ツールドラグビートップへ

【パナが東芝に圧勝!】

9月になりました。いよいよ秋。

例年なら、そんなこといってられないくらい暑さが続いているものだけど、今年は季節外れの涼しい秋の入り。

注目の東芝vパナは涼しい夜のナイターとなりました。

 

試合は前半、東芝が本当に激しく素早く休むことなく前に出てプレッシャーを掛けて、パナソニックを攻め立てます。

でも、敵陣深くまで入ったかと思うと、惜しいところでハンドリングエラーが出たり、セットプレーでボールを失ったり…。

対するパナソニックは、押し込まれていてもどこか余裕がある。

自分たちがどうなっているか、味方同士で話し合っているんですね。

 

試合後の会見で、パナソニックの布巻主将は言いました。

「きょうのテーマはロケットスタート。点数は先に取られたけれど、点数は別として、最初から自分たちのラグビーを出すことは出来たと思う。自分たちのスキルを使って、焦らずにできた。東芝があれくらいプレッシャーかけてくるのはわかりきってたことなので、1mでも1歩でも前に出る、いつもやっていることをできていたなと思いました」

 

試合は東芝がSH小川選手のPGで先制。WTB石井選手のトライで10点差までリードを広げましたが、

パナソニックはCTB松田力也選手のトライで追撃開始。ヒーナン選手のトライ&バーンズ選手のコンバージョンで逆転し、ハーフタイム直前にはPGを加え15−10で折り返し。

 

後半はヴァル選手、笹倉選手、山田選手、松田選手の2本目のトライ……終了直前には途中出場の山沢選手もトライを加え、パナソニックが47−10で圧勝しました。

 

このカード、昨季はパナが15−14の1点差で、一昨季はリーグ戦が17−17のドロー、プレーオフ決勝がパナ27−26の1点差決着と、大接戦を続けてきたカードだけに、ちょっとショッキングなスコアになりました。

 

東芝の湯原バイスキャプテンは「ゲーム自体は良い入り方をしたのに、セットプレーやハンドリングで自分たちのミスで流れに乗れなかった」と唇をかみました。

 

パナソニックは開幕3連勝、すべてBPつきで勝ち点15として白組1位をキープ。

東芝は1勝2敗、勝ち点4で、赤組で暫定7位に沈んでしまいました。

パナソニックの充実ぶりはすごい。

福岡選手と山田選手の両翼のワークレートとアグレッシブさ、松田力也選手のルーキーとは思えない落ち着きぶり!

その一方で、東芝のちぐはぐさが心配ですが、このまま終わる東芝ではないでしょう。

この日に関しては、パナが強すぎた! そして、シーズンには流れがあります。

キャプテンのカフィ選手、リーチ選手、そしてこの日は欠場だった大野選手、徳永選手……の爆発が、流れを変えてくれるか?

トップリーグ。はじまったばかりですが、もう3節。

そろそろ今シーズンのコンディションというか、ある意味序列のようなものが見えてくる頃です。まだ9月1日なんだけどなあ。

 

そして2日は、サントリーvsヤマハ発動機の対決。

松島選手と五郎丸選手のFB対決。

めちゃめちゃ楽しみです!

 

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  • 【三菱重工に新戦力!】

    8月の晦日。ラグビー界では駆け込み登録のリミット日としてひそかに注目されている日です。

    ということで、三菱重工相模原ダイナボアーズからニュースが飛び込んできました。

    昨季終了後にNECグリーンロケッツを退団していたNo8土佐誠選手とLO小野寺優太選手が、ダイナボアーズに入団したのです。

    ダイナボアーズHPの記事はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓

    http://www.mhi.co.jp/gsh/dynaboars/news/team/19700101-801.html

     

    土佐選手は関東学院大の1年生時代からパワフルで機動力ある万能ナンバーエイトとして活躍。箕内さんの後継者として期待され、オックスフォード留学を経てNEC入り。てんかんを患ったこともあり、期待された日本代表入りはまだ果たせていませんが、開頭手術を経て復活しました。しかし昨季は出場機会に恵まれなかったこともあり退団。オーストラリアに渡ってプレーしてきました。

    小野寺選手は、15人のメンバーが組めない茨城県磯原高の出身ながら、流経大では1年生から活躍。器用さはないけれど愚直に骨太のプレーを反復し、「大野キンみたいなタイプ」として薫田さんがU20日本代表に抜擢した逸材です。

    2011年の東日本大震災のときは大学4年生、故郷の北茨城市は津波の被害を、流経大のある龍ヶ崎市は液状化の被害を受け、春シーズンはラグビーができなかったにもかかわらず、東海大の連覇を止めて、リーグ戦初優勝を飾りました。

     

    三菱重工ダイナボアーズは、今年改変されたトップチャレンジリーグで釜石シーウェイブスのライバルというか強敵になるチームです。歴史的にも、新日鐵釜石が東日本リーグから転落した1999年チャレンジリーグ最終戦の相手が三菱重工相模原でした。

     

    釜石シーウェイブスのサポーターとしては、ダイナボアーズの戦力強化は気になりますが、個人的には大好きな選手が海外武者修行を経て日本のピッチに戻ってきたことを大歓迎したいです!

     

    釜石vs重工は9月10日、トップチャレンジの初戦、それも釜石で対戦します!

    一躍注目の試合になりましたね!

    ちなみに、土佐選手とともに、関東学院大1年のシーズンからルーキーペアで活躍、早大の大学選手権3連覇を阻んだ北川勇次選手は昨季から釜石シーウェイブスに加入。昨季は膝の負傷でシーズンを棒に振りましたが、シーズンインを前に復帰したそうです。対決はあるか?

