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【花園開幕】

全国高校ラグビーが開幕しました。

花園ラグビー場はスタンドが改修中。

足場が組まれ、北側のゴール裏はスタンドを新設中。

 

ワールドカップに向けて、生まれ変わろうとしている花園での大会です。

開会式のあと、ピッチに飛び出したのは、女子選手たち。

女子の東西対抗戦、「U18花園女子15人制」です。

ピッチに出る前、明るい選手たち。東軍のジャージーは昨年までのライトブルーから今年は濃いブルーに。

西軍はピンクのジャージー。

 

試合の様子は、RJ365にてフォトレポートを掲載いたしました!

高校ラグビー開幕!東西の女子選抜選手による「U18花園女子15人制」

こちらからどうぞ!

https://rugbyjapan365.jp/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB/%E9%AB%98%E6%A0%A1%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%83%93%E3%83%BC%E9%96%8B%E5%B9%95%EF%BC%81%E6%9D%B1%E8%A5%BF%E3%81%AE%E5%A5%B3%E5%AD%90%E9%81%B8%E6%8A%9C%E9%81%B8%E6%89%8B%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%80%8C%EF%BC%B518%E8%8A%B1%E5%9C%92%E5%A5%B3%E5%AD%9015%E4%BA%BA%E5%88%B6%E3%80%8D

 

試合は24-0で東軍が快勝しました。

西軍もBKの展開力は光りました。でも東軍はNo8小西総羅さん、PR加藤幸子さんらFWのパワーで局面を打開。前半はLO原田未佳さん、WTB松田凜日さんがトライ、後半は小西さんが2連続トライで突き放しました。

 

この試合で光ったのは、何と言っても東軍No8小西想羅選手です。後半2トライをスコア。特に2本目、後半10分のこのトライ!

僕もそれなりに長いこと女子ラグビーを取材して、写真を撮ってきましたが、これほど力感溢れる、強(つよ)カッコいいトライシーンの写真は初めて撮れた気がします。

 

ワールドカップドリームチームに選ばれたSH津久井萌さんは後半からピッチへ。SHで先発した秋山歩花さんがSOに回ってハーフ団を結成。これがまた機能しました。津久井さんは「初めて一緒にプレーできて楽しかったです!」と声を弾ませました。

西軍も最後までダブルタックル、トリプルタックルで東軍のパワーに立ち向かっていた姿がカッコ良かったです!ラ組女子のみなさんお疲れ様でした!

スポーツ庁事業でNZへ遠征したメンバーが、鈴木大地スポーツ庁長官と

 

 

そして男子の花園大会。1回戦の結果です。

第1日

黒沢尻工 36-14 山口

鹿児島実 38-12 函館ラサール

流経大柏 107-0 倉吉東

東海大翔洋 41-12 高松北

国学院栃木 24-15 高鍋

日川 47-7 徳島城東

長崎南山 29-5 新潟工

報徳学園 105-0 富山第一

第2日

大分舞鶴 57-7 朝明

飯田 26-5 倉敷工

尾道 57-0 岐阜工

若狭東 66-0 山形南

熊本西 78-0 青森北

明和県央 67-7 コザ

茗渓学園 27-14 松山聖陵

常翔学園 61-15 仙台育英

土佐塾 45-10 中標津

郡山北工 22-14 和歌山工

昌平 26-22 八幡工

そして2回戦の組み合わせです。

《第1グラウンド》

9:30 茗渓学園−日本航空石川○

10:45 ○石見智翠館−常翔学園

12:00 ○東海大仰星−熊本西

13:15 ◎桐蔭学園−飯田

14:30 ○御所実−報徳学園

《第2グラウンド》

9:30 昌平−東福岡◎

10:45 土佐塾−郡山北工

12:00 尾道−若狭東

13:15 大分舞鶴−中部大春日丘○

14:30 長崎南山−目黒学院○

《第3グラウンド》

9:00 明和県央−秋田工○

10:15 ○大阪桐蔭−日川

11:30 国学院栃木−国学院久我山○

12:45 ○佐賀工−東海大翔洋

14:00 鹿児島実−流経大柏

15:15 ◎京都成章−黒沢尻工

◎=Aシード ○=Bシード

 

注目は、久我山vs栃木の国学院兄弟対決

そして、Aシードの東福岡、京都成章、桐蔭学園の戦いぶりですね!

花園、ますます熱くなります!

第1グラウンドのメインスタンド2階には屋台村がオープン。気仙沼フカヒレスープと石巻牛タンつくねもあります!花園へお越しの方、どうぞぜひご賞味ください!

 

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  • 【TL最終節】

    またブログ更新が滞ってしまいました。

    年末年始は毎年、一番慌ただしい時期です。

    今年はそこに、トップリーグのリーグ戦最終節という要素も加わりまして、大わらわです。

    24日に各地で行われたTL最終節の結果です。

    NTTドコモ 16−13 ●NEC

    リコー 40−24 キヤノン

    サントリー 28−24 ●東芝

    クボタ 23−17 ●NTTコム

    近鉄 36−20 コカコーラ

    トヨタ自動車 39−33 ●神戸製鋼

    パナソニック 44−19 ヤマハ発動機

    豊田自動織機 17−15 ●宗像サニックス

    ※●は惜敗BP

     

    僕は味スタでサントリーvs東芝を取材したのですが、どこも接戦が多かったですね。プレーオフ進出の可能性が残っていた東芝はもちろんですが、それ以外の、あまり順位争いが関係なさそうに見えるチームもプライドを持って戦っていたのでしょうね。東芝vsサントリー、神戸vsトヨタ、パナvsヤマハ、リコーvsキヤノン……チームの歴史だったり、会社の歴史だったりで、絶対に譲れないカードが多かったのかもしれません。最終節のマッチメークが良かったのだと思います。

     

    東芝リーチ選手は、ジャージーが脱げて、インナーが破れたままで試合を続行。だってゲームが途切れないんです…

     

    すごいな、と思ったのは、惜敗BP(7点差以内の敗戦)の試合がたくさんあったこと。1節8試合のうち5試合で惜敗BPが発生。逆に、トライ数で3差をつける圧勝BPはゼロ。

