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箕内選手インタビュー

【箕内選手インタビュー】

12日は東海道新幹線で大阪へ。NTTドコモの大阪南港グラウンドへ、箕内拓郎選手に会ってきました。

9月1日発売の「Number」に掲載する、ワールドカップに挑むジャパンメンバーへのメッセージの取材です。

詳しくはNumberで読んでいただきたいですが、すごく楽しい取材でした。さすが、ワールドカップ2大会でキャプテンを務めたカリスマキャプテンですね。

ざっくばらんに、気負いなく、実感のこもったいい話をたくさん聞かせていただきました。

 

前回ワールドカップのキャプテンにメッセージをお願いする。このテーマで思い出すのは、2003年ワールドカップを前に、その前回大会の1999年ワールドカップでキャプテンだったアンガスことアンドリュー・マコーミックさんにメッセージをもらったことです(『ラグビーマガジン』2003年11月号)。

実は、このときのアンガスへのインタビューは、25年を超える僕のスポーツライター生活の中で、5本の指、いや3本の指に入る、と言いたくなるような、幸せな取材でした。ワールドカップという大会の怖さ、大変さについては多くの言葉を聞いてきましたが、アンガスは「辛いだけの大会ではありません。特別の楽しさがある特別の大会です」と、ワールドカップに参加する特別のすばらしさを話してくれました。

そして、今回の箕内選手の取材もそれに連なるものだったと思います。

ワールドカップを何度も取材していて感じるのは、ワールドカップという特別の大会が、選手を特別な存在へと磨き上げること。本音を言えば、どのチームが勝つかどうかよりも、その経験で選手がスケールアップすることに、僕は興味があります。興味というか、そういう瞬間に立ち会えたときの幸福感は、何ものにもかえがたい。スポーツライターという仕事をしていることの幸せを感じる瞬間ですね。2003年ワールドカップで、箕内キャプテンがとてつもなく大きくなっていった時間に立ち会えたことは、僕の記者生活で最も幸福感を感じた出来事の1つです。

 話は逸れましたが、箕内選手が話してくれた素晴らしいエピソードの数々は、91日発売の「Number」に掲載されます!

 どうぞお楽しみに!

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    【イタリア戦メンバー】

    13日、イタリアのチェゼーナで行われるワールドカップへの強化試合、イタリア戦の日本代表メンバーが発表されました。

    1平島久照 2堀江翔太 3畠山健介 4ジャスティン・アイブス 5北川俊澄 6菊谷崇© 7マイケル・リーチ 8ホラニ龍コリニアシ 9田中史朗 10ジェームス・アレジ 11宇薄岳央 12ニコラスライアン 13平浩二 14遠藤幸佑 15ウェブ将武 【リザーブ】16湯原祐希 17藤田望 18トンプソンルーク 19西原忠佑 20日和佐篤 21アリシ・トゥプアイレイ 22マリー・ウィリアムス

    カーワンHCは「このイタリア戦と次のアメリカ戦は、ワールドカップ初戦のフランス戦に向けた最後のセレクションマッチ。全員にチャンスがあります」とコメントしました。

    試合は13日(土)、イタリア時間の20時45分(日本時間14日午前3時45分)キックオフ。日本テレビとJスポーツ1で生中継されます。お楽しみに!

     

    【続・TKM7】

    8月3日のブログで紹介した、上田昭夫さんが監督として発足した女子7人制ラグビーチーム「TKM7」について、小学6年の娘さんを持つ水島さんという方から『今のチームでは週末しか練習ができず、中学の部活ではラグビー部もなく平日運動するには他部活に入るしかないため週末のラグビーの練習に出るのが難しくなりそうです。中高生の平日の練習の受け入れなどは考えていないのでしょうか?』という質問をいただきました。

    早速TKM7監督の上田さんに確認してみたところ、次のような内容の返答をいただきました。

    TKM7は「まずは2016年リオ五輪へ向けて、本格的なチームがない女子ラグビーにおいて、毎日安全な指導で強化できるチームを作る」ことを基本理念として設立。そのために、「日本協会の矢部専務理事に細かく報告しながら準備を進めた」といいます。