     

    【サントリー練習へ】

    31日はサントリーグラウンドへ。

    昨季2位のヤマハとの注目対決を控えた練習を取材してきました。

    沢木敬介監督はヤマハについて

    「五郎丸が戻ったことの影響はあまりないと思うけれど、ロングキッカーが(ファンデンヒーファーと)2枚になることは脅威ですね」とクールに分析。

    勝負のポイントとして注目されるスクラムには今季、新ルールが導入されていますが

    「今回のレフリーの久保さんは、NZに行っていて、TLでは今年初めて吹く。久保さんの解釈に合わせて組まないといけないけれど、きっとインターナショナルの基準で吹いてくれると思います。僕らもインターナショナルの情報は集めて準備しているし、問題なく対応できると思う」

    あいかわらずクールに話しました。

     

    多くのファンが楽しみにしているのは、松島選手と五郎丸選手のFB対決でしょう。

    「久しぶりの対戦なので楽しみですし、自分がどれだけ良いプレーをできるかというプレッシャーもかかってくると思うし、その中でどう自分の力を発揮できるか、自分でも楽しみです」

    ちょっと、超然としたコメントに迫力を感じました。

     

    松島選手がサントリー入りしたのは、南アでの武者修行から帰国した2013年12月。トップリーグで公式戦に出たのは翌2014年からで、トップリーグで1度、日本選手権で1度、ヤマハ戦に出場していますが、そのときはどちらもCTBでプレー。

    2015年ワールドカップのあとのトップリーグでは別グループに入り、サントリーが下位グループに回ったため対戦なし。つまり、直接対決は約2年半ぶりで、FB同士で対決するのは初めてです。

     

    「代表ではずっと一緒だったし、自分がFBをやるのであれば、超えなきゃいけない存在だったので、何を自分の強みにしなければならないかをずっと考えていました」

     

    五郎丸選手と松島選手のFB対決。何か、ものすごいものを見ることができるんじゃないか。そんな予感で本当にワクワクしてきました!

     

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  • 【RJ365に後藤さんのサクラ15v香港戦&決勝レビュー】

    ラグビー専門WEBマガジンRUGBYJAPAN365からのお知らせです。

    好評連載中の後藤翔太さんのゲーム解析

    Shota’s Check 第69弾

    当たり前のプレーに価値があることを気づかせた津久井選手のプレー。

    8強は手の届く範囲、ただその上は異次元。

    決勝で感じたNZのラグビー文化の厚み。

    1

    https://rugbyjapan365.jp/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%83%A0/%E5%BD%93%E3%81%9F%E3%82%8A%E5%89%8D%E3%81%AE%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%81%AB%E4%BE%A1%E5%80%A4%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E6%B0%97%E3%81%A5%E3%81%8B%E3%81%9B%E3%81%9F%E6%B4%A5%E4%B9%85%E4%BA%95%E9%81%B8%E6%89%8B%E3%81%AE%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%80%82%20%EF%BC%98%E5%BC%B7%E3%81%AF%E6%89%8B%E3%81%AE%E5%B1%8A%E3%81%8F%E7%AF%84%E5%9B%B2%E3%80%81%E3%81%9F%E3%81%A0%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%B8%8A%E3%81%AF%E7%95%B0%E6%AC%A1%E5%85%83%E3%80%82%E6%B1%BA%E5%8B%9D%E3%81%A7%E6%84%9F%E3%81%98%E3%81%9FNZ%E3%81%AE%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%83%93%E3%83%BC%E6%96%87%E5%8C%96%E3%81%AE%E5%8E%9A%E3%81%BF%E3%80%82

     

    更新しました!

    「8強入り」という結果は出なかったけれど、これからに手応えを感じさせたサクラフィフティーンの戦いぶり。しかし、世界の最先端はとてつもないところまで行っている。

     

    会員専用ページでの掲載ですが、よろしければ、後藤さんの、厳しくも温かい解説を、どうぞお楽しみください!

     

     

    【あすは釜石ナイト】

    毎月恒例の「釜石ナイト@高田馬場ノーサイドクラブ」

    8月の釜石ナイトは30()に開催です!
    今月のゲストは7月のノーサイドクラブさんとの釜石ツアーをご一緒した三宅敬さんにお越しいただきます!

    三宅さんは伏見工−関東学院大−三洋電機/パナソニックで活躍し、現在はワイルドナイツスポーツプロモーションを運営、初心者対象の「ちょいラグ」教室や、ワイルドナイツと連動しての普及イベント等で活躍。今回は、7月のツアーで訪れた釜石の今、そして石巻、釜石でのラグビーを通じた交流、2019年ラグビーワールドカップへの想いなどをお聞きしたいと思います!

     

    そして、スクラム釜石からは、9月に実施するスクラム釜石の旗艦イベント、「第5回ともだちカップ」、そして「スクラム東北ライド2017」に向けた情報をお伝えします!

    (2013年のともだちカップにはエディさんがゲスト参加してくれました。世界の名将のダウンボール実演!)

     

    加えて、時間がありましたら、大友からも、釜石出身の平野恵里子さんはじめ、アイルランドで開かれた女子ワールドカップ日本代表の皆さんのホットな帰国取材情報、開幕を控えた大学ラグビーの、菅平で仕入れてきた最新の情報なども、皆様にお伝えしたいと思っております!

     

    東北/釜石/ラグビー/女子ラグビー/ミヤッキー、これらの言葉に引っかかる方ならどなたにもお楽しみ頂けると思います!
     

    また高田馬場ノーサイドクラブからは、東北応援メニューとして以前に大好評いただいた福島県浪江の「浪江焼きそば!」をご用意頂きます!
    もちろん釜石の銘酒・浜千鳥もご用意してお待ちしております!

    もろもろの報告、三宅さんのお話は20時頃からのスタートを予定しております。
    ぜひお誘い合わせの上ご参加ください!

    画像に含まれている可能性があるもの:18人、、スマイル、室内

    (今月も楽しく飲んで食べて語り合いましょう!)

     

    【セブンズ会見】

    29日は羽田のホテルで、男子セブンズ日本代表の会見(メディアオポテュニティー)がありました。

    男子セブンズ日本代表は、昨年のリオ五輪でニュージーランド、ケニア、フランスを破り世界の4強入りを果たしましたが、五輪後に瀬川HCからダミアン・カラウナHCに交替。リオ五輪までのセブンズジャパンを支えた経験豊富なコアメンバーも代表を離れ、リオ後のアジアシリーズでは6位(香港:5位、韓国:7位、スリランカ:6位)と低迷。ワールドシリーズでもコアチーム中最下位に終わり、こちらも陥落。リオで結果を出した瀬川前HCの処遇についてはいろいろな意見がありましたが、新HCに迎えられたものの代表を担うべき選手が全然集まらないチームを預けられたダミアンHCも気の毒な状態でした。

    ダミアンHCもそれは分かっています。

    「今回はストロングチームを組めた。ただ、3大会すべて同じメンバーで行くと決めているわけではない。彼らの所属チームとも話をしていかないといけないからね」

    言葉に自信が感じられました。

     

    香港大会のメンバーは以下の通りです。

    小沢 大 トヨタ自動車(主将)

    加納遼大 明治安田生命

    坂井克行 豊田自動織機

    パトリック・ステイリン 日本IBM

    ダラス・タタナ 釜石シーウェイブス

    譽好昭 パナソニック/日本ラグビーフットボール協会

    トゥキリ ロテ クボタ

    中野将宏 九州共立大4年

    林 大成 キヤノン

    ジェイデン・トア・マックスウェル 白鴎大4年

    本村直樹 ホンダ

    シオシファ・リサラ 花園大4年

     