    勝手な解釈ですが、選手たちの、こんなに早くリーグ戦が終わってしまうことへの物足りなさみたいな思いが現れているような……というのも、25日に行われた最終順位決定トーナメント&日本選手権への会見で、「選手の立場で言うと、試合をたくさんしたいし、タイトルもいっぱいあった方がいいです」という声を聞いたからです。

     

    ともあれ、TL最終順位です。

    レッド

    1 サントリー 55 +270

    2 トヨタ自動車 46 +106

    3 東芝 39 +53

    4 神戸製鋼 37 +56

    5 NTTコム 31 +33

    6 クボタ 26 −96

    7 NTTドコモ 26 −111

    8 近鉄 17 −152

     

    ホワイト

    1 パナソニック 63 +438

    2 ヤマハ発動機 46 +208

    3 リコー 43 +75

    4 NEC 26 −73

    5 キヤノン 20 −153

    6 豊田自動織機 11 −114

    7 宗像サニックス 8 −187

    8 コカコーラ 3 −353

     

    これを、16チームを全部ごっちゃにして並べて見ます。

    1 W1 パナソニック 63 +438

    2 R1 サントリー 55 +270

    3 W2 ヤマハ発動機 46 +208

    4 R2 トヨタ自動車 46 +106

    5 W3 リコー 43 +75

    6 R3 東芝 39 +53

    7 R4 神戸製鋼 37 +56

    8 R5 NTTコム 31 +33

    9 W4 NEC 26 −73

    10 R6 クボタ 26 −96

    11 R7 NTTドコモ 26 −111

    12 W5 キヤノン 20 −153

    13 R8 近鉄 17 −152

    14 W6 豊田自動織機 11 −114

    15 W7 宗像サニックス 8 −187

    16 W8 コカコーラ 3 −353

     

    上位は両組とも拮抗していますが、下位は差がつきました。

    ホワイトでは豊田自動織機が勝ち点11で6位となり、最終順位戦で一番下のグループ=自動降格または入替戦=を回避しましたが、レッドではNTTドコモが勝ち点26、6勝をあげながら最下位グループに行きました。このフォーマットが発表されたときから、「こんなケースが出てしまうんじゃないか?」とささやかれていた最悪の事態が現実となってしまいました。

    トップリーグはリーグ戦の価値に重きを置くとして運営してきました。

    個人表彰も、リーグ戦の試合だけで決めています(2015年度と今年度の最終順位戦は、全チームが同じ試合数を戦うのですから、加算対象にして良いと思うのですが…)

    しかるに、今季のリーグ戦を見ていればありえないことですが、万が一、ドコモが最終順位戦で不運が続いたりして、自動降格だったり、入替戦で負けたりしたら、トップリーグ自体が、リーグ戦の価値を落としたことになってしまいます。僕は、一部に対戦しないカードがあったとしても、この全体順位でリーグ戦順位を決めて良かったと思っています。

     

    トップリーグは来年またフォーマットが変更される予定です。改善されることを祈ります。

     

    個人タイトルは、

    トライ王=山田章仁(パナソニック)12T(5季ぶり2回目)

    得点王=ライオネル・クロニエ(トヨタ自動車)132点(初受賞)

    ベストキッカー=五郎丸歩(ヤマハ発動機)成功率83.0%(5季ぶり3回目)

     

    五郎丸選手、日本復帰最初のシーズン、きっちり結果を出して見せましたね。

    同い年の山田選手と、そろって「5年ぶりのタイトル」というのも、何だかあったかいです。

     

    【花園いよいよ開幕!】

    大学、トップリーグがともに4強が出揃い、年越し体勢に入りました。

    そしていよいよ、高校大会が開幕します。

    27日には開会式と1回戦、そして、恒例となった女子の東西対抗戦、15人制になって3年目の東西対抗が行われます。

    【東軍】

    1 松原朱音 千葉ペガサス

    2 高橋美悠 東京フェニックス

    3 加藤幸子 名古屋レディース

    4 原田未佳 群馬・大泉高

    5 阿部純佳 国学院栃木高

    6 坪井美月 ラガールセブン

    7 長坂茉美 名古屋レディース

    8 小西想羅 国学院栃木高

    9 秋山歩花 国学院栃木高

    10 高木萌結 ラガールセブン

    11 ピート染谷瑛海 千葉ペガサス

    12 古屋みず希 東京フェニックス

    13 小畑結依 関東学院六浦高

    14 松田凜日 国学院栃木高

    15 内海春菜子 国学院栃木高

    16 高橋瑠衣 神奈川シーガルズ

    17 金子すみれ 北越高

    18 日置彩乃 福島・平工高

    19 津久井萌 千葉ペガサス

    20 田中笑伊 国学院栃木高

    21 松井渓南 アルカス熊谷

    22 笠原きらら 千葉ペガサス

     

    【西軍】

    1 上島美沙子 石見智翠館高

    2 古田菜央 福岡レディース

    3 北野和子 神戸甲北高

    4 中村沙弥 石見智翠館高

    5 永岡 萌 石見智翠館高

    6 谷山美典 福岡レディース

    7 池田 韻 福岡レディース

    8 細川恭子 神戸甲北高

    9 人羅美帆 石見智翠館高

    10 吉田萌香 石見智翠館高

    11 原 わか花 石見智翠館高

    12 梶木真凛 福岡レディース

    13 大谷芽生 石見智翠館高

    14 永田花菜 福岡レディース

    15 大塚朱紗 石見智翠館高

    16 井上 藍 石見智翠館高

    17 本田 実 福岡レディース

    18 福成真琴 神戸高

    19 室越香南 追手門学院高

    20 西村蒼空 追手門学院高

    21 小林詩波 石見智翠館高

    22 中川明音 石見智翠館高

     

    東軍の関東の高校に在籍する18選手については、26日の東京中日スポーツ首都スポにて、恒例の写真名鑑を掲載いたしました!

    http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/shutospo/news/CK2017122602000175.html

     

    15人制ワールドカップでドリームチームに選ばれた津久井萌選手をはじめ、サクラフィフティーン、サクラセブンズがズラリと並ぶ布陣です!