     また、中高生の環境整備は、日本協会では強化に携わる代表事業部ではなく「普及・育成」部門が担当しています。

    従って、「TKM7としては、5年後に迫ったリオ五輪に向けて、7人制女子日本代表に送り出す人材の強化が最優先になる」ということです。

    確かに、TKM7は女子ラグビーでは貴重な企業チームとして、トップ選手の競技環境を整備するために設立されたチームです。

    それでも、中高生の育成、特に、ラグビースクールを卒業し、プレー機会が一気に減少してしまう女子高校生の競技環境改善が急務ということは上田監督も憂慮していました。現在はTKM7というチーム自体が発足直後で、まだ体勢も整っていないけれど、将来的には女子7人制日本代表の候補レベルを受け入れられるよう、態勢を整えたいということでした。

    TKM7はまだ発足したばかりですが、ビジョンはしっかりしたものを立てています。

    ご質問をくださった水島さんが望んでいた答えとは少し違うかも知れませんが、TKM7が高校生(や中学生?)の練習を受け入れられるよう態勢の整う日が1日も早く来るよう、期待を込めつつ、暖かく見守っていきたいです。

     

    【震災から5ヶ月】

     東日本大震災から11日で5ヶ月が過ぎました。
    気仙沼では(釜石など東北各地でも)、鎮魂の花火が打ち上げられたと夜のニュースで伝えていました。気仙沼では例年なら8月最初の週末が「港まつり」。「気仙沼音頭」や「大漁歌い込み」を踊り、テキ屋を覗いて過ごした夏の夜を思い出します。内湾で打ち上げられる花火、特に、水面から扇状に広がる水中花火は印象深く、その後、東京方面などの花火大会ではなかなかお目にかかれません。水面に映る花火は、気仙沼で過ごした子供時代の夏の記憶と重なっています。

     きっと、天国からも見えたでしょう。

     改めて、震災で亡くなられた方々のご冥福を、心よりお祈りいたします。

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  • 【山中選手が2年間の資格停止】


    4月の日本代表宮崎合宿で行われた抜き打ちのドーピングテストで陽性反応が出ていた山中亮平選手に、IRBから2年間の資格停止処分が下り、午後3時から、日本協会で蓮沼隆・理事 会計役、濱本剛志・代表担当理事、赤間高雄・アンチドーピング委員会委員長が出席してプレスブリーフィングが開かれました。

    山中選手から検出されたのは、「メチルテストステロンまたはメタンドリオールの代謝物(男性化ステロイド薬の成分)」といいます。

    山中選手は今年1月、「行きつけの理髪店員に勧められて」『ミクロゲンパスタ』という口ヒゲ用の育毛剤を一般の薬局で購入。1月に使用した後、4月の日本代表宮崎合宿の際に3日間続けて使用。その3日後に抜き打ち検査があったそうですが、本人に禁止成分を含む医薬品という認識はなく、美容用品と思っていたといい、競技力を向上させる意図がなかったことは、電話会議で行われたIRBの聴聞会でも認定されたと言います。

     

    しかし、それでも2年間の資格停止。日本のラグビー関係者としては、大麻成分が検出された東芝時代のクリスチャン・ロアマヌ選手に下された3ヶ月という処分に比べて、ずいぶん厳しい気がしてしまいます。

    しかし、今回検出されたのは、かつて「筋肉増強剤」と呼称されたアナボリック・ステロイドの一種であり、アンチ・ドーピング思想のいわば本丸。

    それが、一般の薬局で気軽に買えてしまう現実も、ある意味恐ろしいのですが、言い換えると、アンチ・ドーピング思想はそこまで来ている。いい悪いではなく、スポーツ界の現実はそこまで来ているわけです。


    (今年1月、大学選手権試合後の山中選手です)

