんどん走りこむスタイルでワークレートの高いプレーを見せていましたが、オールブラックスやスーパーラグビーではアグレッシブなアタッキングラグビーが見られますが、NZのクラブの試合はとても保守的というか、シンプルでフィジカルなゲームが多い。これは、NZへ留学したあらゆる選手が口にすることです。
藤田選手はクラブシーズン終盤の合流なので、環境に慣れて自分の力を出すのも簡単ではないことでしょう。しかし、どんな環境でも、どんな条件でも前向きにチャレンジする藤田選手のことですから、思い切りチャレンジして、新たな未来を切り開いてくれることでしょう!
shigeさん、ありがとうございました!
【ノーサイドクラブ2周年&竹内さんパーティ】
21日は、都内で開かれた
RUGBY DINER [No Side Club]
マスターの竹内方和さん容子さん夫妻の結婚披露パーティ
兼 開店2周年記念パーティに出かけてきました。
会場には、ノーサイドクラブの常連の皆さん、竹内さん容子さんの古くからのお友達に混じって、林敏之さん、石山次郎さんや霜村誠一さん、三宅敬さん、入江順和さんという新旧ジャパンのヒーローたち、さらに、垣永真之介選手、布巻峻介選手という未来のジャパンを背負う新世代も姿をみせました。
スクラム釜石の石山代表も祝辞に。
「竹内さんと私の共通点はフロントロー。フロントローは我慢強くて、感謝を忘れない。ここにいらっしゃる女性の皆さん、結婚相手にはぜひフロントローの選手を」
お祝いだかなんだかわからない言葉で笑いを誘うと、司会の村上さん「もしかしたら異存がある方もいらっしゃるかもしれませんが」と突っ込んでました^^
新旧ジャパンと未来のジャパン勢揃い。集合写真をお願いするとフラッシュの束が光っていました!
ノーサイドクラブはラグビーワールドカップ・ニュージーランド大会を控えた2年前、2011年7月にオープン。以来、多種多様なトークイベントを実施して、ラグビーファンの交流の場を提供してきました。
スクラム釜石も、NZのクライストチャーチ大地震から1周年の2012年2月22日に
「クライストチャーチ&東北 復興支援チャリティトークライブ」を開催したのを皮切りに、
2012年6月からは毎月最終水曜日に「釜石ナイト」と銘打った東北復興応援イベントを行い、メンバー全員でお世話になっております。
21日のパーティでは、各種イベントのたびにかけつけてくださり、オークションや募金でいつもご協力いただいている皆さんもたくさん来場して、みんなでマスター&容子さんの門出を祝福しました。
(歴代スタッフ6姫の勢揃い。みごとに美女揃い!)
ラグビーファンが集まる店って、ありそうで意外となかった。
あっても、特定のチームや世代のファンや関係者が常連さんになっている、というような店がほとんど。
ノーサイドクラブの素晴らしいところは、特定のチームに偏るのではなく、国内外のあらゆるチーム、あらゆるラグビーファンにとって楽しい、居心地のいい店になっているところですね。
今年の5月には、秩父宮ラグビー場での日韓戦、そしてウェールズ戦で常連さん中心に大応援団を結成。みんなで手作りした選手の名前入り応援ボード、応援うちわを使ってのバックスタンドからの応援は、選手にも大好評でした。
これに先立つ3月には、ノーサイドクラブスタッフのマユさんが中心になって表参道のアイリッシュイベント「セントパトリックデー」にラグビーパレードを実施。
ラグビーファンが飲食や会話を楽しむだけでなく、ムーブメントを起こす発信基地にもなっています。
これもマスター&容子さんの情熱の賜物ですね。
パーティでは、2人のなれそめ、デートの様子、プロポーズの言葉などが再現VTRを交えて紹介され、大好評でした。
詳しい内容はここでは控えますが、どうしても知りたい方は、直接お店でマスター&容子さんにリクエストしてみてください!
(2次会では、名物?スクラム釜石・高橋博行事務局長のエールも登場しました!)
竹内マスター&容子さん、おめでとうございます!
そしてノーサイドクラブ常連のみなさん、ゲストのみなさん、楽しい時間をありがとうございました!
【サンゴリアス、岩手へ!】
20日と21日の2日間、サントリーサンゴリアスが岩手県奥州市ふれあいの丘公園にて
「サンゴリアスラグビークリニックin岩手」を開催しました。
昨年は気仙沼でクリニックを開いてくれたサンゴリアス。今年は、2年前に続き岩手県奥州市での開催で、大久保直弥監督をはじめ、元申騎コーチ、ピーター・ヒューワットコーチらスタッフと、佐々木隆道、野村直矢、柳原瑞樹、鈴木亮大郎の選手4名合わせて10名で現地を訪れ、小中高生を対象にラグビークリニックを実施しました。
サンゴリアスHPに様子が紹介されています。
http://www.suntory.co.jp/culture-sports/sungoliath/news/2013c/20130722_03.html
初日の高校生クリニックには、黒沢尻工業高校、黒沢尻北高校、水沢高校、水沢工業高校、一ノ関工業高校、一ノ関第一高校、大船渡東高校、釜石商工高校の学生と、女子7人制の奥州アテルイブロッサムスのメンバー合わせて約230名が参加し、フォワードとバックスに分かれ、ブレイクダウンスキルやアタック、ディフェンスを中心とした基本スキルのトレーニングを行いました。
2日目のクリニックには、奥州ラグビースクール、盛岡ラグビースクール、北上ラグビースクール、宮古ラグビースクール、紫波ラグビースクール、釜石シーウェイブスJr.、鹿折ラグビースクールと、滝沢南中学校の生徒合わせて約200名が参加。低学年から高学年まで3つのグループと中学生グループに分かれ、それぞれラグビーの基本的なスキルのトレーニングをして楽しく汗を流しました。
参加した子どもたちからは、「日本一の選手に教わってうれしかった」「ラグビーが今までより大好きになった」などの声が聞かれました。
(サンゴリアスHPより)
岩手、東北のラグビー少年少女たちにとって、素晴らしい経験になったことでしょうね。
サントリーのみなさん、ありがとうございます!
これからも東北復興支援をよろしくお願いします!
大友信彦
(おおとものぶひこ)
1962年
宮城県気仙沼市生まれ