    なお、当初発表された、すでにサクラセブンズ入りしている東軍の平野優芽選手は、コンディションの関係で不参加となり、替わって笠原きらら選手が出場することになりました。

    また、これまでいくつもの合宿、遠征に参加している注目選手も何人か、東軍西軍とも抜けています。もっとも、受験とか、ケガとか、いろいろありますからね…これまでも、たくさんの選手がこの大会を逃してきました。まあ、今の高3の同い年のK宮K太郎くんも、高3のK子園を逃したけれど、今じゃ誰もそんなこと気にしてないですよね…。

    まずは、花園に立つことのできたみなさん、思い切り楽しんでください!

     

    【27日は釜石ナイト!】

    そして27日は、毎月最終水曜日、恒例の釜石ナイト@高田馬場ノーサイドクラブの日です。

    今月は、2019年ラグビーワールドカップ釜石開催に向けた2017年大望年会です!
    2019年ワールドカップ釜石で行われる試合が決まり、スタジアムの建設が開始し着々と進んだ2017年。
    皆様と今年1年を振り返りつつ2019年、それ以降に向けた希望を語る「大望年会」釜石ナイトを27日(水)に高田馬場ノーサイドクラブにて開催します!

    仕事納めの方も、既に帰省で東京に戻っていらっしゃる方も、また今年釜石ナイトにご参加いただいた方、皆様もう一度のご来場を、そして今年はまだ来られていなかった方も、そもそも釜石ナイトにはまだ行ったことがないと言う方も、ぜひどうぞ!

    高田馬場ノーサイドクラブには東北三陸の幸と釜石の銘酒・浜千鳥をご準備いただき皆様をお迎えします!

    ぜひお待ちしています!

    僕も、花園から駆けつけたいと思っております!

    楽しい時間を過ごしましょう!

     

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  • 【大学選手権準々決勝】

    23日は大学選手権の準々決勝4試合が東西で行われました。

    結果は以下の通りです。

     

    ■東京・秩父宮ラグビー場

    大東大 33−28 慶大

    帝京大 68−19 流経大

    ■大阪・金鳥スタジアム

    明大 27−21 京産大

    東海大 33−7 天理大

     

    大東大vs慶大、明大vs京産大はどちらも大接戦でしたね。

     

    僕は秩父宮の2試合を取材しました。

    大東大の河野キャプテンが慶大のエースFB丹治選手に突き刺さります!

     

    今季の慶大は本当にいいチームでした。いつもいいコミュニケーションをとって、抜け目なく良いオプションを選択していく。たくさんトライを取るけれど「たまたま取れた」ように見えるトライがない。理詰めの、「良いトライ」が多い。成熟したチームだったと思います。だけど……勝負事は、「良いチーム」が勝つとは限らない。

     

    試合の後、慶大元監督の林雅人さんとちょっと立ち話をしました。

    慶応、いいチームだったんですがね…と言うと、林さん、溜息をついて

    「慶応が勝つときは、『こいつら大丈夫か?』と言われるくらい、むちゃくちゃ低いタックルをバチバチ行かなきゃダメなんですよね。今日は、そのへんがちょっと物足りなかったかな……」

    と言いました。

     

    大学ラグビーには、簡単な勝利の方程式はないんだな、と改めて感じます。

    でも、それだけに、試合をもっとさせてあげたかったな……と思いました。

    きょう負けた4チームは、きょうの80分でものすごく良い経験をした、きょう1日で強くなったと思う。だったら、その成長したところでもう一度試合をしたら、もっと伸びるはず。

    それはこの日負けた4チームだけじゃなく、先週負けた4チームにも言えることです。

    この12チームで、4チーム×3プールでリーグ戦をやって、1位3校+ワイルドカードで「2位ベスト」の1校の4校で決勝トーナメントをやれば、大差の試合を減らして、選手にはいい実戦経験を積ませることができるんじゃないかな。

    日程が厳しい、という人もいるけど、この日の準々決勝までシードされた4校は、1ヵ月近く試合がなかったんです。そっちの方がおかしいでしょ……。シードされて、1試合分ラクできるといえばそうだけど、ゲーム勘が失われた状態で試合をするだけでなく、試合で成長できるチャンスを奪われるわけですから。アドバンテージが消えてしまうよな……実際、関西チャンピオンの天理大は負けてしまったし、リーグ戦王者の大東大も、対抗戦2位枠の明大も、シードされながら危うく負けかけたわけで、これで負けたらシーズンが終わっちゃったわけです……。

    大学生は、次のジャパンを担う選手を育てなきゃいけないカテゴリーなのになあ……。

     

    そんなことを考えてしまう1日でした。

     

    ともあれ、準決勝は新春2日、第1試合は大東大vs明大。

    第2試合は帝京大vs東海大。

    対抗戦とリーグ戦の1位vs2位という、ある意味順当な組み合わせですが、帝京と東海は過去2シーズンの決勝カードです。

    対してもう1試合は、大東が勝てば1994年度以来23年ぶり、明大が勝てば1998年度以来19年ぶりの決勝進出という、どちらが勝っても古豪復活へ! というカードです。

    どちらも面白い、スリリングな試合になりそうです!

     

    ということで、24日はトップリーグ最終節。

    決勝トーナメント(日本選手権)出場を決めている同士のパナvsヤマハはどんな試合になるのか、4強進出へわずかな可能性を追う東芝はサントリー相手にどんな戦いを見せるのか、勝ち点1で4強が確定するトヨタ自動車は神戸製鋼を相手にどんな戦いを見せるのか。

    それぞれ、積年のライバルと対戦するところが何とも興味深いです!

     

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  • 【エディさん講演@小田原】

    今週はデスクワークが大量に詰まっていて、なかなかブログを更新できませんでしたが…、

    22日はちょっと遠出。

    小田原で、エディさんの講演でした。

    これは、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)支援のチャリティイベント。

    エディーさんは、2015年ワールドカップで大躍進して帰国した直後の2015年10月にも、このチャリティに参加したそうです。

    僕らもスクラム釜石で何度もエディさんにはチャリティイベントに御協力をいただきました。

    こういうところの行動力というか、献身的な姿勢というか、エディーさんは本当に素晴らしいです。

     

    今回の講演、壇上に書かれた演題は「2019年ワールドカップの展望」となっていましたが…

    エディさんは、

    「2015年に向けて、ジャパンのコーチとして、何をしたかを話してみたい。そして、2019年に向けての課題も話してみたい」

    と始めました。

    こちらで詳しい中身を明かすのは控えますが、ちょっとだけ紹介させていただくと……

    「どの大会にも、準備においてカギになる時期がある。2015年ワールドカップに向けての準備では、2012年だった」

    というエピソードは興味深かったですね。

    この年、U20日本代表がウエールズに119−7で負けたのです。

    その負けをどう総括するか、というやりとりが、2015年ワールドカップの躍進へのカギだったというエディさんの認識から、ヘッドスタート、ハードワーク、リーダーたちの養成……というシナリオができていったということなんですね。

     

    エディさん、例によって速射砲のスピーチをほぼ1時間。

    満員の聴衆、大満足の様子でした!