    山中選手側は故意で使用したわけではなく、情状酌量を願い出たといいますが、本人が2008年の
    JWCIRBによるアンチ・ドーピングの講習を受け、誓約書にもサインしていたこと、商品のパッケージに「テストステロン含有」と明記されていることなどから、IRBの裁定者は「気の毒だけれど、処分を減免する材料はなかった」と判断したそうです。

     

    山中選手は高校時代から超大型SOとして将来を期待され、早大でも1年から背番号10で活躍。

    大学というフィールドではずば抜けた能力を持ち、自分を延ばすハングリーな状況に出会う機会が少ないように見えていました。

    今年、神戸製鋼に入り、ようやく強者たちに囲まれ、飛躍するかと期待していたのですが、一度も出社せず、チーム練習も参加できないうちに。日本代表合宿から強制送還されて……。

    山中選手は神戸製鋼では9日づけでラグビー部を退部。今後は一般社員として、業務に就きながら2年後の処分明けを待つことになります。神戸製鋼ではチーム練習に参加できないだけでなく、施設・用具も一切使えないそうです。

     

    日本のラグビー界全体にとって、とても残念なことです。

    この事件が、選手たちにとって貴重な他山の石になることを祈ります。

     

    山中選手のコメントです。

    「私の不注意から、ラグビーファンの皆様、関係者の皆様に、多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことを心からお詫び申し上げます。

     2年間資格停止という厳しい処分を受けましたが、これを真摯に受け止めてこの期間を耐え、元気にグラウンドに戻ってきたいと考えています」

     

     その日を待っています。

     

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    【有賀剛選手の手術】

     

    有賀選手はワールドカップを諦めていません。

    昨日は有賀選手のブログの「膝を手術」という記述と「大きな決断」というタイトルで、ちょっと早とちりしてしまいましたが、本日の取材で、有賀選手は今回のワールドカップを諦めていないことが分かりました。

     

    もちろん、ワールドカップまでの1ヶ月でベストの状態に戻れるかといえば、どれだけ回復できるかは不透明です。本人は回復したと思っても、JKはじめジャパンのスタッフがどう判断するかも別です。

    それを理解した上で、有賀選手は、可能性は少なくても、手術をしてチャレンジする道を選んだと言うことです。

    それが「大きな選択」という意味だったのですね。


    僕が、有賀選手のプレーで一番好きなのはタックルです。

    ターゲットを決めたら、リスクを背負っても思い切り前に出て倒す。

    そして、一度入ったらすぐ起き上がり、すぐ次のターゲットに突き刺さる連続タックル。

    やると決めたらとことんやりぬく。できることはすべてやる。そんな決意がプレーから伝わってきます。

    まわりの選手を熱くさせて、気持ちを強くさせる選手です。

    頑張ってほしいです。

    どうか、ワールドカップの舞台に立てますように。ジャパンの勝利に貢献できますように。

     

    有賀選手はあす11日(木)に手術。週明けからリハビリを始め、奇跡を目指します。

     

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  • RWCまで1カ月

    【ワールドカップまで1ヶ月!】

    ワールドカップ2011ニュージーランド大会までちょうど1ヶ月です。

    過去の大会の1ヶ月前はどうだったかなあ? と思い、ノートを見てみました。

    前回2007年は、8月10日(金)夜に壮行試合(対アジアバーバリアンズ)

    11日に壮行会があり、12日に直前合宿地のイタリアへ出発。

    18日にイタリアと、25日にポルトガルと強化試合を行って、9月7日のWC開幕(日本の初戦は8日のオーストラリア戦)に備えました。

    その前(2003年)は、WC開幕が10月10日(日本の初戦は12日のスコットランド戦)

    残り1ヶ月を切った9月13日(土)に、歴史的なトップリーグ誕生1年目の開幕戦、サントリー対神戸製鋼の一戦が国立競技場で行われました。

     

    こうして書いていると、思い出すのはやはり4年前のこと。

    ワールドカップまで2週間というときになって、エースの大畑大介選手が左足アキレス腱を断裂、緊急帰国しました。HO山本貢選手、SO安藤栄次選手も、同じように直前合宿中のケガで緊急帰国、ワールドカップという夢舞台でのプレーを断念しました。