    主将の小沢選手は、

    「今回は勝てるメンバーが揃った。特にロテ(トゥキリ)が戻ってきたのは大きい。ロテのオフロードは精度が高いし、ジャパンの武器になる。でも、戻ってきた選手がそのまますんなりメンバーに入っているようじゃダメ。今までチームを支えてきた選手も抵抗して、しっかりポジション争いをすることで、チーム力があがる」

    と話しました。

     

    香港大会は9/1−2

    韓国大会は9/23-24

    スリランカ大会は10/14-15

    男子はこの3大会で、女子は香港を除く2大会での獲得ポイントにより、上位2チームが来年7月にアメリカ・サンフランシスコで行われるワールドカップセブンズ出場権を獲得します。

    年内はアジアシリーズ、年があけたら、例年通りなら3月末の香港セブンズにあわせて行われるワールドシリーズ昇格大会があり、そのあと7月にワールドカップ、9月頃?にアジア競技大会、そして予定通り昇格していれば12月にはワールドシリーズ……と続きます。

    セブンズジャパンの活躍と進化を期待します!

     

    【U20メンバー】

    ウルグアイで開幕する「ワールドラグビーU20トロフィー2017」の日本代表の初戦、チリ戦(日本時間30日午前2時)の登録メンバーが発表されました。

     

    1 安 昌豪 明大2年

    2 武井日向 明大2年

    3 藤井大喜 大東大2年

    4 堀部直壮 同志社大2年

    5 箸本龍雅 明大1年

    6 ファウルア・マキシ 天理大3年

    7 佐々木剛 大東大2年

    8 土谷深浩 筑波大2年

    9 末 拓実 帝京大2年

    10 眞野泰地 東海大2年(主将)

    11 福井翔大 東福岡高3年

    12 岸岡智樹 早大2年

    13 山本悠大 関西学院大2年

    14 古賀由教 早大1年

    15 中 孝祐 関西学院大2年

     

    16 新井望友 東海大2年

    17 鎌田慎平 筑波大2年

    18 中野 幹 東海大2年

    19 杉原立樹 関西学院大2年

    20 フェインガ・ファカイ 京産大2年

    21 原田健司 同志社大2年

    22 山本雄貴 同志社大2年

     

    昨年、上部大会のU20ジュニア世界選手権で最下位に終わり、降格した日本ですが、1年で再昇格するための戦いが始まります。

    地球の反対側、ウルグアイでの戦いです。時差も気候も真逆、言葉も通じない、だけど、ブラジルとアルゼンチンという南米の2大強国に挟まれたウルグアイの人たちは、過剰じゃない程度に陽気で、人なつこくて、そして実は、ラグビーに関わる人たちは英語も通じる。僕も2005年に訪ねて、居心地が良かったことを覚えています。

    それに先立つ1997年には、ワールドカップセブンズの予選大会が行われ、梶原宏之さんがキャプテン、岩渕健輔さん&エース大畑大介さんのホットラインでトライの山を築いてみごと予選突破したこともあります。

    ヤングジャパンが、ウルグアイでいい成績を残してきてくれることを期待します!

     

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  • 【サクラフィフティーン帰国】

    28日は成田空港へ。

    サクラフィフティーンこと女子日本代表がアイルランドで開かれていたワールドカップから帰国したのです。

     

    羽田空港は、レスリングの世界選手権、卓球の世界選手権の選手たちの帰国も重なって大混雑。の中を、サクラフィフティーンが帰国。

     

    到着ロビーには、初戦のフランス戦で足を負傷して離脱、途中帰国していたライテことマテイトンガ選手が車いすでお出迎え。

    ひとりひとりの選手をハグしている姿が印象的でした。

    やっぱり、日本の女子ラグビー全員でこの大会を戦っていたんだな、ということを改めて感じました。これが15人制ラグビーの魅力かな。

    有水HCは「ホンモノのワールドカップの戦いを経験できたことは素晴らしい経験値になった。ベストエイトというターゲットは達成できなかったけれど、自分たちの力を出せたとは思う」

    点数をつけるなら? と聞かれると、しばらく考えてから

    「……70点かな。目標を達成できなかったので80点は出せないけれど、自分たちの力を出したということについては及第点をあげたい」

    大会を通じて、ターゲットとした相手に通用したことは.好ラム、▲イックフェイズアタック、通じなかったのは.侫ジカル、▲屮譽ぅダウン、1on1のタックル、ぅックと総括。

    4年後のワールドカップで8強という目標を達成するために、個人でできることには各自で取り組んでいこう、と話したそうです。

    有水HCには齊藤キャプテンから、選手全員の手形&サインの入ったフラッグが贈られました!

     

    大会を通じて大活躍した日本SH津久井萌選手は、大会のドリームチームに選出されました!

    1 DESHAYES(FRA)

    2 FAAMAUSILI(NZL)

    3 NATURA(NZL)

    4 CORSON(NZL)

    5 TAYLOR(ENG)

    6 PARSONS(USA)

    7 MENAGER(FRA)

    8 HUNTER(ENG)

    9 津久井萌(日本)

    10 SUBRITZKY-NAFATALI(NZL)

    11 THOMAS(USA)

    12 BRAZIER(NZL)

    13 SCARRATT(ENG)

    14 WOODMAN(NZL)

    15 ZUSSMAN(CAN)

     

    優勝したニュージーランドから6人、準優勝のイングランドから3人、3位フランスから2人、4位アメリカから2人、5位カナダから1人、そして11位の日本から1人。

    これだけで、その快挙ぶりが想像されます。

    選ばれた津久井選手は

    「びっくりしました。全然想像もしていなかった」と目を白黒させながら

    「ワールドカップを経験できたことは自分の中でも大きいです。自信になりました。4年後のワールドカップでベスト8入りを果たすために、これから4年間何をしていかなければいけないか、しっかり考えて、個人的な部分を伸ばしていきたい」

    と話しました。

    もうひとり、日本で見ていたファンを熱くさせたのは江渕まこと選手でしょう。

    「ベスト8を目指していたので、いい経験になったということよりも、目標を達成できなかった責任の重さを感じています。まず、この結果を自分自身が受け止めて、そこからこの経験をどう活かすかを考えて行かないと」

    日本中を唸らせたタックルについては

    「国内なら、これくらいで刺されば仰向けに倒せたな…と思えるようなタックルでも、キチンと倒せていなかったり、ターンオーバーできなかったり。実際の自分の中ではタックルをちゃんとできたとは思ってないんです」