    通訳は、元サクラフィフティーン(女子15人制日本代表)松平貴子さんでした!

    松平さんの古巣、同じ神奈川県内に拠点のあるTKMの選手たちも大勢ご来場していました!

     

    エディさんとは、講演の始まる前に、ちょっとだけお話したのですが、すぐに聞かれました。

    「いま、新しいいい選手はどう? いいフランカーいる?」

    日本ラグビーへの関心は、いまも深いようですね。

     

    小田原は、2015年、ワールドカップの直前に、日本代表の強化拠点として日本協会と提携。その後、紆余曲折もあったようですが、今年7月には女子日本代表のテストマッチを実施。2019年は、公認キャンプ地、事前キャンプ地の両面の候補に向けた準備をしているそうです。

    城山競技場は、山に囲まれた地形なので、周りの目からは隔絶されている。情報を遮断したいチームにとっては絶好のロケーションなんです。

    まあ、メディアとしては、秘密主義のチームが増えるのはうれしくないけれど……。

    全国で、2019年に向けて、盛り上がる町が増えていること、うれしいです!

     

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  • 【TL@熊谷】

    17日は迷いに迷ったのですが、熊谷へ行きました。

    TLプレーオフ(優勝決定トーナメント&日本選手権)進出へ、わずかな可能性が残る東芝&リコーの戦いぶりを見ておきたいと思ったのです。秩父宮では同じ立場で神戸製鋼がサントリーに挑みましたが、単純に、その立場のチームをひとつ見るかふたつ見るかという判断でした。

     

    東芝は近鉄と対戦。

    開幕戦でNECに勝った後は4連敗で、赤組で8位にまで沈んでいた東芝ですが、第6節に豊田自動織機に競り勝ったあとはずっと連勝しています。

     

    この日は近鉄との対戦。

    スコアは51−14で東芝が勝ち点5で勝利。

    細かい試合経過は省略しますが、東芝らしい戦いを見せてくれたと思います。

    「東芝らしさ」というのは簡単ですが、言葉にするなら「激しくひたむきに」ということかな。

    この日、印象に残ったのは東芝FL藤田選手です。

    意識して見ないと、何をしていたのか印象に残らない。僕は試合中はカメラを構えて、ボールを持った選手を中心に追いかけてしまうのですが、東芝の藤田選手はほとんどボールを持たない。

    この日の近鉄戦ではたぶん、4回か5回じゃないかな。

    (これは珍しい? ボールを持った場面です!)

     

    だけど、気がつかないうちに密集の真ん中に入っていたりするんです。

    瀬川監督も、今シーズンよくなっている選手について、WTB宇薄選手とともに藤田選手の名前をあげて「サイズはないけれど、グラウンドじゅうを走り回っている。全員がそうだけど、藤田はその中でも泥臭く走っている一人です」と称えました。

    藤田選手を注目すると、東芝がどんなラグビーを目指しているかを感じられる気がします!

     

    そしてラスト10分にはFLリーチ選手、LO大野選手、WTB石井選手がベンチから登場。

    みな、ラスト10分に素晴らしい働きをしました!

    (大野選手、短時間でも完全年少!もとい、完全燃焼!)

     

    東芝はこれで勝ち点38。赤組はサントリーが神戸製鋼を破り勝ち点51で1位通過を確定。

    2位のトヨタは同42。得失点差はトヨタが大きくリードしています。

    24日の最終節は東芝がサントリーと、トヨタは神戸製鋼と対戦。東芝が勝ち点5で勝ち、トヨタが同0で負けた場合のみ、東芝はプレーオフへ進めます。

    正直、厳しいでしょう。でも瀬川監督は言いました。

    「僕らは勝ち点5を取るだけなんで、やることははっきりしてます」

    この割り切り、いいですね!

     

    そして第2試合はパナソニックvsリコー。

    好調のリコーがどこまで食い下がるか、ちょっと期待しました。

    実際、パナがヒーナン選手のトライで先制したあともリコーはすぐ攻め返し、13分、フェイズを重ねた末にWTB渡辺昌紀選手がトライ。高平選手のコンバージョンも決まり、7−7の同点。

    だけど、ここからのパナは本当に強かった!

    15分 松田力也

    19分 松田力也

    28分 藤田慶和

    32分 山田章仁

    34分 ホラニ龍コリニアシ

    38分 ホラニ龍コリニアシ

    手が着けられないってのはこういうことをいうんでしょうね。

     

    後半は風下に回り、やや攻撃ペースが落ちましたが、50−7の完勝でした!

     

    パナは本当に層が厚い。そして、本当に楽しそうにラグビーをする。どの局面でも、常に複数のオプションを持っていて、どれが有効かを考えながらプレーしていることが伝わってきます。そして、本っっっ当に楽しそうにラグビーをしている!

    これが、時間を積み重ねてきた強さなんだろうなと感じます。

     

    パナの強さについての考察というか、エピソード――藤田選手のトライについてのストーリーは、18日のトーチュウに書きました。よろしければそちらをどうぞ!

    (この場面です!)