     

    そして今年も、苛烈な出来事は繰り返されました。

    先週、膝の精密検査のためにイタリア合宿から緊急帰国したFB有賀剛選手が、きょう、自身のブログで「木曜日に膝を手術します」と発表しました。

    http://athlete55.com/aruga-go/2011/08/09/blog-176/

    この時期に手術をすると言うことは、必然的に、ワールドカップまでに復帰するのは極めて難しくなります。

    ブログのタイトルは「大きな決断」とつけられていました。その決断に、敬意を表したいと思います。


    有賀選手、2009年カナダ戦の雄姿です!

    ワールドカップを前にこういう言い方をするのは逆説的ですが、ラグビーはワールドカップがすべてではありません。前回のワールドカップに出場できなかった大畑選手や、代表から漏れた廣瀬俊朗選手、霜村誠一選手などが、この4年間どれだけ日本のラグビーを豊かにすることに貢献してきたか。私たちファンをどれだけ魅了してくれたか……。

    もちろん、ワールドカップは素晴らしい、最上の大会だけれど、ピッチはワールドカップだけではありません。

    有賀選手の復活する姿を、楽しみに待ちたいです。

     

    この前傾姿勢の突進、復活を待ちましょう! 

     

    ちなみに、イタリアへ招集されたのはホンダの上田泰平選手。
    田邉選手、山田選手、五郎丸選手には、今回は声がかかりませんでした。
    RWC開幕まであと1カ月、ジャパンにはどんな運命が待っているのでしょう。

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  • 【ミスタージャッカルはジェントルマン!】

    8日(月)は、日本ラグビー協会で、サントリーに新加入した元ワラビーズのレジェンド、110キャップのジョージ・スミスの会見が行われました。

    ワラビーズで110キャップを重ねたあと、昨季はフランスのトゥーロンでプレー。ヨーロッパでもオファーは多かったでしょうが……。

    「確かにオファーはありました。しかし、プレーする環境、コーチングスタッフ、クラブのカルチャー、それらの要素を考えたとき、私にとってサントリーがベストの選択でした」

    地震、原発事故……日本に来ることに不安はなかったのか?

    「プロスポーツ選手はエンターテイナーであるべきです。日本の人たちが苦しんでいるのに対し自分に何ができるかを考えたら、来日をためらう理由は何もなかった。

    それに、そもそも日本が安全なことは日本にいる選手たちから聞いていましたから」

     

    (黒とゴールドの新ジャージーを手に。右がジョージ・スミス。左がエディ監督です)


    ちなみに、ワラビーズにデビューした当時のジョージ・スミスのトレードマークはドレッドヘア。

    ――もうドレッドヘアにはしないの? と聞くと、笑って

    「もうしない。もう似合わないよ」と笑っていました。

     

    受け答えが上手で、それでいて計算高さはまったく感じさせない。話をしていて気持ちよくなるナイスガイで。

    これはグレーガンにも、ラーカムにも感じたことです。ワラビーズの文化かもしれません。

    隣国にしてラグビー王国のニュージーランドでは、ラグビーは無条件にナンバーワンスポーツです。しかしオーストラリアでは、オーストラリアンルールズ(オージーボウル)、サッカー、ラグビーリーグ、アメフトと人気を奪い合っている。だからワラビーズの選手は、自分たちの人気、認知度を高めるために社会性が養われ、コミュニケーション力に優れている気がします。

    そのあたりは、発売されたばかりの
    『オールブラックスが強い理由――ラグビー世界最強組織の常勝スピリット』(大友信彦著・東邦出版)でも、多くの関係者の証言を得ながら考察しております。どうぞご一読ください。

     

    というわけで、この会見の様子は9日づけの『東京中日スポーツ』および来週18日発売の『Number』スコアカード欄に掲載します。

    そちらもよろしくお願いいたします!