    と謙虚にコメント。

    この姿勢が、あの飽くなきタックルを生んだんだなあと思いました。

     

    限られた時間でしたが、何人かの選手から言い言葉をたくさん聞けました。

     

    「これからも、7人制と15人制、両方を目指します」と言っていた選手がたくさんいました。その一方で、冨田真紀子選手は「トップ4のカベは大きいなと改めて感じました」と話して「正直、7と15、両方をやっている場合じゃないのかな、と思いました」と言いました。

    1年の間に、リオ五輪とW杯の両方の檜舞台を経験したゆえの実感は重いな、と思いました。

    選手たちが、世界の真剣勝負で得たものを、次に活かしていって欲しいです。

     

    選手たちにとっては悔しい結果だったと思いますが、この結果があったからこそ、次の、より輝かしい結果が訪れるのだと信じます。

    この1ヵ月が、日本の女子ラグビーが確かな前進を果たした1ヵ月として刻まれますように。

    選手&スタッフのみなさん、本当にお疲れ様でした!

    残り少ない夏休みを? 楽しんで、ゆっくり休んで、次に備えてください!

     

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  • 【明大が東海大に快勝!】

    27日は今夏2度目の菅平へ。

    東海大と明大の練習試合を取材してきました。

    東海大は昨季の大学選手権決勝で帝京大に食い下がり、今春はFB野口竜司選手はじめCTB鹿尾貫太選手、PR三浦昌悟選手が日本代表を経験するなど大学チームで最強クラスの布陣を誇ります。そして明大も、ここ数年高校のトップ選手を大量に獲得していて、大学最強のタレント軍団。コン都市の春季大会では1位帝京大、2位東海大、3位明大と続きました。その直接対決は東海大が勝ちましたが、38−35の激戦でした。

    打倒帝京大候補同士の戦いということで、注目されました。

     

    試合は互いに接点で激しく圧力をかけあい、一歩も譲らない戦いで始まりました(東海大のキックに対し、明大FB高橋汰地選手のフィールディング&カウンターアタックが素晴らしかった!)

    東海大が名大陣にじわじわと攻め込み、前半21分、東海大がついに明大防御をこじあけます。左ラインアウトからフェイズを重ね、右WTBアタアタ選手のさらに外側に2人が走り込み、アタアタ選手のオフロードパスから右隅にLO西川選手が飛び込みます。

    難しいゴールをFB野口主将が決めて7点を先制。

     

    その後も東海大が攻めますが、28分、東海大が相手ゴール前のPKから速攻をかけたところで明大がボールを奪いカウンターに出てWTB山選手(2年)がそのままトライ。SO松尾将太郎選手のゴールで同点。この場面、東海大から見れば、明大がノットバックでタックルしたと思ったかもしれません。アドバンテージがあっただろうとセルフジャッジしてしまったかも。

    しかし、試合はここから明大に傾きます。

    32分にFL井上遼選手が右中間へ、36分には東海大WTBアタアタ選手がハイタックルでシンビンになった隙にCTB梶村裕介選手の突破からWTB山崎選手がトライ。

    21−7で折り返します。

     

    後半は東海大FWが奮起します。

    5分にフッカー加藤選手が、13分にNo8テビタ選手が、ともにラインアウトモールでトライ。19−21の2点差まで追い上げます。

    しかし、そこから明大がスパート。18分にFWの波状攻撃からSH福田健太選手がゴールポスト下へ、30分にはSO忽那鐘太選手のショートパントを追った梶村選手がゴールポスト右へ、そしてロスタイムの41分には相手陣スクラムから左展開でトライを加え、3連続トライで42−19として試合を終えました。

    明大は、今春、サントリーで4季にわたってチームディレクターを務めた田中澄憲さんがヘッドコーチに就任。

    「これまで、オプションのほとんどが事前の決め打ちだったのを、春から状況判断重視に切り替えてやっています。練習も時間は短いけれど強度が高いので、フィジカルもフィットネスも上がっている」と副将の梶村選手。

     

    「セオリーはあるけれど、ラグビーは一瞬一瞬、目の前のことを判断して、コミュニケーションをとっていくスポーツですからね」と田中HC。

    確かに、明大の方が試合中の声が圧倒的に多く、コミュニケーションが取れていると思いました。

    「セオリーにだけとらわれていても成長しない。チャレンジすれば、失敗しても次への糧になる。そりゃあチャレンジは怖いですよ。でもチャレンジャーがリスクを負わなかったら一生勝てない。サントリーというチームもそういう文化でしたからね。僕の中では『前へ』と『やってみなはれ』は一緒なんです。自分を奮い立たせる言葉です。学生にチャレンジを求める以上、僕自身もチャレンジすることを忘れないでいなきゃ」

    SOは先発の松尾選手、途中から入った忽那選手とも、アグレッシブなゲームリードと正確なゴールキックを披露。昨季のレギュラーだった堀米航平選手もBチーム戦のSOで先発して31−14の完勝に導きました。

    司令塔争いも、この日活躍した高橋選手と負傷中のルーキー山沢選手のいるFB争いも、昨季のトライ王山村選手のいるWTB争いも激しそう。

    帝京大と並ぶフィジカルの強さを誇る東海大に一歩も負けなかった逞しいFWも含め、今季の明大は要注目のチームと言えそうです。楽しみです!

     

    東海大は、最初にトライを奪われてからちょっと流れを失ったように見えました。

    「自分たちで勢いをなくしていってる。明治の勢いがあったと思うけど」

    木村監督はそう言いながら

    「いま、新しいことにチャレンジしているところなんです。ちょっと難しいことだけど、セーフティーなことだけやっていても成長できないですから」

     

    王者・帝京を追う両校から、同じ言葉が聞けたのは面白かったです。

    実際、東海大も最初のトライは素晴らしかった。チャレンジを感じました。

    勝った明大の丹羽監督も「東海大は前の試合から中2日で、こちらは1週間の準備期間があった。次にやったらこんなものじゃないです」と評したように、ポテンシャルは相変わらず高いです。9月には野口主将が教育実習でチームを離れますが「今までは竜司に頼りすぎてたし、チームが成長するチャンス」と木村監督。


    2017年大学ラグビーのキーワードは「チャレンジ」になるかな!