     

    そしてリコー。

    この日の敗戦で、プレーオフ進出は消滅。

    神鳥監督は「TOP4へのチャンスを掴みたいと思っていたけれど、前半で勝負が決まってしまって残念。相手の得意なアンストラクチャーな状況を作ってしまった」と悔しそうでしたが、会見のあとで聞くと「僕の立場でこんなことを言って良いのかどうかわからないけど、正直、すがすがしい感じもあります」と言いました。

    その言葉を聞いて、僕自身今年のリコーにとても好感というか、良い感じを覚えている理由が何となく分かった気がしました。

    今年のリコーは、ヘンなプレーをしない。

    もう少し詳しく言うと、その場しのぎの横着なプレー、一発でトライをとって試合を何とか繕おうというプレーをしない。ちゃんと戦う。だから勝つときは、やってきたプレーをしっかり出してちゃんと勝つし、それを出せなければ勝てない。言い訳がない。

     

    もちろん、勝負事は、どんなときでも勝つために全力を尽くすのが大切です。

    だけど、強くなろうとしないで勝とうとしても、結果はついてこない。

    ちょっと遠回りに見えたとしても、強くならないことには勝ちには近づけない。

    正直、今日のパナの強さはリコーよりも一段階上だったと思います。

    だけど、今日のリコーの選手たちは、その強さとしっかり向き合ったと思う。

    プレーオフ進出は消えたけれど、リコーというチームのこれからがとても楽しみになりました。

     

    なお、秩父宮の結果は以下の通りです。

    クボタ 12−5 コカコーラ

    サントリー 24−7 神戸製鋼

     

    これでサントリーは赤組1位通過が決定。神戸製鋼はプレーオフが消滅。2位通過はトヨタか東芝に絞られました。

    白組は1位パナソニック、2位ヤマハが決定。決定した上で、来週の最終節は両者が直接対決です。これは、お互いに手の内を出さないんじゃないかな……と思いつつ、どんなメンバリングをするつもりかをロビー監督に聞きました。

    「メンバーについては、みなさん知りたいと思うだろうけど、みなさんよりも先に選手に伝えないと」と笑いながら

    「最終節は、プレーオフに向けて、私たちがどんなチームであるかを分かってもらえるような試合をしたい」

    ということを言いました。

    カッコイイ!

    こういう粋な言葉を聞けるのが、記者稼業の幸せです!

     

    最終節を前に、幸せな取材の1日でした!

     

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  • 【大学選手権3回戦】

    ブログの更新がすっかり空いてしまいました。

     

    この1週間は、仙台で講演があって、その前後に締め切りがたくさんあって、なかなかブログに手を着けられませんでした……。

     

    ということで、気がつけば年末。

    きょう17日は大学選手権、上位校の出場する3回戦です。

    秩父宮での取材。

    第1試合は、流経大と朝日大。

    朝日大は岐阜県にある大学で、「東海北陸・中国四国」という枠から6年連続6回目の出場。

    1回戦で「東北・北海道」代表の東北学院大を、2回戦で「九州」代表の福岡大を破って3回戦に勝ち上がってきました。

    その朝日大、リーグ戦の強豪流経大を相手に果敢な戦いで、前半は2度にわたってリードを奪います。

    前半は24-26という僅差の折り返し。

    後半も、引き離されても食らいつき、後半33分で34-42の8点差に迫ります。

    最後はそこから流経大が2トライを加え、34-54と引き離しましたが、秩父宮のファンは朝日大に大きな拍手を贈りました。

    吉川充監督の「地方枠で出てるだけだろと見られているのは分かっているので、ここで勝って、そうじゃないことを証明したかった。悔しいです」という言葉、響きました。

    そして第2試合は東海大と早大。

    こちらは、東海大の完勝でした。スコアは47-18。

    試合開始のキックオフから50秒、ノーホイッスルでFB野口主将が決めたトライから、終始落ち着いているなあという印象でした。

    東海大は昨季はリーグ戦優勝で、3回戦は免除、準々決勝からの出場でしたが、今季はリーグ戦2位。3回戦からの出場で、優勝を狙うには1試合多く戦わなければならないというハンディがありますが、「試合をたくさんやりたいから、これは負け惜しみじゃなく歓迎です」と木村監督。

    早大にペースが行きかけたように見える場面があっても、落ち着いていましたね。

    東海大、みごとな勝利でした。

     

    早大は、何か、元気がないというか、シーズンを通じて、楽しそうにラグビーしてないな、という印象があります。個々のポテンシャルは大学でも有数のレベルの選手が揃っているのですが……。

    大学選手権3回戦の結果は以下の通り。

    流経大 54-34 朝日大

    東海大 47-18 早大

    慶大 101-12 立命館大

    京産大 55-31 法大

     

    そしてトップリーグ。

    NEC 25-20 キヤノン

    ヤマハ 40-5 サニックス

    NTTドコモ38-19 豊田自動織機

    トヨタ自動車 22-15 NTTコム

     

    トヨタとNコムの試合は大接戦でしたが、トヨタが逆転勝ち。これでNコムはプレーオフ(日本選手権)が消滅。

    レッドは2位以上が確定したサントリーをトヨタが追い、神戸&東芝が最終節に可能性を残すべく、きょう神戸がサントリーと、東芝が近鉄と対戦します。

    ホワイトはパナソニックがすでに1位通過確定。2位争いは現在ヤマハがリード、勝ち点7点差で追いリコーは17日にパナと対戦します。

     

    トップリーグ、最終節まで目の離せない激戦が続きそうです!

     

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  • 【タケさん東京ラストゲーム】

    9日は各地でいろいろと気になるゲームがあったのですが、やはり僕はここへ。

    江戸川陸上競技場で行われたトップチャレンジリーグ第2ステージ第2グループ第1節。

    お目当てはもちろん、先日、今季限りの現役引退を発表した釜石シーウェイブスFW伊藤剛臣選手。同シリーズはこの試合を含めて3試合、つまり残り2戦あるわけですが、東京生まれのタケさんにとっては、引退を公表して最初のゲームであり、故郷東京でのラストゲームです。

    来季のトップリーグ昇格の可能性が消えたチーム同士の対戦でしたが、スタンドにはたくさんのお客さん、そしてたくさんの大漁旗が翻りました。

    やっぱり、たくさんの人が、タケさんの引退の報道に触れて、いてもたってもいられなくなったんだろうな。

    試合の様子、試合後の囲み会見の様子は、10日の東京中日スポーツ首都スポでどーんとレポートしました。

    だけど……囲み会見の中で、タケさんが見せた涙、熱かったな。

     

    タケさんはこの日の試合前、泣いてしまったのだそうです。

    「こみあげてきちゃいました。泣くなんて思ってなかった。自分はもっとクールに行くと思ってたから、驚きましたね」

    「試合前に泣いたのは、そうですね、ジャパンの試合のときにあって、それ以来かな…」

    タケさん、なんか、客観的な口調で言うもんだから、聞いてしまいました。

    ――どんな流れだったんですか?

