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釜石から 2

 【釜石取材2日目】

 

釜石は市中心部の主要ホテルは被害が大きく、遠野で宿泊。釜石から遠野へ向かう夜道、車の窓からすごい星空を見ました。

 

釜石での取材2日目。

昨日は4年前にできた「新仙人道路」を通ったけれど、同行の編集者Nさんに、過去、初めて釜石を訪れた幾多の人を恐怖に陥れた「旧仙人道路」にご案内する。奈落の底へ落ちるような急坂。ブレーキが利かなくなったときのための緊急避難路を初めて見たNさん驚愕。

 

釜石陸上競技場には、兵庫県から派遣された緊急用ヘリが待機していました。


シーウェイブスのクラブハウスに着き、昨日に引き続き、仲上主務にクラブハウス避難所生活を振り返ってもらう。

「長丁場になるのは間違いないから、まず、無理しないこと、疲れないことをみんなと約束しました。大人が疲れると、不安になって、一緒にいる子供にも伝わるから」

うーむ。含蓄ある言葉。みごとな采配でしたね。

 

クラブハウスには、全国から届けられた支援物資が山と積まれていました。

それから市内へ移動。被災地の現実を目にする。対策本部には、行方不明者の安否情報を求め、連絡を求めるメモの山。正視できない。

市街地では、気仙沼でもそうだったけれど、クルマがそこらじゅうで、まるで「いろはす」のペットボトルを「くしゃ」とねじったように潰れている。現実感のない光景がどこまでも続く。「呑兵衛横町」も瓦礫の山。以前、取材のあとで善幸さんと、桜庭さんと、アンガスと、痛飲した店はどこだったか……。

 

だけど、気仙沼や南三陸などと比べると、意外と建物が残っている感じもした。

「釜石は、湾口防波堤があったからまだ被害が少なかったんです」

取材中、何人かの人からそう聞きました。深さ65メートル、ギネスブックにも掲載されたという、海の底から聳え立つ巨大防波堤は、巨大津波の威力を抑えてくれたのでしょう。

 

1泊2日の釜石。考えさせられることの多い、濃密な取材でした。詳しくは4月25日発売のラグマガ6月号で。


※釜石シーウェイブスについて詳しく知りたい方は、前著「釜石ラグビーの挑戦」(右にバナーあり)をご一読下さい。
※ネットで読める過去の釜石関連記事
2004年12月 夢を取り戻せるか、2005年、釜石の挑戦(Number)
http://number.bunshun.jp/articles/-/10544
2001年2月「鉄人」を継ぐもの―釜石の財産を活かせ(スポーツナビ)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/rugby/other/column/2001/ZZZN0S65V1D.html

日本ラグビーの今が読めるラグビー専門ウェブマガジン

  • 4月4日(月)
    【釜石】
     きょうは釜石に来ていました。4月25日発売のラグマガ6月号の取材です。

    仲上主務と記念写真。電話で無事は確認していたけれど、会えてやっぱりホッとしました。

    こちらでは、高橋GM、最後まで安否が分からなかった小原選手、副将としてチームを引っ張ってきた菅野選手、新日鐵時代から唯一のメンバーである三浦選手にインタビュー。釜石高校の選手にも話を聞くことが出来ました。詳しくはラグマガに書きますが、いろいろ考えさせられ、勇気づけられる取材でした。

    今春で引退した「釜石のスーパーブーツ」津嶋選手。クラブハウスでの取材中、ちょうど陸前高田市の実家からの差し入れも含めて支援物資を届けてくれました。写真は撮れなかったけど、この直前には、OBの椎村選手も東京から遠路支援物資を届けてくれました。釜石、熱いなあ。

    【4月17日は秩父宮へ】
    東京セブンズが行われるはずだった4月17日(日)、秩父宮ラグビー場で「RUGBY FOR ALL」と題した被災地復興支援イベントが行われることが決まりました。
    4月17日、12時から14時まで、7人制日本代表選手、15人制日本代表選手、トップリーグ・キャプテン会議メンバーなどが参加して、募金活動やチャリティートークショーを行う予定。
    参加選手などは追って発表されるとのことです。
    どうぞ、4月17日は開けておいて下さい!
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  • 【早慶明3大学募金活動】
    正午から銀座。早慶明3大学ラグビー部の合同募金活動の様子を取材へ。

    「私たちは早稲田大学、慶応大学、明治大学のラグビー部員です!」
    季節が逆戻りしたような冷気に包まれた銀座通りに、逞しい声が響きました。
    3大学は、もともと4月にオール早慶明シリーズで対戦する予定でした。
    それが、地震の影響を鑑みて4月の試合がすべて中止に。
    そこで、被災地支援に何か動きを起こしたいという思いで3大学の監督が連絡を取り合い、今回の合同募金活動が実現しました。
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  •  4月2日(土)、オーストラリアではワールドセブンズシリーズ・アデレード大会が開幕。ジャパンは最初のサモア戦に7−40で敗れた後、南アフリカと対戦。

     前半はトゥキリと坂井のトライで12−0までリードしたけれど、後半3トライを奪われ12−21で逆転負け。キャプテンの山内(トヨタ自動車)や核弾頭のテアウパ(大東大)が出場していないところを見ると、怪我人が相当出ているみたい(岩渕コーチも途中出場していたくらい)。

    最後のフランス戦は、7−40と大敗してしまいました。
    今日のボウル戦に期待しましょう!

    というわけで、GO JAPAN GO! これはセブンズ王国、フィジーのジャパン応援団

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  • ジャパン出発

     4月2日(土)

    1日(金)は日本代表の始動日。宮崎合宿へ出発するジャパン一行を見送り取材。

    被災地の福島県郡山市出身の東芝・大野均選手は、府中駅前での募金活動、味の素スタジアムでの避難者への炊き出しなどボランティア活動を重ねての合宿出発。この次期の合宿参加には、格別の決意があるかと思って話を聞いたのですが「僕よりも、もっと身内で被害を受けた選手もいますから、自分がどうこうよりも、やるべきことをやるだけです」と、気負いなく話してくれました。
    大野選手。普段着での移動です。


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  • 20110401_01
    Photo by Nobuhiko Otomo

     こんにちは。ラグビー記者の大友信彦です。今月からブログを始めました。よろしくお願いします。

     2019年に日本開催が決まったラグビーワールドカップに向け、高校生など若い世代はグングン成長しているし、トップリーグも毎年レベルが上がっている。日本のラグビーは間違いなく活性化しています。

     だけど、惜しいことに、既存の紙メディアではあまり多くのスペースを割いてもらえません。そこで、これまでなかなか発信できなかった情報を、ファンのみなさんに届けるチャンネルを作ることにしました。『東京中日スポーツ』『ナンバー』『ラグビーマガジン』など既存メディアへのレポートは従来通りに続けながら、このブログでは取材の過程で感じたことや、紙メディアに書ききれなかった情報を届けたいと思っています。

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  • プロフィール

    20110608-otomo.jpg

    大友信彦
    (おおとものぶひこ)

    1962年
    宮城県気仙沼市生まれ


    早稲田大学第二文学部卒業。
    1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』で活動。
    '87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

    ラグビー専門ウェブマガジンRugbyJapan365スーパーバイザー。

    『再起へのタックル』(洋泉社)
    『ザ・ワールドラグビー』(新潮社)
    『奇跡のラグビーマン 村田亙』(双葉社)
    『釜石ラグビーの挑戦』(水曜社)

    など著書多数。

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