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  • 【サクラフィフティーン勝利!】

    サクラフィフティーンが最後の試合で勝利をあげました。

    日本は44-5で香港を破り、11位で大会を終えました。

    トライ:冨田真紀子、堤ほの花、櫻井綾乃(2)、清水麻有(2)、鈴木彩夏、加藤あかり

    コンバージョン:田坂藍、清水麻有

     

    日本協会から発表されたコメントです。

    ■有水 剛志 ヘッドコーチ

    「前半は相手(香港代表)に合わせてしまうところがあったが、ハーフタイムでそこを修正して、後半はサクラフィフティーンのゲームができた。ゲームの中で勝負のポイントをどうやって自分たちのものにするかどうかだが、後半はものにできたと思う。相手の流れがあったり自分たちの流れがあったりと、80 分間様々な場面があるので、そういった時に駆け引きがしっかりできて、ゲームをコントロールすることが重要。今回のワールドカップではそれを経験することができたので、今後も継続してできるようにしたい。チームとして、次のワールドカップにつなげていきたいと思う」

     

    ■齊藤 聖奈 キャプテン

    「最後に勝てたことは素直に嬉しいが、試合内容はボールキャリーなど、まだ課題が残った。後半は出来ていた継続アタックが、前半はできなかった。私たちの目標はワールドカップでベスト8 に入ることであり、次のワールドカップまでには修正して目標を達成したい。予選リーグから中3 日というタイトなスケジュールの中で戦ってきて、選手たちで話し合い、修正しながらチームを作ってきた。コーチ陣に言われる前に選手だけで修正できたことは、成長できたし収穫でもある。今までの4 試合、チャンスでトライをとれず、接戦で負けてしまったので、今日はチャンスで必ずトライをとることに集中し、それが出来たので最後にひとつレベルアップしたと思う。ワールドカップという大きな舞台では、チャンスでトライをとれるかどうかが勝敗のターニングポイントだと分かった。今回の経験を次のワールドカップに活かして欲しい。これからも常にベストな力が出せるように頑張りたい」

     

    優勝はNZ!

    41-32でイングランドを破りました。

    おめでとうございます!

     

    以下、各順位決定戦の結果です。

    (3/4位決定戦)フランス31-23アメリカ

    (5/6位決定戦)カナダ43-12オーストラリア

    (7/8位決定戦)ウェールズ27-17アイルランド

    (9/10位決定戦)イタリア20-15スペイン

     

    今大会は厳しい試合が続きましたが、日本の女子ラグビーの可能性を改めて証明したとも思います。今大会で対戦した中では、初戦のフランスは別格だったけれど、ほかのところは十分に手の届く相手だった。15人制の経験値を高めていけば、8強入りという目標は十分に手の届くところにあるだろうな、と思いました。

     

    選手のみなさん、お疲れ様でした。気をつけてお帰りください!

     

    【国体女子関東代表は埼玉!】

    26日は、トップリーグ取材で熊谷へ。

    その前の時間に、群馬県桐生市で行われていた国体の女子関東予選を覗きに行きました。

    1都7県が2グループに分かれてリーグ戦を戦う形式で、決勝に進んだのは埼玉と神奈川。

    埼玉が28−12で神奈川を破り優勝。昨年に続き国体出場権を獲得しました。

    埼玉はアルカスと自衛隊、神奈川は横浜TKMと日体大を中心に、高校生も加えたチーム編成。今回はワールドカップのサクラフィフティーン、サクラセブンズの強化合宿と重なった中での試合でしたが、決勝に進んだチームだけでなく、どのチームもしっかりしたメンバーを組めて、良い試合をしていたのが印象的でした。女子の選手層も厚くなってきましたね。

    優勝した埼玉チーム。

    キャプテンの平山愛選手と、地元桐生の桐生一高ラグビー部監督のシモさんこと霜村誠一さん。実は平山さんは、以前トレーナー研修でパナソニックに来ていたことがあり、それ以来の仲なのだそうです。

    平山選手、決勝では難しい位置も含めて4コンバージョンをすべて成功。

    自衛隊女子チームは現在、フルタイムで練習できる環境が整い、「毎日練習後に50本蹴っています」と笑顔で話してくれました。

     

    千葉チーム

    東京チーム

    準優勝の神奈川チームは、取材の動線の関係で撮れませんでした…

    そして熊谷のトップリーグへ。

     

    NECが48-12でコカコーラを破りました。NECはリオ代表のWTB後藤選手が3トライを挙げましたが、それを引き出したのもこの「モール30M押しきり先制トライ」瀧澤主将は「狙ってました」としてやったりの表情でした!

     

    パナソニックが43-8でキヤノンを破りました。パナソニックのアタック、とりわけ福岡選手&山田選手の両翼の進化、充実ぶりはすさまじい。改めて、必見です。絶対に生でみてほしいです!

    その他の試合は、

    クボタ45-24NTTドコモ

    ヤマハ発動機38-10豊田自動織機

    トヨタ自動車22-9近鉄

    神戸製鋼20-3サニックス

     

    赤組はサントリーと神戸、白組はパナソニックとヤマハが開幕2連勝。

    赤組のNTTドコモ、白組の豊田自動織機とコカコーラ、キヤノンは連敗スタートとなりました。

    トップリーグは始まったばかりですが、今季のフォーマットでは、2敗すると決勝進出(各組2位以内)がほぼ消滅してしまいます。

    この暑さの中での試合で、そういう結果が出てしまうのは、何ともせつないです…。

     

    ということで、これより山へ!

     

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  • 【U17日韓戦 暑かった&熱かった!】

    24日は、水戸で行われた日韓中ジュニア交流大会の初戦、日韓戦を取材に行ってきました。

    とてつもない暑さの中でしたが、U17日本代表の選手のみなさん、本当に良い試合をしました。

    スコアは113−0の圧勝でしたが、そのスコア以上に、引き締まった良い試合でした。これだけ点数を取っても大味にならない。

    浅野良太監督と野澤武史コーチは1979年生まれの同学年、今年で38歳、NECと神戸製鋼、法大と慶大、もっと遡れば本郷高と慶應高でも戦ったライバルであり気心の知れた同志。

    二人は、コベルコカップの予選として行われた全国9ブロックのU17セレクションマッチすべてに足を運んで、直に選手のプレーを見て、指導者たちと寝食を共にして、この選手たちを選んだのだそうです。

    なるほど、この結束力のあるチームは、そうして作られたのか、と感じました!

    この試合の様子は、RUGBYJAPAN365のプレミアムページにて、レポートUPしました!
    「炎暑の中、U17日本が韓国に113−0で圧勝!」

    1

    この圧勝はいかにしてなされたのか?

    トライシーンの数々はじめたくさんの写真と、小泉怜史主将(早実)&浅野良太監督(国栃)のコメントもまじえながら振り返っております!

    U17は、初めての日本代表カテゴリーです。

    RWC2019から先の日本ラグビーを担う若きタレントたちの躍動レポートを、よろしければご覧ください!