    「マツ(松原FWコーチ)がFWを集めて、ゲキ入れてたときですね……こみあげてきて……」

     

    このくだりは、トーチュウにレポートしました。

    そこにいる記者、みんな、目を熱くしていたと思います。

    タケさんの引退シリーズはもう2週間続きます。

    広島のみなさん、名古屋のみなさん、よろしくお願いします!

     

    【専大、wataさん昇格おめでとう!】

    タケさんの引退決意に伴い、取材を断念した熊谷も、すごいことになっていたようです。

    リーグ戦グループ入れ替え戦。

    第1試合は1部7位の拓大vs2部2位の立正大。

    試合は前半、立正が12点を先行しましたが、拓大が追いつき19−19で折り返し。

    後半は逆に拓大が先行し、33−19、40−26と、2度にわたって14点差をつけますが、立正大は諦めずに反撃。最後は79分、WTB永野将也選手のトライとSO今泉仁選手のゴールで40−40の同点となり、そのままノーサイド。規定により、上位の拓大が1部残留となりました。

     

    そして第2試合は、1部8位の関東学院大vs2部1位の専大。

    こちらもものすごい熱戦だったんですね。

    前半は専大が先行、SO郡司健吾選手の3トライなどトライ数5−1で33−7とリードして折り返し。

    しかし後半は関東が奮起。SO横田祐哉選手の2トライなど、やはり5トライを取り返します。

    第1試合も第2試合も、江戸川で、途中経過をネットで見ていてドキドキしました。

     

    スコアラインを見るだけで、専大・村田亙監督が主将を務めていた1989年、リーグ戦優勝をかけてこの両校が戦った「等々力決戦」を思い出してしまいました。

     

    結局、43−38の5点差で専大が逃げ切り、3年ぶりの1部昇格を決めました。

    村田亙監督と専大フィフティーンのみなさん、おめでとうございます!!!

     

    【トップリーグ結果】

    そして、トップリーグ第11節、第1日の結果です。

    サントリー 28−13 NEC

    NTTコム 8−3 キヤノン

    ヤマハ発動機 54−7 コカコーラ

    リコー 35−20 豊田自動織機

    トヨタ自動車 46−18 NTTドコモ

    神戸製鋼 39−22 近鉄

     

    この結果、レッドで首位サントリーのプレーオフ兼日本選手権進出が決定。

    もう1チームは、トヨタ自動車、神戸製鋼、NTTコム、そして10日にクボタと対戦する東芝の4チームに可能性が残っています。

     

    もう片方、ホワイトで首位のパナソニックは、10日のサニックス戦で勝ち点1を録ればプレーオフ兼日本選手権進出が決まります。

    残る1枠を争うヤマハとリコーは勝ち点2差。

    残り2試合の相手はヤマハがサニックスとパナソニック、リコーがパナソニックとキヤノン。

    どうやら、ここにきて、パナソニックがキャスティングボードを握っている感じ?

     

    そして個人記録。

    ヤマハ五郎丸選手は、コカコーラ戦で6C12点を加え、今季の得点が現在97点。

    トップリーグ通算得点が1178点となり、ニコラスライアン選手の持つTL通算記録1188点まで10点差と迫りました。

    新記録、いよいよカウントダウンに入ってきました!

     

    寒い日が続きますが、チャレンジも、大学も、トップリーグも、ラグビーは熱いです!

     

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  • 【全国自衛隊ラグビー】

    8日は調布市・味スタのとなり、アミノバイタルフィールドへ。

    第60回全国自衛隊ラグビー大会の決勝でした。

     

    まずは、12時から女子エキシビション。

    自衛隊女子チームは2014年8月から活動していますが、選手は全国各地の駐屯地に散らばっていたため、継続強化が難しいという問題がありました。

    そこで、今年1月から、埼玉県朝霞市の自衛隊体育学校を強化拠点に集約。全国から選手12人とスタッフ4名を集め、フルタイムで強化を始めました。

    今回は、都内で合宿していたセブンズデベロップメントスコッド(SDS)チームとのエキシビション試合。

     

    試合は、自衛隊チームがカウンターアタックから石井寿依選手のトライで先制しましたが、SDSはピート染谷瑛海選手の突破から立山由香里選手が豪快にトライ。

    さらに大谷芽生選手が2トライ、山下果林選手、櫻井綾乃選手がトライを加え、SDSが29−7で勝ちました。

     

    2トライ1ゴールと活躍した大谷選手は、石見智翠館高の2年生。代表スコッド関係に招集されたのは初めてだそうです。

    「正直、呼ばれるなんて全然思ってなくて、びっくりしたんですが、でもガンバローと思いました」

     

    大谷選手の石見智翠館の先輩、サクラセブンズ、U18セブンズから帰国したばかりの原わか花選手は、大谷選手を「安心して見ていられる」と評しました。

    原選手は慶大総合政策学部への進学が決まったそうです。

    もともとは、救急救命士になるのが夢だったといいます。

    「東日本大震災の時、ちょうど、新潟から家族旅行で福島に向かっていたんですが、高速を走っているときに地震になって、すぐ新潟に引き返したんです。でもそのとき、たくさんの救急車や消防車が、私たちとは反対向きに新潟へ向かっていくのを見たんです。私たちは自分たちのことだけ考えていたけれど、逆に現地へ向かっている人たちがこんなにいるってことに心が奮えて、自分もそういう人になりたいと思ったんです。小5のときです」

     

    以来、救急救命士になる夢を持っていましたが、今季、太陽生命セブンズで大活躍し、セブンズアカデミーそしてサクラセブンズに呼ばれ、東京五輪の候補にもなり、改めて向学心がわき上がってきたようです。

    「勉強が大好きなので、いろいろな勉強をして、人間として知識を身につけていきたいなと思っています!」

    猛加速と、相手タックルをギリギリで擦り抜ける勝負強さ、見る者を熱くさせるプレーが持ち味の原選手ですが、話を聞くと、ますます応援したくなりました!