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  • 気仙沼より

    【気仙沼より】 
    気仙沼より帰京しました。

    震災からほぼ5ヶ月。瓦礫の処理は進んでいる一方で、地盤沈下の激しいところは海の中、いまだ手つかずという状況を目の当たりにしてきました。現実は厳しいです。


    地盤沈下の激しい気仙沼市鹿折の様子です。まだ手つかず。


    震災の夜の火事で燃えた海上保安庁の巡視船も、5カ月たってもそのまま


    鹿折駅付近に乗り上げた巨艦「第十八共徳丸」はそのまま。観光名所と化していました

    それでも、復興・再建への足音はしっかり響いていました。
    僕の母校、松岩中の校庭には仮設住宅がズラリと並んでいましたが、野球部の少年たちが、狭くなった校庭で頑張って練習していました。
    後輩たちの頑張ってる姿に、胸が熱くなりました。
    少年たちはハキハキと「こんにちわ!」と挨拶してくれました。

    僕が卒業したのは33年前、当時の木造校舎は跡形もありませんでしたが、
    何か、繋がってる気がしました。

    何か、うまく言葉が出てきません。稚拙な文章ですいません。

    先日よりお知らせしております、新刊書
    『オールブラックスが強い理由――ラグビー世界最強組織の常勝スピリット――』
    (東邦出版)が、この週末より、書店に並び始めております。
    (僕はまだ見ていませんが…)
    皆様、どうぞよろしくお願いします!

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    【釜石、震災後、地元初勝利!】

    6日は気仙沼から国道45号を北上して釜石へ。

    釜石シーウェイブス×栗田工業ウォーターガッシュのオープン戦に行ってきました。

    途中、陸前高田、大船度を通り、大槌の様子も見て、釜石の松倉グラウンドへ。

    試合は釜石が33−14で勝ち。

    震災後、地元・松倉の試合ではヤマハ発動機、クボタに連敗してきましたが、これで地元・釜石での初勝利。

    試合後のサポーターへの挨拶も、ホッとした様子でした。

    試合後、シーウェイブスに加入したばかりの吉田尚史選手にインタビューしました。


    (常にクールな吉田選手。釜石に必要な経験を持ち込んでくれそうです)

    日本代表経験者の釜石入りは、桜庭さん、アンガス以来かな。
    三洋電機からパナソニックへ移行したのを契機に退団し、今後の身の振り方を考えていたときに、震災が発生。

    シーウェイブスが震災被災地で頑張っている報道を目にして

    「現役の最後に、復興の役に立てたらいいな」

    と、釜石へやってきたそうです。
    詳しくは、今月25日発売の『ラグビーマガジン』10月号で。


    ちなみに、敗れた栗田も、震災と無縁ではありません。
    ヘッドコーチの大神さんに聞いたところ、関東も節電必須なので、平日の練習は証明が使えず、ラン&ウエートのみだそうです。
    秋のシーズンへ向け、みんな、それぞれの事情の中で頑張っています。 

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    【甲子園始球式に気仙沼球児】

    震災後3回目の気仙沼です。

    前回(6月上旬)からちょうど2ヶ月。

    前回は、あまり進んでいないなあと感じた瓦礫の片付けが、今回はだいぶ進んでいました。

    更地になって、そこからどうするか、というとなかなか進展しないようですが。

     
    ↑6月の松岩片浜の様子           ↑これが2カ月後の今の様子です

    さて、いよいよ6日に開幕する夏の全国高校野球。始球式で、この夏の第1球を投じるのは、気仙沼向洋高の斉藤弘樹投手です。

    被災地で頑張って白球を追った少年に応援をお願いします!

     

    斉藤投手の通っていた気仙沼向洋高校は、気仙沼市の南方、階上地区にありますが、ごらんの通り。

    4階建ての校舎が、津波に完全に呑み込まれました。


    地盤沈下もあり、周囲はまだ片付けが進んでいません。

    そのかわり、ただいま、高台にある我が母校、気仙沼高校の第2グラウンドにて、向洋高校の仮設校舎建設工事が進んでいました。


     

    【横綱秀ノ山・強し!】

    しかし、すごいものを見つけました!