    ↓↓↓↓↓↓以下のURLからどうぞ!

    https://goo.gl/2gB4Lb

     

    【後藤翔太さんサクラフィフティーンのW杯レビュー第4弾】

    同じく、ラグビー専門WEBマガジンRUGBYJapan365からのお知らせです。

    RJ365会員専用プレミアムページにて連載中の

    後藤翔太さんによるゲーム分析「Shota's Check」第68弾、

    アイルランドで開催されている女子15人制ワールドカップ、サクラフィフティーンの第4戦、イタリア戦レビュー
    「劣る部分はなくて総合的な『ラグビー力』はイタリアが上だった。この大会で得た経験を糧に、香港戦では勝利と喜びの笑顔を期待!」

    UPしました!

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    苦しい戦いが続くサクラフィフティーンですが、9位以下戦準決勝のイタリア戦は0−22、今大会初の零封負けを喫してしまいました。

    残念な結果ですが……後藤さんは、ここで「ラグビー力」という言葉を提唱しています。

    なかなか臨む結果の出ていないサクラフィフティーンですが、一戦ごとに学んで逞しくなっているはず、「ラグビー力」は高まっているはずです。

    最後の11/12位決定戦、香港戦は26日(土)、日本時間20時のキックオフです。

    最後は勝って、最高のスマイルを!

    ↓↓↓↓↓↓以下のURLからどうぞ!

    https://goo.gl/gJ8ue3

     

    【帝京大vs早大 マッチレポートも!】

    もうひとつ。これもRJ365にて更新していましたがUPのお知らせが遅れてしまいました。帝京大vs早大の練習試合@菅平のマッチレポート
    「帝京、早稲田を零封。相手アタックをつつみこんで反撃する帝京のカウンターが光った! 82−0のビッグスコアは秋にはどう変貌するか?」

    UPしました!

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    82−0のビッグスコアは以下にして生まれたのか?そして秋の行方は? RJ365会員専用プレミアページの記事ですが、25日まで無料公開しております!RUGBYJapan365会員のみなさまはもちろん、会員以外の方も、この機会にご訪問ください!!

    https://rugbyjapan365.jp/%E5%A4%A7%E5%AD%A6/%E5%B8%9D%E4%BA%AC%E3%80%81%E6%97%A9%E7%A8%B2%E7%94%B0%E3%82%92%E9%9B%B6%E5%B0%81%E3%80%82%E7%9B%B8%E6%89%8B%E3%82%A2%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%A4%E3%81%BF%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%A7%E5%8F%8D%E6%92%83%E3%81%99%E3%82%8B%E5%B8%9D%E4%BA%AC%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%8C%E5%85%89%E3%81%A3%E3%81%9F%EF%BC%81%2082%EF%BC%8D0%E3%81%AE%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%82%A2%E3%81%AF%E7%A7%8B%E3%81%AB%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E5%A4%89%E8%B2%8C%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%8B%EF%BC%9F

     

    ちなみに、24日に菅平で行われた、気になる練習試合の結果です。

    帝京大 33−26 天理大

    東海大 52−5 早大

    うーむ……

    ちなみに、天理大は明大に14−27で敗れていました。

    その明大は、帝京大に27−56で敗れています。

    単純な三段論法は通じませんが、勝敗も点数も、シーズンに向けてある程度の目安にはなるものです。

    さて、夏のオープン戦も大詰め。シーズンは目前。というか、もう始まっているんですね……。

     

     

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  • 【サクラフィフティーン イタリア戦】

    アイルランドで開かれている女子15人制ワールドカップの日本代表サクラフィフティーンは、22日、9−12位決定戦準決勝のイタリア戦に臨みましたが、残念ながら0−22で敗れました。

    前半、立ち上がりはサクラフィフティーンが軽快なアタックで相手陣に攻め込みますが、フェイズを重ねても攻撃の優位性はあまり高まらないというよくない展開。

    イタリアのアタックに対してはいいディフェンスをみせ、何度も相手ボールを奪って反撃するのですが、攻め返してもなかなか得点には至らず。お互いにディフェンスが相手アタックを上回る展開で、前半は0−0で折り返すかと思った前半38分、イタリアがラインアウトモールから執拗にサイドをえぐって先制トライ。

    イタリアが5−0のリードで折り返すと、後半も5分にイタリアがトライ。

    0−10とされてから約10分間は日本が相手をゴール前に釘付けにしますが、相手ゴール前で攻めあぐねている間にペナルティやターンオーバーをくらい、攻め返されます。

    逆に、18分にトライを奪われ0−15となり、38分には相手WTBステファンに自陣から独走トライを許し、最終スコアは0−22で敗れました。

    サクラフィフティーンにとっては、今大会4試合目で最少失点でしたが、最少得点というか初めての得点ゼロでの敗退です。

    日本協会から発表されたHC&キャプテンコメントです。

    ■有水 剛志 女子日本代表ヘッドコーチ

    「大会4試合目となり、リカバリーはしてきたが、80分間最後まで戦うエネルギーが残っていなかった。試合開始から半歩、一歩ずつリアクションが遅く、最後までもたなかった。気持ちは入っていたが、全5試合を中3日で戦わなければならず、チームの状態をうまくもってこられなかった。イタリアや他のチームも同じ条件であり、オーストラリア戦後からリカバリー含めうまく調整してきたが、想定以上に選手の疲労が蓄積されていた。後半、相手ゴール前まで攻め込んだところでトライが取れないことが甘さでもある。トライが取れなかったことや勝てなかったことはヘッドコーチである私の責任だが、選手たちも真摯に向き合ってほしい。ボールキャリアのボディコントロールなど、細かい修正点もあるが、とにかく1勝も出来ずには帰れない。最後の試合は必ず勝つ」

     

     

    ■齊藤 聖奈 女子日本代表キャプテン

    「負けたことは悔しい。敗因はチャンスでトライを取れなかったこと。相手ゴールラインまで攻めたが、自分たちのミスで自陣に戻されてしまった。ノット・リリース・ザ・ボールなどの反則については試合前から丁寧にいこうと意識して戦ったが、結果的にはボールキャリアが横に倒れてターンオーバーされるなど、修正し切れなかった。イタリアは他チームと比較するとフィジカルでは劣っていたが、体格では私たちより大きく、タックルラインの攻防で受け身になってしまった。オーストラリア戦の課題であったインサイドをブレイクされることは修正対応できたし、この試合までの調整はうまくできたと思う。8位以内に入れなかったことで、9位にならないといけないという責任はみんなが感じていたが、サクラフィフティーンのラグビーが出来なかったことは現実として受け止めたい。残り1試合、クイックにワイドに攻め続けてトライを取るサクラフィフティーンのラグビーを世界に知らしめて帰国したい」