    そして、自衛隊体育学校チームです。

    スコアでは7−29の完敗でしたが、5月の太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ東京大会で見たときよりも、ハンドリングの安定感、コンタクトの安定感が印象的でした。

    先制トライをあげた石井寿依さんは、霞ヶ浦航空隊基地からの異動。

    「平日は午前午後、土曜日も午前、ずっとラグビーに集中してやれる環境になって、1年を通じてラグビーに集中できるようになりました。やっと認めてもらえた感覚です」

    日本中の女子ラグビーチームで、もしかしたら、いちばん集中できる環境かもしれませんね!

    平山愛選手は、いま日本の女子で一番ゴールキックがうまいし、自衛隊体育学校女子チーム、2018年は要注目チームになりそうです!

     

    そして、男子の決勝。昨年まで全国自衛隊大会15連覇を続けてきた宮城県の船岡駐屯地チームが、29−7で千葉県の習志野駐屯地チームを破りました!

    阿部俊介主将は「連覇は続ければ続けるほどプレッシャーが増えてきましたね」と苦笑しながら「16連覇を続けている船岡を誇りに思います」と話しました。

     

    船岡自衛隊はワイルドボアーズというニックネームを持ち、トップイースト・ディビジョン2からディビジョン1への入れ替え戦、明治安田生命戦を控えています。

    「今度はプレッシャーを感じることなくチャレンジできますからね」と阿部主将。

     

    船岡自衛隊チームの躍進を期待します!

     

    【首都スポに中澤選手!】

    お知らせです。

    9日(土)の東京中日スポーツは、「幻のFBがピッチに帰ってきた!」

    リコーFB中澤健宏選手を思いきり紹介しています!

     

     

    先日のナンバーWEBでも紹介した中澤選手ですが、今回は大学時代の写真・記事も交えながら、中澤選手のストーリーを紹介しております。

    この前のナンバーWEBの記事で中澤選手に興味を持たれた方も、そうでない方も、どうぞ、9日の東京中日スポーツ首都スポをよろしくお願いします!!

     

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  • 【全国自衛隊ラグビー】

    8日は調布市・味スタのとなり、アミノバイタルフィールドへ。

    第60回全国自衛隊ラグビー大会の決勝でした。

     

    まずは、12時から女子エキシビション。

    自衛隊女子チームは2014年8月から活動していますが、選手は全国各地の駐屯地に散らばっていたため、継続強化が難しいという問題がありました。

    そこで、今年1月から、埼玉県朝霞市の自衛隊体育学校を強化拠点に集約。全国から選手12人とスタッフ4名を集め、フルタイムで強化を始めました。

    今回は、都内で合宿していたセブンズデベロップメントスコッド(SDS)チームとのエキシビション試合。

     

    試合は、自衛隊チームがカウンターアタックから石井寿依選手のトライで先制しましたが、SDSはピート染谷瑛海選手の突破から立山由香里選手が豪快にトライ。

    さらに大谷芽生選手が2トライ、山下果林選手、櫻井綾乃選手がトライを加え、SDSが29−7で勝ちました。

     

    2トライ1ゴールと活躍した大谷選手は、石見智翠館高の2年生。代表スコッド関係に招集されたのは初めてだそうです。

    「正直、呼ばれるなんて全然思ってなくて、びっくりしたんですが、でもガンバローと思いました」

     

    大谷選手の石見智翠館の先輩、サクラセブンズ、U18セブンズから帰国したばかりの原わか花選手は、大谷選手を「安心して見ていられる」と評しました。

    原選手は慶大総合政策学部への進学が決まったそうです。

    もともとは、救急救命士になるのが夢だったといいます。

    「東日本大震災の時、ちょうど、新潟から家族旅行で福島に向かっていたんですが、高速を走っているときに地震になって、すぐ新潟に引き返したんです。でもそのとき、たくさんの救急車や消防車が、私たちとは反対向きに新潟へ向かっていくのを見たんです。私たちは自分たちのことだけ考えていたけれど、逆に現地へ向かっている人たちがこんなにいるってことに心が奮えて、自分もそういう人になりたいと思ったんです。小5のときです」

     

    以来、救急救命士になる夢を持っていましたが、今季、太陽生命セブンズで大活躍し、セブンズアカデミーそしてサクラセブンズに呼ばれ、東京五輪の候補にもなり、改めて向学心がわき上がってきたようです。

    「勉強が大好きなので、いろいろな勉強をして、人間として知識を身につけていきたいなと思っています!」

    猛加速と、相手タックルをギリギリで擦り抜ける勝負強さ、見る者を熱くさせるプレーが持ち味の原選手ですが、話を聞くと、ますます応援したくなりました!

    そして、自衛隊体育学校チームです。

    スコアでは7−29の完敗でしたが、5月の太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ東京大会で見たときよりも、ハンドリングの安定感、コンタクトの安定感が印象的でした。

    先制トライをあげた石井寿依さんは、霞ヶ浦航空隊基地からの異動。

    「平日は午前午後、土曜日も午前、ずっとラグビーに集中してやれる環境になって、1年を通じてラグビーに集中できるようになりました。やっと認めてもらえた感覚です」

    日本中の女子ラグビーチームで、もしかしたら、いちばん集中できる環境かもしれませんね!

    平山愛選手は、いま日本の女子で一番ゴールキックがうまいし、自衛隊体育学校女子チーム、2018年は要注目チームになりそうです!

     

    そして、男子の決勝。昨年まで全国自衛隊大会15連覇を続けてきた宮城県の船岡駐屯地チームが、29−7で千葉県の習志野駐屯地チームを破りました!

    阿部俊介主将は「連覇は続ければ続けるほどプレッシャーが増えてきましたね」と苦笑しながら「16連覇を続けている船岡を誇りに思います」と話しました。

     

    船岡自衛隊はワイルドボアーズというニックネームを持ち、トップイースト・ディビジョン2からディビジョン1への入れ替え戦、明治安田生命戦を控えています。

    「今度はプレッシャーを感じることなくチャレンジできますからね」と阿部主将。

     

    船岡自衛隊チームの躍進を期待します!