    向洋高校のすぐ近くには、気仙沼でも人気のある観光地「岩井崎」という岬があり、波が押し寄せると潮が高く吹き上がる名勝「潮吹き岩」が有名です。

    その岩に面したところにすっくと立つのが、気仙沼出身の第9代横綱・秀ノ山雷五郎の銅像。

    近くにある諸々の石碑、灯籠などが軒並み倒れている中、波に呑まれても倒れず、しっかり両足を踏ん張って、太平洋を睨んで立っていたのです!


    秀ノ山は、歴代横綱の中でも最も小柄(身長約163センチ)といわれる小兵横綱だと言います。
    明治の大横綱に力をもらいました!
    斉藤投手も、きっとナイスピッチを投げ込んでくれるでしょう!

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  • 【松田直樹選手】

    2日の練習中に心筋梗塞で倒れ、治療を続けていたサッカー元日本代表の松田直樹さんが、4日午後、亡くなりました。34歳という若さでのあまりに突然の訃報。

    ラグビーでも、以前は行われなかった夏場の試合が増えています。

    娯楽性を高めるためとはいえ、選手への負担は年々増大しています。

    選手だけでなく、観客も、メディアも、健康管理はこれまで以上に細心の注意を払わないといけない。

    そう意識して、呼びかけていくことで、せめてもの手向けにしなければ、と肝に銘じます。

    心よりご冥福を祈ります。

     

    【TKMセブンズのトーチュウWeb版の記事】

    昨日の話題ですが、上田昭夫さんが監督を務める女子ラグビーチーム「TKMセブンズ」について僕の書いた

    記事が、「東京中日スポーツ」「中日スポーツ」のWeb版に掲載されています。『トーチュウ』を読みそこなった方、よろしければこちら↓でどうぞ。

    http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/sports/news/CK2011080302000092.html

     

    【ヒーローズ・イベント@大阪なにわ橋】
    8月6日(土)12−20時 8月7日(日)12−17時
    (18時より別会場で5周年パーティー)
    場所:京阪電鉄中の島線 なにわ橋駅 地下1階「アートエリアB1」にて。
    NPOヒーズ設立5周年記念「ONE FOR ALL ALL FOR ONE 今こそラグビー精神だ! 震災復興からワールドカップへ」が行われます。


    6日13時30分からのトークショー「スクラムを支えた男たち」に、スクラム釜石代表の石山次郎さんが、林敏之さん、藤田剛さん、大八木淳史さんと一緒に参加します。18時15分からの「日本代表キャップホルダーが語る桜の重み」には元木由記雄さん、伊藤剛臣さん、大畑大介さんという日本代表キャップ数トップ3がズラリ揃い、林敏之さんとトークを展開。

    7日は14時から林敏之さんの講演が、そして15時15分からは歴代ワールドカップキャプテン会議と題して、林敏之さん(第1回)、薫田真広さん(第3回)、アンドリュー・マコーミックさん(第4回)、箕内拓郎さん(第5、6回)の各キャプテンが参加。第2回の平尾誠二さんはビデオ出演だそうです。

    これだけの豪華なイベントが入場無料だそうです。
    トークショー後は、林さんの主宰するNPO法人「ヒーローズ」の5周年パーティーも行われるそうです。
    参加可能な方はぜひどうぞ!

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  • プロフィール

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    大友信彦
    (おおとものぶひこ)

    1962年
    宮城県気仙沼市生まれ


    早稲田大学第二文学部卒業。
    1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』で活動。
    '87年からは東京中日スポーツのラグビー記事も担当し、ラグビーマガジンなどにも執筆。

    ラグビー専門ウェブマガジンRugbyJapan365スーパーバイザー。

    『再起へのタックル』(洋泉社)
    『ザ・ワールドラグビー』(新潮社)
    『奇跡のラグビーマン 村田亙』(双葉社)
    『釜石ラグビーの挑戦』(水曜社)

    など著書多数。

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