     

    有水HCの言葉通り、大会4日目となり、疲労感はテレビで見ていても感じました。フレッシュレッグズもいそうですが、それは互いに同じこと。敷いて言えば、疲れたときの戦い方が、サイズに優るイタリアの方が得意なのかな、体重というファクターが相対的に武器になる度合いが高いのかなと思いました。

     

    サクラフィフティーンが相手よりも上回っていたところ、魅力的なところはたくさんありましたが、結果は結果です。相手陣深くに攻め込んだときに得点する決め手を持たないことが、勝てなかった大きな要因かなと思いました。

     

    26日の最終順位戦(11−12位決定戦)の相手は香港です。スペインに7−31で

    敗れました。アジア・オセアニア予選を勝ち上がった2カ国が互いに全敗で最下位脱出戦を戦うのは避けたかった事態ですが、なってしまったことはやむを得ない。齊藤キャプテンの言葉にあったように「サクラフィフティーンのラグビーを世界に知らしめて帰国」してほしいです!

     

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  • 【TL雷雨、そして菅平…】

    金土日と動きっぱなしでブログ更新が滞ってしまいました。

     

    土曜は秩父宮でトップリーグ開幕節の東芝vNEC、パナソニックvクボタの2試合へ。

    第1試合、東芝vNECの前半からポツポツ大粒の雨が落ちていたのですが、ハーフタイムにどどどっと雷雨に変貌。ハーフタイム中の16時50分頃に試合は中断。

    このまま打ち切りの可能性もあるかな……と危ぶまれましたが、

    ほぼ1時間半の中断を経て、18時15分に再開。

    野球ではプロ野球でも高校野球でも、よく大雨による中断という話がありますが(中断中にファンサービスする選手もいましたね、元広島のデュプリーとか!)

    ラグビーは基本、雨でも雪でも試合続行なので、試合中断はきわめて異例。

    カミナリによる試合打ち切りは、菅平での試合だったり太田での試合だったりで僕も経験がありますが、トップリーグの公式戦で途中打ち切りは過去にありません(カミナリのために試合開始前に順延された例はあります)

     

    試合は第1試合が、中断からの再開後も集中力の途切れなかった東芝が20−0で勝利。東芝はボーナス点を取れませんでしたが……前半、東芝が相手ゴール前のPKで速攻してインゴールでグラウンディングできなかったときに、NECにノットバックのペナルティーが課された場面はペナルティトライを与えるべき場面じゃないかと思いました。それがあれば東芝はボーナス点を取れていたことになります。こういう1点があとあと大きく影響してきます。とはいえ、東芝の瀬川監督は「レフリーの判定に関しては特に何もありません」と潔く言いました。

     

     

    そして第2試合はパナソニックが45-21でクボタを下しましたが、これもめちゃめちゃ質の高い試合でした。試合開始が1時間遅れ、試合中も強い雨がずっと降っていましたが、ミスも少ない。ハンドリングも落ちない。クボタのディフェンスも最後まで対向していたし、大雨、雷でも試合再開を待っていたファンの思いにしっかり応えた試合だったと思います。トップリーグデビューのパナソニックCTB松田力也選手は思いきったアタックで2トライをアシスト。トップリーグ新人賞へ好スタートを切りました!

     

    試合後の両チームのキャプテン、そして予定より1時間遅れで始まった第2試合パナソニック&クボタの両キャプテンも、中断の間も待っていたお客さんに心からの謝辞を捧げていました。中断が長くなってもテンションを落とさず、悪コンディションの中でも待ってくれたお客さんに高いレベルのプレーを見せた選手たちにも感謝です。トップリーグの質の高さを感じる1日でした!

     

    【菅平では…】

    そして20日は菅平へ。

    夏の注目カード、帝京大−早大を見に行ったのですが……結果は予想以上のワンサイドゲーム。82−0で帝京大が圧勝しました。

    早大も頑張っていたと思います。ブレイクダウンではそこそこボールを出して、フェイズを重ねてアタックを継続していました。でも、フェイズが3つ4つと重なると、次第に手詰まりになってしまい、ターンオーバーされてしまう。もしかしたら、帝京大がブレイクダウンでもっとファイトしてきたほうが、早大に得点チャンスがあったかもしれない。帝京大の大人びた冷静沈着なディフェンス、そしてコミュニケーション力は圧巻でした。前半だけで竹山選手の3トライ5ゴールなどで40−0。

    竹山選手は「松田力也さんがいなくなって、帝京はゴールキックが穴になった、と言われないように」昨季からキッカーとしての準備をしてきたといいます。

     

    後半20分までにもう4トライとって68−0。そこから帝京大はメンバーをごっそり入れ替えて、若干攻撃の精度は落ちたかな、と見えましたが、ディフェンスの精度はまったく落ちず。ラスト20分は2トライを加え、守っては早大をカンペキに封じ込め、82−0で勝ちました。

    それでも堀越主将は「早稲田はシーズンに入ったらメンバーも変わるし、全然別のチームになる。今日こんなスコアだったからといっても油断はできません。むしろ、相手のテンポを出させてしまった時間帯があったのが反省材料です」と引き締めていました。こういう言葉がわざとらしく聞こえない、つまり本気でそう思っていることが言葉からも表情からも伝わってくる。帝京は強いな、と改めて思いました。

     

    早大は、序盤は攻め込む場面がありましたが、2トライ、3トライと取られていくと、徐々に勢いを失ってしまい、前半ロスタイムには、攻め込んでのターンオーバーから帝京大WTB竹山選手に約60m独走トライを許すなど、ディフェンスも崩壊してしまいました。

    早大は、昨季ルーキー旋風を巻き起こしたSH斎藤選手とCTB中野選手がケガ、SO岸岡選手がU20日本代表の遠征で不在ということも響いたように見えました。山下監督は「1本、2本(トライを)取られただけでなぜバタバタしてしまうんだろ」と首をひねりながら「良い結果が出るときも、悪い結果が出るときもあるけれど、淡々とやり続けるしかない」と、自分に言い聞かせるように言いました。

     

    同じ20日、北海道・網走では東海大が同志社大を92−14で破りました。

    夏のスコアはシーズンには直結しない。これはラグビー界で定説とされていることですが、そういいつつ、近年は春夏のオープン戦通りの結果が冬も出る傾向が強い気がします。

    シーズン開幕まであと1ヵ月弱となりましたが、昨季の大学選手権決勝を戦った帝京大と東海大、今季も相当強いようです。

    竹山選手とお父さんとオトさん

     

    オトさんの息子、ジョシュア選手はBマッチで途中出場!試合後、お父さんがアドバイスします。

     

     

    【サニックス勝利】

    20日に福岡レベスタで行われたトップリーグ開幕節の最後の試合、福岡ダービーはサニックスが38−22で勝ちました。昨季チーム最高の8位に躍進したサニックスが今季も好スタートを切りましたが、こちらも、コーラが突き放されてもしつこく食いついてトライを奪い、サニックスに3トライ差をつけさせず、ボーナス点を許しませんでした。

    真夏日、熱帯夜、ゲリラ豪雨と過酷なコンディションの中、トップリーグは熱戦の火ぶたを切りました!