     

    【首都スポに中澤選手!】

    お知らせです。

    9日(土)の東京中日スポーツは、「幻のFBがピッチに帰ってきた!」

    リコーFB中澤健宏選手を思いきり紹介しています!

     

     

    先日のナンバーWEBでも紹介した中澤選手ですが、今回は大学時代の写真・記事も交えながら、中澤選手のストーリーを紹介しております。

    この前のナンバーWEBの記事で中澤選手に興味を持たれた方も、そうでない方も、どうぞ、9日の東京中日スポーツ首都スポをよろしくお願いします!!

     

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  • 【鉄人タケさん引退】

    お知らせです。

     

    日本ラグビー界最年長、46歳の今季も釜石シーウェイブスでプレーを続けてきた「タケさん」こと伊藤剛臣選手が、今季限りでの現役引退を決断しました。

    本日7日の東京中日スポーツ(及び兄弟紙の中日スポーツ、提携紙の西日本スポーツ、デイリースポーツ)にて、記事を書かせていただきました。

     

    タケさんは、今季はシーウェイブスのここまで7試合中先発は1試合、残り6試合はリザーブと全試合ベンチ入り。マツダ戦はベンチのままでしたが、残る6試合には出場。いぶし銀のプレーを続けてきました。しかしシーウェイブスは、トップチャレンジリーグ第1ステージで5位に終わり、来季のトップリーグ昇格/入れ替え戦出場をかけて戦う第2ステージ上位グループ進出を逃し、つまり来季のトップリーグ昇格が消滅してしまいました。

    それも引退の決断に影響したのでしょうか。

     

    とはいえ、タケさん本人は暗さを微塵もみせませんでした。

    「体力的にも精神的にも燃え尽きました。現役生活の最後の炎を、あこがれの釜石で燃やすことができて幸せでした。感謝しかありません」

    明るい引退コメントを聞いていると、何だか泣き笑いになってしまいます。

     

    タケさんのプレーで覚えている最初の試合は、タケさんが大学2年生、20歳のときの関東大学交流試合です。リーグ戦3位の法大が、対抗戦2位の早大を終了直前までリードしていました。その試合で大活躍していたのが、猛タックルを連発したFL内田剛選手と、快足でトライをあげたWTB秋山公二選手と、特大ストライドの突破と接点の激しさで大暴れしていたタケさんです。タケさんのプレーって、何だか違う時間が流れてるような感じがしました。たしか、この年のワールドカップでオールブラックスがジンザン・ブルックを使ってトライを取ったPKのムーブを法大も使ったんですが、タケさんはジンザンより豪快だった印象があります!

    この試合はロスタイムに入って早大のエース増保選手が逆転トライをあげて劇的に逆転勝ちするのですが、この試合は翌年の大学選手権決勝、終了直前の大逆転による法大の大学選手権優勝へとつながっていったわけです。

     

    だからタケさんとは、かれこれ……26年のつきあいになるんだなあ。

    大好きな選手はたくさんいますが、これだけ長くプレーを見てきた選手は……というか、これだけ長くプレーを見せてくれた選手はほかにいません。

    神戸製鋼時代のプレーも記憶に鮮やかです。

     

    そして、なんたってうれしいのは、タケさんが最後のプレーの場所に、釜石を選んでくれたこと。

     

    タケさんの明るさ、激しさ、どんなに逆境にあっても諦めずにカラダを張り続ける姿勢が、釜石の、東北の被災地のみなさんに、どれだけ勇気を与えてくれたことか。

    シーウェイブスは、残念ながら、願ったほどの成績をなかなか残せないシーズンが続いています。

    正直、ファンの間にはストレスもたまっていたはずです。

    だけど、タケさんの存在が、ファンとチームをつないでいた気がします。

    逆に言うと、シーウェイブスは、タケさんから卒業しないといけないのかな。

    タケさんの存在感と発信力、キャラクターのおかげで、細かいところは問われずに済んでいたかもしれないしなあ。

     

    シーウェイブスの今季は残り3試合です。

    次の試合は12月9日(土)、トップチャレンジリーグ第2ステージ下位グループの中部電力戦(江戸川陸上)です。

    トップリーグ昇格が消え、モチベーションも決して高くない中での試合だと思っていました。

    でも、再来年のトップリーグ昇格を目指すためには、ここでしっかり勝ち残って、来季もトップチャレンジリーグ残留を勝ち取らなければいけないわけです。

    願ったステージではないかもしれないけれど、どのみち、ラグビーに簡単な試合なんてない。だって、相手チームだって同じ思いなのですから。

     

    タケさんが出場するかどうか、まだ正式には発表されていませんが、現地・釜石からの情報では、先発と予想されるメンバーに入って練習しているそうです。

    中部電力戦のあとは、12月16日(土)が広島での中国電力戦、12月23日(土)が名古屋・瑞穂でのマツダ戦。

    つまり、首都圏、東日本のフィールドでタケさんのプレーする姿を見られるのは9日の江戸川が最後になるのが濃厚……ということです。

    9日は秩父宮でトップリーグ、熊谷ではリーグ戦グループの入替戦……注目試合が目白押しなんですが……

     

    釜石シーウェイブスの出場メンバーは、きょう7日午後、発表される予定です。

     

    タケさんの引退決意について、詳しくは、東京中日スポーツ(及び兄弟紙の中日スポーツ、提携紙の西日本スポーツ、デイリースポーツ)にてどうぞ!タケさんの思い出写真シリーズもギャラリーで掲載しております!

     

    ともあれ、タケさん、お疲れ様でした!

     

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    ※当初12/9の対戦相手が間違っていました。正しくは中部電力です。失礼いたしました。お詫びして訂正いたします。

     

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  • プロフィール

    20110608-otomo.jpg

    大友信彦
    (おおとものぶひこ)

    1962年
    宮城県気仙沼市生まれ


    早稲田大学第二文学部卒業。
    1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』で活動。
    '87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

    ラグビー専門ウェブマガジンRugbyJapan365スーパーバイザー。

    『再起へのタックル』(洋泉社)
    『ザ・ワールドラグビー』(新潮社)
    『奇跡のラグビーマン 村田亙』(双葉社)
    『釜石ラグビーの挑戦』(水曜社)

    など著書多数。

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