     

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  • 【サクラ15イタリア戦メンバー】

    アイルランドで開かれている女子ワールドカップの9-12位決定戦準決勝、イタリア戦(ベルファスト、日本時間22日20時)の登録メンバーが発表されました。

     

    1 江渕まこと 東京フェニックス/青学大2年 C5

    2 齊藤聖奈 PEARLS C19

    3 南 早紀 日体大4年 C10

     中嶋(旧姓・竹内)亜弥 アルカス熊谷 C

    5 櫻井綾乃 日体大3年 C10

    6 末 結希 アルカス熊谷 C12

    7 鈴木彩夏 RKU龍ヶ崎グレース/流経大2年 C5

    8 高野眞希 日体大4年 C6

    9 津久井萌 東農大二高3年 C7

    10 山本 実 日体大3年 C8

    11 堤ほの花 日体大2年 C7

    12 鈴木彩香 アルカス熊谷 C12

    13 長田いろは アルカス熊谷/立正大1年 C5

    14 黒木理帆 アルカス熊谷/立正大2年 C

    15 清水麻有 日体大2年 C7

     

    16 鈴木実沙紀 東京フェニックス C17

    17 小林ちひろ RKU龍ヶ崎グレース C4

    18 片岡瑞帆 横浜TKM C8

    19 日向寺亜依 東京フェニックス C6

    20 塩崎優衣 東京フェニックス/慶大2年 C

    21 野田夢乃 アルカス熊谷/立正大2年 C

    22 加藤あかり ラガールセブン C5

    23 田坂 藍 アルカス熊谷 C10

     

    鈴木彩香選手はこの大会初先発、つまりワールドカップ初先発です。

    今大会にはFWで選ばれていましたが、加藤慶子選手の負傷リタイア、冨田真紀子選手の出場停止というベテラン不在の状況を救ってほしいです!

    オーストラリア戦ではメンバーを外れた堤ほの花選手も先発復帰。

    釜石ファミリー的には平野恵里子選手がメンバーを外れたのが気になりますが、いずれにせよ総力戦です。26日の最終順位決定戦の出番もあるでしょうし、まずはこの試合にメンバーもメンバー外も総力戦で立ち向かって、イタリアから勝利を奪ってほしいです。

    がんばれサクラフィフティーン!

     

    【横河武蔵野アルテミスターズ発進!】

    21日は、武蔵野市の横河電機本社にて、「女子ラグビートップチーム設立に関する記者会見」がありました。

    横河電機は、社会人ラグビーの古豪チームで、青井達也さん、笹田学さん、植山信幸さん、松永敏宏さんなど日本代表選手もたくさん在籍した名門で、2008年にはトップリーグ昇格を果たしています。昨年からトップチームをクラブ化し、他の企業に所属しながら戦力外になりプレーする機会を失った選手らを受け容れて来ました。昨季はトップイーストディビジョン1で4勝5敗の6位でした。

    その横河武蔵野が、今年から女子のトップチームを設立。

    名前は「横河武蔵野アルテミスターズ」

    ギリシャ神話の、狩猟の女神アルテミスにちなんで名付けられたそうです。

    現在、発表できる入部予定者は、日体大の南早紀選手と松尾綺子選手の2人。

    南選手は、アイルランドで戦っているサクラフィフティーンのPRで、女子最強スクラメイジャーのひとりにして、プレースキックも蹴る万能ラ組女子。

    松尾選手は、昨年の太陽生命シリーズで日体大が総合優勝を飾った立役者の一人、フィジカルの強さと機動力を兼ね備えたスケール大きな選手です。

    本当は、今年11月に行われる、来年の太陽生命シリーズ入替戦への参戦を狙っていたそうですが、話はそう簡単ではない事情がありまして。

    二重登録が認められている女子ラグビーですが、太陽生命シリーズは、今年の大会に他チームで出場した選手は入替戦に出られません。まあ、当然と言えば当然に思える規定ですが。

     

    現在のターゲットは「2019年太陽生命シリーズへの昇格、2020年東京オリンピックへの代表選手輩出」だそうです。

    選手の雇用は横河電機およびグループ企業のほか、地域のスポンサー企業などでも雇用してもらえるよう調整を進めているそうです。

     

    外国人選手、プロ選手の採用は「いまのところ考えていません」と佐藤幸士副部長。

    むしろ、2020年以降の女子ラグビー、ジュニアラグビー育成の受け皿になることを目指しているとのこと。

    チームのヘッドコーチは元オーストラリア代表のスティーブ・タイナマンさん。

    トップチームのコーチングだけではありません。

    社団法人化した横河武蔵野アトラスターズでは、近隣のラグビースクールに在籍する中学生や、高校ラグビー部に在籍しながら実戦練習の機会のない女子選手に、平日の練習の場を提供するアカデミーも立ち上げ、ラグビーの練習だけでなく英語のレッスンも、逆にラグビーのビデオ分析の仕方、コンディショニングや食育のアドバイス、オーストラリアへの留学・ホームステイプログラムも含んだ「グローバルな人材育成」にも取り組むといいます。

     

    壮大な構想が、スタートしました!

    でも欲をいえば、女子チームの発足会見なんだから、女子選手や女性スタッフにいてほしかったなあ、とメディア的には思うのでした。

     

    ともあれ、新チームの前途に期待します!

     

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  • プロフィール

    20110608-otomo.jpg

    大友信彦
    (おおとものぶひこ)

    1962年
    宮城県気仙沼市生まれ


    早稲田大学第二文学部卒業。
    1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』で活動。
    '87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

    ラグビー専門ウェブマガジンRugbyJapan365スーパーバイザー。

    『再起へのタックル』(洋泉社)
    『ザ・ワールドラグビー』(新潮社)
    『奇跡のラグビーマン 村田亙』(双葉社)
    『釜石ラグビーの挑戦』(水曜社)

    など著書多数。

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